居 ミカの田中模索

なかなかお返事書けなくてごめんなさい。ちょっとずつお伺いいたします。

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信長inドミニカ共和国

『文明崩壊』を読んでいます。話は昔々から現代の社会に行きます。
待ってました!そこらへんが面白そうなんですうー♪

ドミニカ共和国とハイチの事例など、ぐっとドラマティックです。
カリブ海の、ジャマイカとプエルトリコの間にある島、イスパニョーラ島。
この島を二分して、東にドミニカ共和国、西にハイチがあります。
この島を飛行機にのって上から見ると、知らない人でもはっきりと国境線が見分けられる。
なぜなら、ドミニカが農地や森林など緑をたたえた国であるのに、ハイチにはほとんど樹木がない裸の地面をさらしているからです。同じ島にいながら、この差はどこから来たのか?

1500年ごろから、ドミニカはスペインの、ハイチはフランスの植民地になり、原住の民族は長い間奴隷扱いをされていました。1795年にスペインがフランスに権利を譲って全面的にフランス領になり、その後反乱が起こって1804年にはフランスから独立します。
ところが植民地化されていた300年の間に、島の東側と西側では言葉も人種も違うようになってしまってた。で、結局、一つの島が二国に分裂。
両国とも同じように革命と暗殺の繰り返しで、政情は常に不安だった。
違うところは、ハイチは民族独立を目指して白人を追い出すか殺すかして鎖国したけど、ドミニカのほうはスペイン人でもユダヤ人でも日本人でも受け入れた。だからドミニカには、優秀な外国人や外国からの投資も来るようになりましたが、ハイチにはそんな見込みは全くなかったこと。
それから、もともとドミニカは降水量も多く土地も豊かだったのに対し、ハイチ側は雨も川も少なく、肥沃な土壌もなかったこと。
しかし、似たところもありました。それはどちらにも、最後には強力な独裁者が現れたことです。
ハイチには、デュバリエ(ハイチ人です)という二代にわたる独裁者が居ましたが、この人たちは後に国外追放されます。
一方ドミニカでは、まず、今世紀最凶悪といわれているトルヒーヨが政権を握ります。
この人、首都名は自分の名前にするわ、教育として国民に感謝を強要するわ、国家予算の半分は軍事費にするわ…この人については、昔コリン・ウィルソンの『現代殺人の解剖』(中村保男訳、河出文庫、1991年)で読みました。やり方があんまり残虐なので、ちょっと人間業とは思えません。この人はやがてCIAに暗殺され、その後、トルヒーヨの部下だったバラゲールが跡を継ぎ、彼は実に31年間に渡ってドミニカの政治に関わります。
このパラゲールという人も、相当評判が悪い。他に暮らすところがなくてしょうがなく森に住んでいた貧民たちを強制的に追い出したり、命令をきかない人には軍隊を派遣して殺害したり…
ですが、この人、一方では国の工業化や自然保護制度も行っている。そのおかげで、ドミニカはそれなりに経済も発展し、緑も豊かなんです。それまで、ドミニカの歴代の大統領はずっと、ただ自分たちの利益だけを考えた勝手な政治をしてきていたのに。
あの無慈悲なバラゲールがどうしてそんなに国益を考えたのか、今だに誰にもはっきりした説明ができないんだって。かなりフクザツな性格だったことは、確からしいんだけど。スペイン系的激しさというか。
ここらへん、信長に似てるかなと思った。あの人も、日本人離れしてますもんね。

次は、中国です。ちょっと読み始めたところだけど、これ面白いよー!大笑いしちゃいました。
つづきます。

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