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逃げ水 真新しく 敷き詰められたアスファルトが 見慣れた街並みを 変えていた 車を走らすのを躊躇するほど 滑らかな肌に 息をのむ まるで 少女のよう 左右の白線は エナメルの輝き 黄色い中央分離線は 瑞々しく とろけるマンゴー 吸い付くような走り心地に 思わずワープされた 空想の世界 まだ汚れを知らない この道の 逃げ水に逢いに行く ジリジリ焼けつく砂漠で オアシスを 求めるように あたしはどこまでも どこまでも 追いかけて行きましょう 追っても 追っても 逃げる 幻の水を・・・ きっと 宝石のように とろんと こぼれるに違いない
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彼岸 東名を沼津に向かって走っていると 真っ白くて大きな富士山が 目の前にそそり立つ瞬間がある あまりの神々しさと 美しさに 見とれていたい でも ここは高速道路 わたしは運転中 あっという間に ゆるやかな裾野を波打たせ 右手へと飛ぶ富士の山 わたしは伊豆に行く 父母の眠る地へ ★しげ爺のホームページより画像を戴きました。
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打ち上げた夢 夢を見つけたから ひときわ光る あの一番星の隣りに 花火のように ドカーンと打ち上げた 君は知ってるか 夢という奴は これでもか これでもかと 追われるのが好き だから 思いきり高く打ち上げて 追って追って 追い続ける 夢は 頑固だ やすやすと捕まってたまるかと 南へ 北へ 西へ 東へと飛び回る 漁師が 細い天蚕(てぐす)一本で 格闘するマグロのように 打ち上げた夢が あばれてる あっ 一番星の隣りで あたしの夢が くしゃみした
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'想い出たちの対話 桜の花びら 舞い散る昼下がり わたしは一人 ベンチでたたずむ 想い出が懐かしそうに 訪ねてきた 嬉しくて思わず席を立つ わたし お元気? お変わりなくて? どちらともなく 交わす言葉 元気だよ! あの日のままね! そう あの日のまま・・・ 時が泊まり続けてる 白いベンチ 行き場を絶たれた 想い出たちが 寄り添い 憩う 桜の花びら 舞い散る昼下がり 悲しく葬り去られた 過去たちも 陽射しを浴びて 春になる
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まかせて 春は私にまかせてと 黄色いミモザが ころころ笑う ミモザが 燕尾服を着た指揮者のように タクトを振れば 春のパレードの 始まり はじまり ぼんぼりのように たわわに ふくらみ弾けたミモザが 銀の葉から こぼれてしなる 不器用に吹き荒れる 春風と なわとびして 遊んでる 春が来た やっと やっと 黄色いミモザが げらげら笑う 希望へと向かう この花には 青空しか似合わない 壮大なオーケストラで 春が行くよ 真白いこぶし 赤紫の木蓮 ゆきやなぎや れんぎょうたちが 早く早くと 足踏みしながら 待っている ミモザのタクトで 春のパレードの始まり はじまり〜・・・
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