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今日は青空で晴天だった。
冬が終わり、春が近づいてくるころで暖かい日だった。
「シンく〜ん準備できたわ!早く行こうよ〜」
チェギョンが嬉しそうに僕の腕に片腕をからめる。
「ああ、わかったから今日は公務もないし、ゆっくり過ごせるんだから」
僕は愛する妻が笑顔でハシャイデル姿が可愛くてたまらなかった。
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「宮のお庭は広いのね〜」
今日はチェギョンの希望でピクニックをすることになった。
遠くに行くことは難しいと言ったら、宮中でも良いからピクニックをしたいとチェギョンのお願いに負けることになった。
できれば、もっと違うところに連れていってやりたいが、僕と自分の立場を考えてなのか、宮の庭内でいいと言った。
「チェギョン、ごめんな・・本当は普通の恋人みたいなデートスポットに行ってみたいって思ってるんだろ?」
シンは自分のために行きたいとこも自由に行けない・・そのことがいつも心に引っかかっていた。
「シン君・・いいの!私はシン君と二人で過ごせる瞬間が一番嬉しいってわかってるから・・。」
「チェギョン・・」
「マカオにはチェ尚宮姉さんもいたけど、シン君が居なくて、凄く寂しかったの・・。」
「・・・・・・」
「だから、こうして一緒にいるありがたが今はよくわかるんだ!」
チェギョンはシンの頬に軽く口付けした。
シンはいきなりの不意打ちに驚いた。
「へへへ!」
シンは笑顔になってチェギョンを抱きしめる。
「僕もだ!毎日お前のありがたみがわかるんだ。」
「本当!嬉しい」
二人は暫く抱きしめあうと、手をつないでゆっくりを歩きだした。
綺麗な芝生でシートを引き、座るとシンはいきなり隣に座るチェギョンを引き寄せた。
「きゃっ」
チェギョンはびっくりした。
「宮の庭内はいいな〜こうしても騒がれることない!」
「もうっシン君たら〜さっお弁当食べよ!サンドウィッチ作ってもらったの!」
バスケットを開けるとクラブハウスサンドがたくさん入っていた。
「マカオでよく食べたの!シン君と一緒に食べたいって思ってたんだ〜さぁあ〜んして?」
「えっなんだよ!」
「いいでしょ?夫婦なんだもん。駄目?」
愛する妻の少し悲しそうな上目づかいでそう言われた僕は嫌とは当然言えず、口を大きく開けていた。
食べ終わっても、僕たちは暫くそこで寄り添っていた。
「ねぇ、シン君・・」
「ん?どうした?」
「私、幸せよ・・怖いくらい・・。」
「・・・僕もだ・・。」
「今度は三人がいいね・・」
「えっ?どういう・・」
チェギョンはいつの間にか眠っていた。
僕は暫く妻の寝顔をみて幸せをかみ締めることにした。
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