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ウチのお母ちゃんについてのリクエストを頂きましたので、研修中に考えてまいりましたぞ。
私は、コメントで「よく本を読んでますね」というカキコを頂くことが、わりとあります。
そして、私のこの読書癖をつけたのは、実は、お母ちゃんであります。
ところが、ウチのお母ちゃんはテレビっ子で、自分ではほとんど本を読まない人なんです。
それなのに、なぜ娘をかくの如き読書好きにすることができたのか?
自分の子供に読書させたい親御さんには、参考になるかと思い、以下その記録です。
お母ちゃんは私が2歳ぐらいのころから「読み聞かせ」をはじめました。
そのやり方は、
1、親は床に座り、子供を、対面でなく後ろ向きに、膝に乗せる。
これは対面ではいけません。親の読むところが後ろにあって見えないと、子供はまるで自分が読んでいるかのように思い込み、前にある絵本に集中できるのです。また、子供にとっては非常に安心する体勢でもあります。
2、子供の前に、絵本を広げて読み聞かせる。
この場合、絵本のページは厚いモノがよいです。小さい子は手先が不器用なので、薄いページをめくれません。めくれないとイライラし、ページを破ってしまったりして、本を読むことができません。
3、読み聞かせを何度かすると、子供は親が床に座りさえすれば本を読んでくれるものと思い、自分から本をとってきて親の膝に座るようになります。
4、子供にも好みがあるので、持って来る本はだいたいいつも同じものです。だから親は、同じ本を何度も繰り返して読むことになります。すると子供が、いつのまにか本の内容を覚えてしまいます。
私の場合は『ジャックと豆の木』でした。そのうち、本を開くか開かないかのうちに「じゃっくは、うしをうりに」と言い出すようになったそうです。
このようにして、子供が字を覚えたら、もう読んであげなくても良くなるようです。
私の場合、明治生まれのばあちゃんが「男の子がいるから」という理由で外遊びをさせてくれなかったのと、テレビはNHKしか観ない人だったという条件がさらに重なります。
特にばあちゃんは「ふざけている」と言ってバラエティ番組を絶対観ませんでした。おかげで私はドリフターズの『全員集合!』も『欽ドン』も『ひょうきん族』も、片手の指で数えるほどしか観たことがありません。本さえ与えておけばおとなしい子だったんです。
今じゃ、「また本ばっかり読んでる」「本読み人生」「本はもう売ってしまいなさい!」とののしられるほどの読書依存症。でも、あんたのせいやで、お母ちゃん…
自分じゃ五年に1冊くらいしか本を読まないお母ちゃんが、なぜこのようなことを思いついたものか、未だにナゾであります。母は、不思議です。
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