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素晴らしき若者 夏は焼き付ける 炎天下で 冬は震え上がる 吹きっさらしで 仕事は 男の誇りだからと 休まず文句も言わず よく働く 11階の足場の上で 建材を運んでいる時だった 突然 足場が揺れ始めた 地震だぞ 早く中に避難しろ!!! ただならぬ揺れに 建物の中に 逃げ込もうとした若者は 困った 両手には 重たい建材が・・・ どこにも摑まることもできず サーカスの綱渡りのように 大きく揺れる 足場の上で 踏ん張り バランスをとりながら 若者は 考えた この荷物を放したら 即、逃げられるけど 落下物で 下にいる人が犠牲になる・・・ 両手の建材を より強く抱え 若者は 預けたのだった 心を天に! 命を神に! 生まれて初めての 恐怖の瞬間 命のもろさと 生命の神秘が まっさらな魂を 駆け抜けた 事なきを得て いつものように 家族が待つ家に 『 た だ い ま 』 若者の胸のポケットには 黄色い地に 天使が微笑む 臓器提供意思表示カードが そっと仕舞われておりました ★”友人の息子さんがほんとうに体験した話に とても感動して「詩」をしたためました。 地震を体験したあと家に帰る途中のコンビニで、ドナーカードを手にしたそうです。 母親である友人はショックで、声をつまらせておりましたが 私は彼の魂を 褒めたたえたかった。素晴らしいと抱きしめたかった。 地震の恐怖の後、人様の命を救うために、自分がもしもの時の臓器提供を申し出たのだ。 私は彼の幸せを心から願ったのでした! なんと素晴らしき若者よ!!!
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2006年03月11日
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