中国がロシアに発注していたソブレメンヌイ級新鋭駆逐艦が完成

[概要]タス通信によると、中国がロシアに発注していたソブレメンヌイ級新鋭駆逐艦がサンクトペテルブルクの造船所で完成し、28日中国側に引き渡された。中国側はこれでソブレメンヌイ級駆逐艦は3隻目になる。4隻目も来年秋に引き渡される予定。この駆逐艦の価格は1隻7億ドル(805億円)。今回引き渡された駆逐艦は対艦巡航ミサイルを装備するなど、攻撃力が強化されている。中国は23日にロシアからキロ級ディーゼル潜水艦2隻を引き渡されたばかり。

[コメント]中国海軍は90年代に自国潜水艦と駆逐艦の自力開発に失敗した。そこで駆逐艦はロシアからソブレメンヌイ級を購入し、潜水艦はキロ級を購入している。だから国内生産している中国製潜水艦は性能が劣り、限定した作戦しか使えないと推測されている。最近の軍事専門誌の中では、ロシア製のキロ級と中国製潜水艦を同列に扱う記事を多く見る。ちょっと違和感を覚えてしまう。

 中国海軍はしキロ級は4隻+8隻で合計12隻体制をとることが確実だ。ソブレメンヌイ級駆逐艦は4隻という隻数が推測されてる。この中国海軍の新戦力で台湾は米空母の行動圏(艦船)から除外されたといえる。しかし空母艦載機や日本の対潜部隊(海自)が、その圏内の海域をパトロールすることは不可能ではない。それに対しては、新たにロシア軍の超音速攻撃機のバックファイアーを購入し、陸上基地から沿海に向かい航空攻撃を強化する作戦を検討している。

 だがそのように水中(ディーゼル潜水艦)、水上(ミサイル駆逐艦)、空中(バックファイアー攻撃機)といった立体的な作戦を実現するためには、短くともあと20年はかかることは間違いない。しかし日米の軍事水準ではその程度は今でも現実している。そこで日米の軍事能力がさらに20年後に、どこまで強化されているかは想像できないほど技術分野の進展が著しい。

 日米は探知できないステルス攻撃機やステルス駆逐艦、長射程超音速の対艦巡航ミサイル、無人化された攻撃潜水艦、無人偵察機と情報ネットワークの接合などを現実化させ、中国軍は気が遠くなりそうな脅威を体験すると思う。だから中国軍は無理な軍拡競争には出てこない。中国政府は軍拡競争でアメリカに敗れたソ連軍を教訓にしているからだ。

 ここまではわかっている。その上で、中国軍は何をどのように動かすか。誤報、誤認、過剰といった軍事見積もりをしないで、冷静に中国軍と向き合う姿勢が大事と思う。

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