居 ミカの田中模索

なかなかお返事書けなくてごめんなさい。ちょっとずつお伺いいたします。

日本

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日本って、どんな国でしょう?
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『日本と中国、永遠の誤解』を読んでいます。

この対談集の一方の、加地さんという方のおっしゃることが、いちいちオカシロイ。
「日本人は外交がヘタなんだから、野球みたいにお雇い外国人に外交させたらどうか」とか…
名言やー、と思ったのは「中国は壮大な田舎者」という一説でございました。

昔の手塚治虫のマンガに、偏狭で頑固でゼッタイ譲らないおじいさん、というのがよく出てきてました。
自分が家父長でボスだから、内で反対する人には耳もかさずに「出て行け!」だし、外に対しては自分の利益だけはがっちり掴んで、白を黒にしてでも放さない。夢だの理想だのは全く理解できず、金と権力で凝り固まって、カタくて歯が立たない。迷いがないから勢いがあるときはすごく強いんだけど、融通が利かないから、そのうち時代に見捨てられて、ボケちゃったりする。
いやー、今でもいると思うんだけどね、こういう人。

中国は今のところ、外に対して勢いはあるけれど、国内にはたくさん問題をかかえている。
「一人っ子政策」で人口増加を抑えているけど、そうやって若い人が減って老人ばかりになったら、そのあとはいったいどうするのか。
面積は広いけど、実は耕作可能な土地が少ない国土で、食料が不足したらあの人口を誰が養うのか。
先進国並みの生活も、これから先の地球環境を思えばとても無理でロハスとか言ってるのに、中国の12億人がそれを求めたらいったいどうなっちゃうのか。
日本は製造業で世界に発展できたけど、製造業より商業を得意とする中国で、しかも未だに企業が前近代的なのに、この先どうやって発展するつもりか。

なんか、中国、意外とあやういですねー。そのうちボケちゃわなけりゃいいけど。
お二人は、「本国から離れて存在している台湾政府が発展しているから、本国があそこを独立させるかわりに金をとったらどうか」とか、
「外国の侵略を防ぐために莫大な軍事費をとってるけど、いまごろあんな大きな国を侵略したい奴がいるわけないんだから、食料費にまわしたらいいんだ」とか、
「土地を外国企業に貸し出しして金を取ってみたら」とか、いろんな事を言ってらっしゃいます。
もう、SFより、笑える。

じゃあ、それと比べて日本はどうなのか?しつこいようですが、つづく。

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『日本と中国、永遠の誤解』を読んでいます。

対談してる方同士は「こんなもんでしょ」ってカルーク話していらっしゃるんですが、私には、アタマがまとまりきれん…第二章、やっと読み終わった。

「第二章 なぜ日本企業の中国進出は挫折するのか」
題は「企業」となっていますが、話は、政治や軍隊を含む組織全般にわたっております。

日本人には、日本的考え方が染み付いている。だから、一応考えた上で「これでOKだろう」と中国に進出しても、思いがけなく大損したりしている。
日本では、二重帳簿というのがある。表向きの帳簿と、現実の帳簿です。
ところが、中国ではこれが三重になっている。三番目の帳簿は何かというと、それは会社のオーナーと、本当の腹心の頭の中にだけ存在している。
そんなもの日本の企業の社長にだってあるんじゃないかと思うが、中国の場合、もっとも大事なのはこの三番目の帳簿だというところが、ちょっと違っている。
日本の企業だと、社長の考えはともかく、とにかくいったん契約を結んだら、その線に沿っていく。
ところが中国では社長のアタマの中の帳簿が一番なので、ただ言葉を書いただけの契約は、さほど重要でない。そんな契約書など、いつでも破棄する。
ほんとかよ、と思いますねー。私はもうこのへんから、ついていけん。韓国の人もこうなのだろうか?

日本は中国大陸と国家間の外交関係があるから、まだいい。けれど台湾の場合は、そうはいかない。
中国の提出した好条件に乗せられて中国に進出し、いったん管理者を送ると、あとで中国から撤退しようと思っても、もう抜けられない。なぜなら、その管理者が出国しようとしても、代わりの人が来ない限り、出国許可が下りないのだ。そうすると、その企業は中国に投資を続けざるを得なくなる。
ひええ、なんと恐ろしいところじゃろうか…

中国では、親戚の規模がものすごく大きい。日本じゃ親戚一同集まっても十人かそこらだろうが、これが中国だと、血縁地縁で、何百人、何千人、へたすると万の数になる。
これら親族は相互扶助の関係にあるので、たとえば企業が二人くらいの人間を雇おうとしても、その関係者を何人も呼んで入社させてしまう。人件費で、会社つぶれますな…

逆に言うと、彼らは「一族」をつくってその中で経済活動を行っているわけで、だから、ワイロや汚職は当たり前。だって自分たちでやっていかなきゃならないんですから、お金が要るんだもん!て。
こんなですから、中国人に差し上げるなら、できるだけ大きくてかさばるモノか、現金がいいそうな。
お詫びにカステラ一箱なんて、だめのようだ。
政治家も、日本に来たら、「手ぶらじゃ帰れん」と思うそうな。だからどーしても援助を求めて帰る。
注目なのは、こんなに大きいお金が動くなら、日本の政治家にもちょっとはキックバックが来るんじゃないか、というご意見。それ、あるかもねー。

軍隊でも、中国は地縁集団だから、他の地方の軍隊とは、関係ない。だから総力を挙げての大戦争はできない。だけど、自分たちの部隊だけが生き残ることを考えればいいわけなので、逃げるとなったらもう早くて、アノ広い中国大陸では追撃したってとってもつかまえられない。うにゃー。
また、中国の軍隊は「人民解放軍」だが、これは共産党の私有軍隊なのであって、ありていにいえば国軍ではない。だから、天安門事件のとき、共産党に反対した中国人が武力弾圧されたのは、中国では当たり前のことだった。ほんまかいな?日本で自衛隊があんなことするなんて、考えることもできません。

さらに、中国では今までに何度も王朝が変わっているので、日本のように天皇がずっと存在し続けている国は、理解の外である。権力と王朝が直結していて、形より実をとる中国人からすると、天皇には意味がない。日本政府があって総理が居るのに、なんでそのほかに天皇がいるのかが、心底不思議。また権力が変わればそっちにいくわけですから。天皇を中心として国軍を作れた日本とは、大違いですね。

最後に、中国には本当に巨大市場があるのか?という話。
じつは、そんなでもないのではないか。そりゃ広くて人口も12億いるけど、一人当たりの所得率が低ければ、実際には市場価値がない。内陸が大きくて輸送コストがかかるし、なまじ人が多いもんだから、機械化して能率をあげるより人海戦術でいこう!となりやすくて、またコストがかかる。
人口の多さは中国でも悩み。そのために、国民を戸籍上二分して、都市に住む人と農村に住む人を完全に身分差別し、住所移動ができないようにしている。だから農民は貧しくて、都市に働きに行こうとしてもできない。
そんで中国の農民は、あんなに困ってるんだなあ。

これは、2002年時点での話ですから、今はちょっと違うのかもしれない。
しかし、なかなか面白い話なので、つづく予定。

今日は『日本と中国 永遠の誤解―異母文化の衝突』(稲垣 武・加地信行、文春文庫、2002年)を読んでいます。

これってわりと有名な本でしょうか?私は古本屋で買ったので、どうだかわからないんだけど。
稲垣 武さんという朝日新聞社を辞めた方と、加地信行さんという中国哲学の教授との対談です。
対談だから理論的なものではないんですが、中国の人ってどんな人か、いろんなことが書いてあります。

例えばどんなことが書いてあるかというと、
「第一章 なぜ中国は執拗に謝罪を要求するのか」より

互いに漢字を使ってはいても、言語感覚や思考構造が違うため、誤解や問題が生じる。
日本人には、言葉で言わずとも言外の意味を察する、という文化がある。けれど中国(朝鮮も似ているらしい)には、そんなものはない。
だから例えば「お詫びします」と謝罪した場合、日本人は、誠心誠意心から謝ったんだからいいじゃないか、と思うが、中国人はそのお詫びに直結する金品などをもらわないと、実の伴わないダマシだと思う。
日本と中国は国交回復のとき、戦争に対する賠償金はなし、ということで約束していますが、そのかわり巨額の円借款などをしている。これは日本人の間では「言外の謝罪」で通ります。しかし、中国人には「違う話のことだから、これは別の金なんだ」で、謝罪とはぜーんぜんみなされない。
また、謝罪の賠償金である場合、中国人は途方もない金額を吹っかけてくるが、これは掛け値で、駆け引きなのであるから、払う側は、これだけしか払えませんときっぱり言う方が、話が通りやすい。

日本人と中国人の歴史感覚、時間感覚の違い。
日本人は、過去は水に流す。頭の切り替えも早い。中国人は、そんなに早く切り替えができない。
日本人だと、せいぜい曽祖父くらいまでは「近しい人」と思えるが、その前になると、もう遠い。
だけどたとえば儒教では、4代前、つまり曽祖父の前の代までが現実的親族。私、名前も知りません。
日本では、死んだ人への畏怖があり、死んでしまったらもうその罪は問わない。
しかし中国では、恨みのある人の墓を暴いたり、文字通り「死者を鞭打つ」。

そのほか、日本人は形を重んじ、中国人は実を重んじるという話から、
日本人は、総理が靖国参拝しても、公人としてではなく私個人としてならいいじゃないかと思うが、
中国人は、公人も私人もへったくれもない、だって同一人物じゃないか!と思う。

日本人だとフツウに、あっそー、と思うことが、中国人には全然通らない。
そんな話がいっぱいで、現実に中国人と付き合ったことのない私には、とても面白いです。
つづく予定。

外交とナショナリズムが一致していた時代、という話でございます。

日本は極東の島国で、そのへんは、周り中敵国だったヨーロッパの国々や、なんやかんやで中国と関係せざるを得なかった朝鮮あたりとは、違っている。日本は海という天然の要塞に囲まれているものだから、外交とか外国との戦争とかいうものに、古来からあまりなじんでいないらしい。

外交とナショナリズムの分裂が始まったのは明治維新からですが、コメントに頂きましたように、世界大戦中、これは一時的に一致していた。国中がナショナリズム一色になっていたからです。
ところが、結果的にこれは破綻し、現在の再分裂に到っている。
明治以前というと、まず江戸時代。これは少なくとも日本が統一されていた時代ですが、鎖国中で外交がほとんどないから、外します。
で、私の十八番の引用ですが、会田雄次によりますと、どうも室町から戦国時代とか、大和朝廷時代がそうだったらしいんです。
江戸300年を挟んでるので、そんな昔かよ!と気が遠くなりますが、
大和朝廷は、ちょっと置いとくとして。

戦国時代末期だと、秀吉が天下を取って朝鮮出兵、とかすぐ思い出しますけども、
これ以前、室町の頃などは、生産も増えて商業がさかんになり、交通の便が良くなり、
茶道、活花、能や狂言なんていう芸能も生まれた。農民も開拓により豊かになっている。
下克上なんてのが起こるのもこのころですが、下克上とは民主主義のことですから。
農民が自立し、市民が生まれ、国民が形作られて国民文化が生まれた。

その勢いにのって、対明貿易とか、商人(といっても半ば商人、半ば海賊)の海外進出とか、開放的だったらしい。金銀銅の産出もあり、精錬工業の発達も世界有数だった日本では、中国の銅の需要の大半を満たしていた時期もあったそうです。
このころ日本は海図を作成し、航海して中国や南方のいたるところに進出していた。
もう、とても生き生きした、活気のある時代だった。

これが発展すればよかったんですが、江戸時代になり、鎖国です。
開かれた進出の可能性は、完全に押しつぶされてしまう。
会田雄次は徳川政権を、はっきり「日本の不幸」と書いています。わはは。

人間に勢いがあるから、外へ出て行く。
そういう時代が「現代日本のナショナリズムの原点」と、会田は主張している。
こりゃ、いいんじゃないすかね?

この件について、いろいろご意見を頂き、ありがとうございます。
それによると、話は何となく、「日本という自分」になってきたみたい。

江戸時代の長い鎖国政策の間、日本は、そんなに外国と付き合わなくても良かった。
ところが黒船来航以降、どうしても付き合わないわけにはいかなくなった。
これを、長い間ひとりで暮らしていた人が他人と付き合わなければいけなくなった状態に例えると、
本当は、自分の意志を通したくても、世間様じゃそうはいかない、ということがたくさん出てくる。
かといって、自分の意志が消えてなくなるわけじゃないから、摩擦が起きる。
それでも、何とか合わせていければまだいいけど、
ある日突然、ガマンできなくなって、爆発…ということも、ないではない。

精神分析によると、自分の意志と世間が対立したとき、人間はどちらかを抑圧するそうです。
例えば、どうにもこうにもお金に困って人に頼まなきゃならないとき、
世間様には、仕方がないから、お金を貸してくださいって頭を下げます。
だけど本当は、プライドがあるから、そんなことしたくない。
そのとき人は「これは本当の自分ではないのだ」と思うそうな。または他人のせいにしたり。
だけどそういう自分も、現実に自分であることには変わりはありません。それが自分で認められなければ、「世間に対する態度」と「本当の自分」が、どんどん分裂していく。
すると、自分が二人になっちゃうんです。
「世間に対する態度」の方はお金がいるもんだから腰が低くて、そんなの「本当の自分」から見ると、ただの卑屈。お金なんか無くてもプライドが大事だ!って思う。
「本当の自分」の方は自分に忠実なだけなんだけど、「世間に対する態度」から見ると、わがまま傲慢、こっちの苦労も知らないで、となる。
要するに自分の中に二つの意見があって、両方が激しく対立している。
しかも、どっちも現実の自分なのに、お互いに相手の都合を考慮しない。
これがひどくなると、発狂です。

この状態は、いまの日本の外交とナショナリズムの態度に似ているみたい。
外交面は「土下座外交」と言われて、支持してる人は少ない(らしい)。
聞けば某新聞の態度など、あんまり卑屈なんじゃないかって私も思いますが、これが歩み寄らないのは、互いに憎み合っていて歩み寄る気が全然ないから、らしい。
ゆえに、土下座外交も、民族のプライドも、どっちもなくならない。
じゃあ、どうにかして統合されればいいんでしょう、と思う。
では、例えば、かつて日本にそれが統合された状態はあったのか?
というところで、つづく。

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