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またまた3ヶ月近く更新を怠ってしまった。この3ヶ月の間たいしたことがなかったわけではなく、むしろドラマチックな演奏会を3つ経験した。一つ目は1月14日山口県防府市の音楽祭で、「カルメンハイライト」の演出を担当した事。自分の主宰する『山口室内オペラ工房』の公演では毎回演出を担当しているが、外部の公演では今回が始めての経験。いろいろ苦労があったが、まず第一の苦労は原語上演と言う事。声楽家にとってイタリア語とドイツ語は馴染みのある言語だが、フランス語にはチト馴染みが薄い。普段原語公演を行っているオペラ団も『カルメン』の時は日本語で上演する事が多い。私も読み書き会話全てだめ。対訳を片手に待っての演出者と言うのは情けなかった。第二の苦労は指揮者と主役のカルメン役は東京からの客演。日本の首都で音楽家として活躍されている方々、どんな厳しい人が来られるのかとビクビク。お二人とも音楽には厳しいが人間的にはとても気さくな方で一安心。続く第3の苦労は、使用するホールにはオーケストラピットもなければオペラカーテンもないと言うオペラにはとても不向きなホールということ。などなど苦労は尽きなかったが、どうにか本番終了。
2つ目の演奏会は1月28日。これは昨年9月に上演した『フィガロの結婚』の再演。同じメンバーでの再演のため来客数を心配したが、350人入るホールに320名の来客、大盛況であった。ホールの形が卵型をしていて非常に不思議な響きで演奏には大いに難儀をした。これも無事終了。
3つ目の本番2月11日。これは3年ぶりの第九のバスソロ。この作品をご存知の方には理解していただけると思うが、バスのソロは大変緊張する。「出始めのEの音が変になったらどうしよう」、「続いて出てくるF♯の音が出なかったらどうしよう」とくよくよ考えてしまう。しかも前日から高音域の音が割れてしまい始めて、おおいに焦った。無事とはいえないがどうにか終了、ただ第九のソロはもう引き受けたくない。
今は次の演奏会に向けての練習中。3月25日に山口市内の小学校の合唱部の発表会で『魔笛』のハイライト演奏をする事になった。目下『パパパ』の二重唱前のパパゲーノのアリアの暗譜に苦戦中。
今年は演奏会が多く、6/2に合唱組曲『佐波川』のソロ。7/1には周南市の男声合唱団の定演でミュージカル。7/16はフォーレのレクイエムのソロ。9/15.16は主宰する山口室内オペラ工房の公演でハイドンの『薬剤師』とロッシーニの『婚約手形』と言うオペラの上演を予定している。
お近くの皆様今年もどうぞ見にいらしてください。
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