陸中の風

常識は尊重しつつも、権威にとらわれない視線を保つ

興味津々

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不易流行2

 被災地の復興へ向けた取り組みには、それぞれの市町村の
 歴史、文化、それに地域住民の意識に配慮することが大事で
 しょう。特に、離れて生活している我々には、窺い知ることのできない
 事項が多々あるように思われます。
 そこで、現地を訪れたり、報告会やシンポジウムなどに出席して
 生の声を聞く機会をできるだけ持つようにしているわけです。
 そんななかで、積極的に被災地の民族芸能の活動を録り続けている
 方がいらっしゃいます。asaproabeの阿部さんです。
 震災直後から、各地域において、民俗芸能が被災者を勇気付けて
 いることは聞いておりましたが、阿部さんは、そういった状況を
 逐一記録しております。貴重な映像がたくさんアップされていて、
 民族芸能フアンのみならず復興に関わる人々必見のサイトですので、
 紹介しました。身近にありながら知らなかったり軽視しがちですが、
 優れた芸能をもっと大事にしていただきたいと思います。
 ただし、気になることもあります。どことは申し上げませんが、
 太鼓の使いかたや、演舞に問題があるグループです。
 誤った伝統を引き継いでいる例があったりしますので、伝統を守るだ
 けが大事とは言いませんが、それでも、勢いだけの撥さばきや
 稚拙な舞いは避け、じっくりと自分たちの芸を磨きあげて欲しい
 ものです。
 
 

土偶展

   ここのところ活きのいい音楽に飢えていて、こんなことなら自分でやった方が
  マシなんじゃないかと思っている昨今ですが、先日知人と酒を飲んでいて話題に
  なったことは、ミュージシャンの「俺達アーティスト」という言い方についてでした。
   スタイルはともかく、音楽は残念ながら「アート」とはお世辞にも言えない
  内容のミュージシャンが多く(グループ名をことごとく記憶の底に沈めてしまう
  私も私ですが)、高価な楽器がもったいないと思うことしきりです。
   もっとも、商売上でも炎と土の無駄遣いではないかともう少しで口から出そうに
  なる陶芸家もいますが…。   ということで、唐突ですが「土偶」のことです。

   続く。

合唱は楽しそう

   中村九段とのお好み将棋対局(飛車落ち)に敗れた後、将棋との縁が
 また遠のいている昨今ですが、旧知の将棋仲間である作曲家夏原氏作曲の
 女性合唱曲の初演を聞きに王子の北とぴあ(つつじホール)に行ってきました。
  
  指揮者指導の下に、各パートがバランス良くまとめられて叙情性ゆたかな
 歌声を響かせていましたが、何より夏原氏の曲が良く、奥様の詩とともに
 素晴らしい出来栄えを楽しむことができました。早速ロビーで楽譜を求め、
 合唱を楽しんでいる故郷の姉に送ったことは申し上げるまでもありません。

  ただし、せっかくの演奏会に水を差すようで申し訳ないのですが、ホール
 の雰囲気には少々失望しました。新しい公営のホールによくありがちなのですが、
 どうしても一言云わずにはいられません。つまり、ホールに足を踏み入れた
 瞬間の(実際はアプローチも大切なのですが)コンサートへの期待感を盛り上げる
 演出が足りないのです。ホール内の舞台と客席の関係でも過去の公会堂や市民
 会館のレベルを引きずっているような感じを受けました。
  これは他の施設とのバランス上、ホールの設備だけをレベルアップできないという
 ことなのかも知れませんが、金銭的な問題であれば隣の さくらホールと2施設の
 建設分の費用があれば解決できたはずと思うのは私だけでしょうか?
 百歩譲って1施設に絞ることが無理だったにしても、限られた予算の中でも解決する
 方法はあったはずです。
  つまり、天井・床・照明それぞれに統一感を持たせるだけでも、夢のある空間が
 出来るはずで、過去の私のつたない経験でも実証済みなのです。是非、改装の時には
 夢のある空間創りをお願いしたいものです・

  つい過激なことを申し上げましたが、これはあくまで施設の印象であり、施設で
 働くスタッフの対応は素晴らしかったことを申し添えておきます。

時には将棋も…

  将棋をプロと指す機会が久々に訪れました(9月7日)。
 九段との飛車落ちですが、平手と違った面白さがあり今からわくわく
 しています。 
  二十過ぎにおぼえてから、アマ・プロ様々な方々と指したり教わったり
 してきましたが、若いときの勝負にこだわる気持ちは今はそれほどありません。
  それより、棋譜が残りますのでみっともない戦いだけはできないと書店に
 駒落ちの本を探しに行きましたが… 平手と詰め将棋の本だけで、駒落ちの
 本は何処を探してもないんです。
  これは、この町だけの現象なのでしょうか?
 それとも駒落ちなんて指す人種は消えてなくなってしまったのでしょうか…
 
  それはともかく、実はしばらく将棋を指していなかったので、書店に並ぶ
 棋書に書かれている若手の棋士名はおろかタイトル保持者も分からない有様で、
 将棋フアンとしては恥ずかしい限りです。 お誘いを受けた手前、無様な姿を
 さらすことだけは避けなければいけませんので、今、盤・駒を急いで出して
 勉強しているところです。

  しかし、時おり軽くカラ拭きするだけですが、年数を経た駒は美しくなり
 ますね。薄いテーブル対局用の盤とはいえカヤですので、駒を並べると見事に
 調和の美を見せてくれます。
  今も懐事情は威張れたものではありませんが、数十年前、安サラリー時分の
 小遣いを何とか集めて求めた昔の駒師の作品には色気があります。
 かつての名駒師「静山」や「影水」の駒とまではいきませんが、それでも、
 買い求めた時より色、艶が増して美しくなっていることは確かです。
  この駒たちにあやかって、艶やかな将棋を指したいですね。
 

  
  

津軽三味線

  最近、津軽三味線を聴く機会が二度ほどありました。
 二度とも盛況の会でしたが、私にとっては伝統と近代音楽との間で揺れ動く邦楽
 の状況について思わず考えさせられた会でもありました。
 いずれもきちんとした演奏会場でのコンサートではなく、ライブハウスならぬ
 飲食店を開放しての演奏でしたので、お客様は臨場感もあり大喜びでした。なのに、
 何故に疑問を呈するのかという声が聞こえてきそうですが、これは津軽三味線
 のみならず尺八や筝など邦楽楽器全般についても言えることなのです。
 実は、日頃、他の芸能の世界や仏像のことなど日本の伝統文化についても同様に
 感じることがあり、このことは私が考える日本の美についての長年の課題でもあります。
  
  明治以降、西洋諸国と肩を並べることを主要命題としてきた我が国は、音楽の
 世界でも西洋式の指導方法を取り入れ、鹿鳴館でのパーティーや奏楽堂での
 コンサートなど、急ぎ西洋文化の理解にこれ努めてきた事はご承知のことと思います。
  不平等条約のことなどを考慮すると止むを得ない面もありますが、一方では
 伝統的な文化を破壊したことも事実としてあるのではないでしょうか…  
 このことは廃仏毀釈でも証明できることですが、我々は過去を消却する性癖がある
 民族なのかも知れません。
  
  戦後のアメリカ文化の急激な流入状況についても同様なことが言えますが、
 ここで私が申し上げるまでもなく、様々な分野で多くの方々が感じていられること
 と思います。
 音楽の世界でも現在シャンソン・タンゴなど世界の色々な音楽が国内で演奏され
 ますが、やはり圧倒的に多いのはアメリカを始めとした西洋社会のジャズやロック
 などの音楽です。
  このことは、邦楽の世界にも影響を及ぼさないわけがありません。西洋流の音楽
 を演奏する邦楽家も多く現れ、演奏の幅が広がった感がありますが、しかしながら
 必ずしも好結果だけをもたらしていることではないようです。
 つまり、西洋楽器の替わりに邦楽器を用いるだけでは、単に面白みを加えるだけ
 で伝統離れを促進するだけとの意見が聞かれるからです。
  
  津軽三味線の話に戻しますと、最近の演奏でまず気になるのは練習曲を聴かされて
 いるように感じることです。多分に、早弾きや曲弾きの多用はコンクールの悪影響と
 思われますから、ソロの演奏の前に、唄と踊りの伴奏を徹底的に学ぶことが必要では
 ないかとの思いが強く浮かんできます。加えて、このまま今のソロ演奏のスタイルが
 続くことは、愛好家に見放される時を引き寄せているのではとの危惧感も同時に浮か
 んできて離れません。
 単なる杞憂に過ぎないのであればこれにこしたことはありませんが…

  子供のときに聴いた津軽三味線の独特の間と軽快な演奏が今でも頭に響いてきます。
 釈迦に説法になりますが、技の研鑽を積むことと共に、伝統の良さも学んでいただいて、
 より多くの方々に末永く津軽三味線の魅力を伝えていただきたいと関係者にお願いせず
 にはいられません。
  


 




  
  
 

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