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戦争の本を読んでると、何かっていうと出てくる名前がいくつかあります。
その一人が、石原莞爾でした。宇垣一成組閣失敗、満州事変、2.26事件にも陸軍の鎮圧側の人間として出てくる。いったいどんな人なの?と疑問に思い、一冊だけだけど、著作を読んでみました。
『最終戦争論』(2001年、中央公論新社刊、ただし石原莞爾が昭和16年に決定稿を書いたもの)。
話題はナポレオンだの日蓮上人だのいろいろ飛んでて、なかなか追いにくいんですが、要約すると…
「世界はこれから、東洋と西洋のに二大勢力の戦いになる。だからアジアを同盟させなければならない。その中で日本は東洋のリーダーになる。その世界戦争は結局、大量破壊兵器を先に作り出したものの勝利に終わるだろう。そしてそのあと徐々に、人類全部が待っていた平和で幸福な世界が来るだろう」
ということらしいんですね。
時代的に「天皇をアジアの中心として」という但し書きがついてるにしても、それ以外は、けっこう当ってるな、と思う…
しかし、それじゃあ、彼は、中国と同盟するために満州事変を起こしたってことになるんですか?
しかし彼の同盟希望がウソでなかった証拠に、彼は満州に『建国大学』という学校を作って、日本人、中国人、朝鮮人を含むアジア人の学生を平等に教育しようと試みてる。この本の中でも、中国人を軽蔑してはいけない、というようなことを書いている。
他国と同盟するために戦争をしかけるってことが、あるんだろうか?
ずいぶん変わったやり方だと思うんだけど、あの頃はそんなもんだったんですか?
あれで石原莞爾の考えていた同盟の意思が、中国側に伝わったとはとても思えない。
なんかとっても不思議な気分になってしまった一冊でした。
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はじめまして。2.26関連でブログ漁っていたら、漂着しました…ずいぶん難しい本をお読みですね…ガンバっ(^o^)!
2006/2/27(月) 午前 0:53 [ obi*bi*73 ]
すいまっせん、もうひとこと…戦前昭和って不思議な感じしますよね。僕も同感です。ちなみに厚かましくてすいませんが、ブログで昭和10年前後の曽祖父(マヌケな一般人)の日記を掲載してます。よろしかったらどうぞ。
2006/2/27(月) 午前 1:07 [ obi*bi*73 ]
コメントありがとうございます。ひいおじい様の日記、読ませて頂きました。当時の人のリアルタイムの記録って、おもしろいですよねー。2.26事件当日にお嫁入りされた娘さん、少なくとも結婚記念日は絶対忘れませんな。(居)
2006/2/27(月) 午後 0:21
始めまして。 確かに石原さんはそうです。ただ所詮は一高級参謀にしか過ぎなかった。 作戦成功後は、「後は俺達が甘い汁を吸ってやる」と、「悪」が彼を日本に追いやって、ああゆう事を始めたのです。石原は五族共和という「夢」を現実に追い求めて、あんな事をやったのです。国家中枢が無能だと思ったのです。
2006/2/28(火) 午後 10:29
ようこそおいでくださいました。SWさんは、ケンジさんのブログの2.26関連に来てらっしゃいましたね。「悪」が彼を日本に追いやって、というのは当ってるのでは。そしてその「悪」がなにか考えると…どうも当時の日本の人々の貧しさだったのではないか、という気がしてしょうがないんです。(居)
2006/2/28(火) 午後 10:48
そうでしょうか?貧しいさが「悪」として、戦後日本は富を求め、一大発展を遂げました。「だから、私達、頑張りましょう」。(吉永小百合、石坂洋次郎の世界)結果はどうでしょう? 現在「悪」は一大繁栄しています。国家中枢まで浸透しています。「貧しさ」が戦争理由だとすれば、今世界中が戦争になっていませんか? 「価値観」が間違っていたのです。「悪」は人間の「頭」の中にあるのです。
2006/3/1(水) 午後 3:24
そうです。尊敬する人です。あんなに小さくても、中身は偉大でした。 因みに私は哲学研究者でも専攻でもありません。単なる「負け組み」老人です。興味を持つのが趣味で、独学で学んでいます。「知るは楽しみ成り」です。
2006/3/1(水) 午後 7:06
SWさん、お返事が遅れてごめんなさい。「価値観」が間違っていた、という点、確かにそうかも。今だと、上から下まで、お金と権力と格好が価値基準みたいですもんね。それじゃむなしい。吉永小百合が「頑張りましょう」と言っていたころは、まだマシだったかも。(居)
2006/3/2(木) 午後 10:35
「悪」は人間が行います。戦争もそうです。総べて頭の中が問題なのです。物の見方、考え方、人生観、世界観、価値観、・・・貴方の専門の「哲学」の世界ですね。学んだことに、現実をフィードバックさせて、リンクさせてください。そして、リンクさせた学問の世界から現代を批評してください。あなたの哲学が再生し、知識から智慧へと成長し、生々と活動を始め、目から鱗が剥がれて来るのではないでしょうか?そうなれば、きっと素敵な女性になる筈です。社会の役に立ってください。
2006/3/3(金) 午後 9:19
追伸、ええマシでしたよ〜。頑張れば頑張った分、帰って来るものが有りました。幾らでもやるべき、やって欲しいという要求が溢れていました。皆希望をもっていましたし、不安なんてなかった。今のような「暗さ」はなかった。社会が前向きだったのです。
2006/3/3(金) 午後 9:27
頭の中が問題なんですよねー。私ももうちょっと、賢くなりたいです。人格者とか…なかなかねえ。
2006/3/8(水) 午前 0:27
突然すみません。最近、勉強しはじめたのですが、石原莞爾という人は、とてつもなく大きな人間なので誤解も多いと思われます。会社という狭い組織でも自分の理想が実現しません。自分のアイディアが盗まれちゃっかり乗っ取られて始めの理想とまるで違うものにされ、商品化して売れなかったり損害が出ると、お前のせいだ!と罵られるようなものです。(笑)この人の思想は富士山のようなものです。大きくて偉大なのですが簡単に登れそうですがってやつです。それでも学ぶ価値が大いにあると思っています。長くなりました。
2011/10/22(土) 午後 0:28 [ ケン ]