馬場信浩(龍造寺 信)のブログ

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『天よ! 何をする』

     『天よ! 何をする』

 戸嶋秀夫を召した天よ、今度は井沢義明を連れて行くのか。井沢を召すのなら俺が代わる。もうなんてことをしてくれるんだ。

 先ほど谷藤尚之さんから連絡をもらいました。まだ詳細は分かりませんがあの名フランカーが亡くなりました。
...
「俺だけ怒るんだよな。怖かったな」
 ニュージーランドのウエリントンへ向かうバスの中で井沢義明は、大西鐵之祐さんの背中を見つめながらつぶやきました。
「最も怖かった思い出は?」
「……ジャージーを試合前夜に大西監督から渡されます。灯を落とした部屋に呼ばれ死ぬ気がなければジャージー返せ、と言われたのです。怖かった。震え上がった」
 それはどの試合でのことですかと聞くのも忘れて呆然としていました。
 あのオールブラックスJrを破った試合の前夜だろうか。六対三で負けたイングランド戦でのことだろうか、ある早明戦でのことだろうか、とあまりのすごさに聞き忘れてしまったのです。

 いずれ聞こうと思って年月が経ってしまいました。今、強烈に後悔しています。なぜ、聞かなかったのだろうかって。そして思い直しています。きっと井沢さんは残しておいてくれたんだと。

 井沢さん、今度、そちらに伺った時、じっくりお話聞かせてください。長くは待たせません。 
 
                                                        突進する井沢   
                                                         
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     合掌!
馬場 信浩さんがリンクをシェアしました。
     『信じられない。彼が逝くなんて』


 ウェールズ戦の原稿を書き終えて読み返し、もうこれで良いかと思ったのですが、アッ、欠けている、と気がつきました。もう一人の選手がいたのです。それは戸嶋秀夫でした。彼はウェールズ最終戦の選に洩れたのです。その口惜しさはどうであったのか。もう、いてもたってもいられません。周りからの取材です。本人には内緒の隠し球にしました。これには理由があります。テストマッチに洩れた選手はその気持ちを率直に言いません。そして最終戦に15人を送り出すの...はどんな心境でしょう。多くの取材でその口惜しさは知っていました。それをどう書くか。

 戸嶋は一人一人に頑張ってくれと送り出していたのです。どんなに出たかったろうと思いました。戸嶋は泣いていたと思います。
 拙作「栄光のノーサイド」が出て数日後、秩父宮のスタンドで、
「馬場さんですね」
 と声がかかりました。振り向くと戸嶋秀夫君でした。彼は怒っているだろうと思いました。ところが、
「本、読みました。俺は書けません。でもあの通りです。俺は出られませんが、代わりに戦ってくれと祈って送り出しました。ありがとうございました」
 と言ったのです。私は思わず涙ぐみました。

 ウェールズははるかに遠くなりました。今残るのは秩父宮で固く握ってくれた戸嶋秀夫君の手のぬくもりだけです。

 さようなら、戸嶋秀夫。もう会えないね。先に逝くなよ。                                       合掌

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140629-00010001-rugbyrp-spo

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