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『非常識野郎』
九月十四日の早朝でした。日本との交信・交流のため朝4時に起きていた私は、6時を少し回ったところで車のクラクションに驚かされました。これよくあるんです。マンションの窓がシャシャと開く音がします。まだ惰眠をむさぼりたい日曜日の早朝です。住民は舌打ちしているんです。しかし、誰もとがめようとしません。後難を恐れて沈黙してるんですね。 なおもホーンが執拗に鳴り響きます。見ますと男が車をいじっています。こいつが音の犯人です。泥棒ではなさそうです。どうやら自分の車のクラクションをいじって動作を確かめているようです。 ようよう三階から「Fuck!」とののしる声が聞こえました。みんな起き出したようです。しかし、「止めろ」という声は上がりません。傍若無人に男は音を鳴らし続けます。ここまでです。駐車場に躍り出ました。 「Hey! Stop.(おい、止めろよ)」と声をかけます。 「なんでだよ。俺の車が故障してんだ。お前なおせんのか」 と男はきました。私、これでブチきれました。後はブロークン英語で、 「この野郎、ぶっころしてやろうか。今、何時だと思ってんだ。てめえのどたまはりたおすぞ!」 さんざ怒鳴り上げて証拠にと車と本人の写真を撮ってやりました。 「なんで写真を撮るんだ」 「うるさい。証拠だ。このバカ」 とやってやっとクラクションを止めさせました。男はむくれていましたが、作業を止めました。それを見て安心したのか住人達のサッと窓を閉める音がしました。ア〜ア、誰も助けてはくれない。これが人の世の常だな。お前らには集団的自衛権は発動しないのか? と愚痴りながらオイラはまたやっちまったか、と自己嫌悪。 でも御同胞よ、間違ってますかいオイラ! 朝からうるさかった車と非常識野郎 |
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