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『ベルエアガーデンの住人達』
クッキー 土曜日の晩、スープ&サラダ・バーがあったのです。その時、大量のクッキーがあまりそうになりました。私は知り合いの子どものためにこのクッキーを安く買おうと思ったのです。また、それがこのコミッティーへのドネーションになると思ったからです。
「子ども達は何をしているのだ」 と世話役のメリーが聞いてきます。... 「リトルリーグで野球をやっている。練習後、何か食べさせてやりたい。心が和むのだ」 「どんな構成だ?」 「アメリカ人の子、コリアンの子、メキシカンの子、それと日本人の子ども達だ。みんな仲良くやっている。弱いチームだ」 「お前はコーチをしているのか」 「いや、カメラマンだ」 話はそれだけでした。サラダ・バーが終わるとクッキーが私のテーブルに届けられました。(下の写真です。) 「いくら払えば良いですか」 「何の話だ。クッキーをお前が食べるならお金をもらう。でも、野球をする少年になら、ここに居る者は喜んでもっらてもらう。もっていけ」 全員が笑っています。さあ、そこで一言スピーチです。嬉しくなって、 「五十五年前、私は野球少年だった。その姿を見せたかった。イチローみたいだったんだよ」 と言い、ゴロを取り逃がすパントマイムをやって見せました。大爆笑でした。いい夜がふけていきました。嬉しいことはまだ続きました。 今朝グロリアに呼び止められ、 「次の試合日には私がマフィンを焼いて上げる。持って行きなさい」 と言われたのです。 またこの住まいから出て行くことができなくなりました。 |

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