専門用語の解説(一般向け)

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とかくこの業界は専門用語だらけ。
皆さんが医療機関にかかった際に役立てば、と思います。
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僕の娘は現在小学校1年生ですが、未だ血液型を調べていません。
 
正直なところ、O型の僕は娘がB型に違いないと思っていますし、
B型の妻は娘がO型に決まっていると思っています。
この答えをハッキリしたいのですが、当の娘が採血を嫌がっているので実現していません。
ただそれだけなので、急いで調べる必要性はありません。
 
ただ、血液型を知っておく必要が「全くない」かというと、そうとも言い切れない部分があります。
というのも、「稀な血液型かどうか」だけは、やはり本人や周囲が知っておくべきだからです。
 
代表的なのは、やはりRh(-) です。
日本人のRh(-)は0.5%ほどと言われていますが、欧米人は15%もいるそうです。
Rh型の専門的解説はひとまず割愛しますが、
両親がRh(+)でも、子どもがRh(-)になることはあります。
両親がRh(-)の場合は、子どももRh(-)になります。
 
他にも医療ものドラマで出てきた
「ボンベイブラッド」「-D- (バーディーバー)なども、非常に珍しい血液型ですが、
実際に僕の勤務先でもそれぞれ出たことがあり、決してゼロではないものです。
 
医療現場では輸血が必要になった際、
例外なくその現場で血液型検査を行います。
ただその際に、患者さんの血液型が稀であることの情報があれば、
その確認作業と並行して血液センターへの手配をより迅速にできるという、
大きなメリットがあります。
 
そもそも血液型というのは、
血液中にある血球の、さまざまな「抗原」というものの有無のことです。
昔は出生時に調べていましたが、
この抗原の反応が弱く、ごく稀に誤って判定されるケースがありました。
4歳〜小学校入学くらいになれば、十分な反応が得られるそうです。
 
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職業柄思うこと

松田直樹選手の急逝はあまりに衝撃的なものでした。
 
事務職とはいえ、永く循環器とICUを担当している僕は、
一昨日会見した医師の「極めて厳しい」という言葉が
皆さんが感覚的に捉える「厳しい」よりも、はるかに重いということが理解できてしまいました。
それはこの治療のゴールが「救命」であって、
多くの皆さんがピッチ復帰を願ったと思いますが
とても考えうる状態ではなく、僕の願いは「生還」と表現するしかできませんでした。
 
会見が始まる少し前にTwitterで見た限りでは
「心筋梗塞で心臓の周りの血液を取り除く治療をしている」との情報がありました。
これが事実だとすれば、確かに点と線がつながるものがあります。
 
ここからは医師でもない僕が、職業上の知識とはいえ
とても差し出がましいことを書きます。深くお詫びします。
 
上記の「心臓の周りに血液が溜まった状態」は
急性心筋梗塞の合併症として起きた「心タンポナーデ」というものと考えられます。
梗塞によって脆くなった心筋が裂けてしまい、
心臓を取り巻く「心膜」という部分に血液が溜まってしまうことです。
いわば「心臓破裂」の状態です。
(「破裂」というと風船が割れるようなイメージがあるかもしれませんが、
医学的には一部分でも中から外に流出があると「破裂」です)
そうなると心臓は動くことができず、非常に危険な状態です。
 
ひとくちに急性心筋梗塞と言っても、
心臓を取り巻く「冠動脈」のどこが詰まるのかでも違いますし、
合併症の有無も救命率を左右する大事な要素です。
そして心タンポナーデまで伴う例は、正直なところ、そうめったに出るものではありません。
状態としては心臓のみならず、
その間に無酸素状態で受けた脳へのダメージも無視できません。
これが「生還」できるかどうかという理由です。
 
また、今回は現場にAEDが無かったことが取りざたされています。
心筋梗塞が起きると、その程度とは無関係に「心室頻拍」や「心室細動」という、
生命にとって危険な不整脈が起きます。
この不整脈が原因で、心筋の壊死を生じる前に突然死することがあります。
AEDは、こうした不整脈に対して有効なものです。
看護師が居合わせて適切な処置を経てなおここまでの重症となったことは、
やはり驚くほかありません。
 
健康に心がけるアスリートが夭折してしまうのは本当に心が痛みます。
あくまでも今回の記事は僕の推測にすぎません。
それでもせめて、この記事を読んだ方が
「そういうことだったのか」と思っていただければ幸いです。
 
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入院中の保険変更

人は入院をすることによって、その前後の生活形態が大きく変わる方もいます。
それまで一人暮らしだった方が、
退院後に家族宅へ身を寄せるようになるケースも少なくありません。
 
ただし、こうした経過などで入院中に住所地が移ることによって、
僕ら事務泣かせになるばかりか、患者さんご本人やご家族も損をすることがあります。
 
たとえば国民健康保険はその市町村が保険の発行元(保険者)であるため、
住民票を移動した時点で保険者も変わり、保険が変更されます。
また、主に75歳以上が加入する「後期高齢者医療」
各都道府県の「後期高齢者医療広域連合」というところが保険者になりますが、
その市町村ごとに固有の番号を使っているため、やはり住民票移動によって保険変更となります。
(同じ市町村内の転居は保険変更されません)
 
こうした場合に何が問題になるかというと、
窓口負担の上限額や高額療養費制度の対象額が各保険ごとになっていることです。
例えば75歳以上で1割負担の場合、月内上限額は44,400円ですが、
同月入院中でも保険変更されることによって、保険Aと保険Bでそれぞれ上限44,400円となるのです。
もうひとつ問題なのは、
これを認識していない人が、退院後の生活準備として入院中の転居を唆しているということです。
それはご近所さんばかりか、医療従事者やケアマネージャーなども含まれます。
なにしろ住民票移動に伴うことなので、
事後にどうしたらいいか、それで二重負担は納得できないと言い出してもどうにもなりません。
 
必要だからこその入院であり転居なのに、それでは困りますね。
退院を待ってから転居してもらうのが(あくまでも保険上は)理想なのですが、
そうもいかない場合は、その月の1日付けで転居することをお勧めします。
それならば「月内」の保険変更がないため、二重負担になることもありません。
 
※ 引越し事実と関係なく1日付で住民票移動というケースもありますが、
公正証書の不実記載となるのでお勧めできません。
 
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3ヶ月半ぶりにこの書庫を更新します。
メインテーマのはずなんですが、おろそかになって申し訳ありません。

さて、皆さんは医療もののドラマや漫画などで、
主に手術中に出てくるソラマメ型のステンレス皿をご存知でしょうか。
イメージ 1

これは「膿盆(のうぼん)」といいます。
英語では "kidney dish"、ドイツ語では "Nierenschale(ニーレンシャーレ)" といい、
いずれも「腎臓(型)の皿」という意味です。
顔や体に密着し、液体がこぼれにくい形になっています。

膿や嘔吐物などを入れたり、処置器具を置いたり、
あるいは手術で摘出した臓器・腫瘍などを入れたりするもので、
その用途に応じてサイズや深さを使い分けています。
主にステンレス製ですが、MRI室で使用できるように磁気に反応しない加工をしたものや、
プラスチックや紙製のものもあります。

そしてこちらは「ガーグルベース(うがい受け)」です。
イメージ 2

500〜1,000mlの容積があり、ベッド上で歯磨きする際にも使えます。
嘔吐物を受ける際にもこの深型が便利です。
重ねれば場所をとらないのも利点です。

膿盆は医療器具ですが、
ガーグルベースは在宅でも使用できるので、介護用品に分類されます。


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今年も冬が近づき、インフルエンザ予防接種が始まりました。
僕の勤務先でも毎年多くの方が接種を受けるのですが、今年はまた多いですね。
やはり新型インフルエンザの影響は大きいように見受けられます。
ウチも急がなきゃ、と思うのも最もですが、ご注意いただきたいことがあります。

皆さんはこのニュースをご存知でしょうか。
[ジュネーブ 1日 ロイター] 
世界保健機関(WHO)は1日、既存の季節性インフルエンザ用ワクチンが、
世界的に感染が広がる新型の「インフルエンザA型(H1N1)」に対してほとんど効果のないことが、
試験の結果分かったと明かした。
WHOのワクチン研究イニシアチブ・ディレクター、マリー・ポール・キーニー氏は記者会見で
「季節性のワクチンが今回の(新型)ウイルスに効果がある可能性はほとんどない」
と述べた。その上で、今後ワクチン開発に成功することは確信しているとして、
向こう4-6カ月間以内にはワクチンが出荷されるとの見通しを示した。
現在接種を開始しているインフルエンザワクチンは、季節性、つまり毎年お馴染みのやつです。
これをしたからといって、新型に対する効果は期待できないということです。
この日の窓口でも、新型には効かないと聞いて驚いて帰っていく人もいました。

これから冬を迎えることで、今年の季節性インフルエンザがどの程度の猛威を振るうのか、
新型は相乗効果を持つのか持たないのか、これもまた予想がつきません。
したがって現在考えられる最良の方法は、季節性と新型、両方のワクチンを接種することになります。
人によっては季節性ワクチンを2回接種しますから、新型と合わせて都合3回の接種です。

予防接種とは体内にウイルスの指名手配をかけるようなもので、
毎年これと思われる型をターゲットにワクチンを作っています。
仮にその型がワクチンと違っていてもある程度予防効果があり、
感染したとしても重症化を防ぎます。
違う型のウイルスでも、指名手配犯と似ているからなんですね。
それがこれまでの季節性インフルエンザワクチンの仕組みです。

ところが、今回現れた新型はこれまでの手合いとは似ても似つかないようです。
なにしろ新型ですから、一筋縄ではいきません。
よって、別々の指名手配をかけていかなければならないのです。
じゃあ早速両方を…と言いたいところなんですが、
その肝心の新型ワクチンにしても、優先順位やその定義などの問題もさることながら
まずもってワクチン自体が全く入ってきておらず、予定もハッキリしません。
入ってきてもやはり有料でしょうし、課題は山積みの状態です。

もし周囲で話題になった際は、現在行っている接種は季節性のもので、
新型に対するワクチンはまだまだこれからとお伝えしてください。


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