居 ミカの田中模索

なかなかお返事書けなくてごめんなさい。ちょっとずつお伺いいたします。

日本

[ リスト | 詳細 ]

日本って、どんな国でしょう?
記事検索
検索

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 前のページ ]

侵略戦争と中華の悪女

宮崎では、気の早い山桜がちらほら咲き始めました。
やっぱり桜はいいなあ。見ると嬉しくなる。大好き。

日に日に北朝鮮から離れて中国してる今日この頃。
私がかねがね不思議だったのは、どうして中国は日清戦争で日本に負けたのか、ってこと。
だって、中国ってあれだけの大きな国で、日本はちっちゃな極東の島国でしょ。それに中国は「眠れる獅子」とか言われて、ヨーロッパ列強からも不気味な存在と捉えられていたんでしょ?
それって、キューバがアメリカに戦争しかけて勝ってしまったみたいなものじゃないの?もしくは、中学生がアントニオ猪木にケンカで勝った、みたいな。
ありえん、とか思うの。そりゃ、支配者が、よっぽどどうかしてたんじゃない?
で、本日は、日清戦争当時、実質上の清国支配者だった、西太后の登場です。
…珍しくもないか?
有名だもんね。でもこの人、おもしろいですよ。妖怪みたいなんだもん。

西太后。1835年満州の下級官吏の家に生まれる。
16歳で咸豊帝の王宮の女官になった時は、一番下の階級で、彼女のほかに3000人の女官と、さらに3000人の宦官がいた。三年後、当時の皇帝妃が不妊症であることがわかり、彼女が皇帝の寝室へ遣わされた。そして1856年、彼女はみごとに皇子を産んだ。

ここから、彼女の地位がどんどん高くなってゆく。
やがて、中国北部では清朝を倒そうとする「太平天国の乱」が起き、さらにイギリス・フランス連合軍が中国北部に侵入、やがて北京へ進撃して来た。皇帝一家は北京から逃げて山中に隠れた。その後、白人捕虜の斬首を命ずる特令が王室から出されたが、これは実は西太后の命令だったらしい。
1861年に皇帝が病死すると、彼女は皇后とともに摂政となり、後にすべての支配権力を手中に収めた。
私生活は無軌道となり、宮廷を大時代的な豪華さの中に保つため、タダでさえ食うや食わずの中国民衆にさらに重税を課した。そればかりか、自分へのワイロと引き換えに権力ある地位を売り始めた。
…大丈夫なの、そんなことしてて?でも、誰も彼女を止められない。
一方、彼女の息子(のちの同治帝)の教育は宦官に任せられ、酒池肉林の放蕩三昧。一応皇帝にはなれたけど、以前の放蕩のツケが回って病気になったあげくたったの19歳で死んでしまう。
彼には子供がいなかったので、西太后は自分の甥を次の皇帝にした。これは自分の妹の子供だっていうんだからどっこも皇帝の血筋じゃない。しかしそれに反発した人は全員追放されてしまった。

1887年に、この甥が成人して光緒帝となり、55歳になっていた西太后は引退。
ところが光緒帝は、西洋の知識や考え方を渇望し、ヨーロッパの民主主義に近いものを作ろうと考えていた。けれど西太后の頭には、ただ一つの中国、彼女の祖先たちの生きた中国の姿しかなかった。
彼女は彼を監視し続け、日清戦争を彼のせいにして非難した。やがて皇帝は監禁され、再び西太后が権力の座に返り咲く。
でも、実は西太后が軍資金を横取りしたせいで、中国海軍が日本に負けたらしいんです。なーんだ…
1900年、山東省で「義和団の乱」が起こり、「野蛮なる外夷を絶滅せよ」という彼らを、西太后は支援した。殺戮と焼き討ちが始まり、婦女子や中国人のキリスト教改宗者を含む何千人もの人が虐殺された。
「わが清国を清めるため、一人たりとも逃がしてはならぬ」
と、彼女は命令を出していた。

結局、この殺戮があったから、諸外国が清国に軍隊を派遣するって事になったんですね。
それで皇帝一家は北京にいられなくなって逃げ、そのあと諸国の連合軍と平和条約を締結する。
彼女は北京に戻り、外国人への態度を変えた。それから、自分は残虐行為には何の関係もなかったと自分に言い聞かせ、義和団を支援した布告はいっさい記録から消去するように命じた。1908年、死去。

いやー、これじゃ国が滅んでも仕方ないわね。出展は『世界の悪女たち』(M・ニコラス著、木全・岡田訳、教養文庫、1989年)、イギリスでとてもよく売れた本だそうです。

『文明崩壊』を読んでいます。
この中に、日本が誉められているところがある。ウレシイ。
それは、江戸時代の森林対策についてです。

日本は昔から、お城から長屋まで木で作っているし、燃料も長い間木材だったし、人口が増えれば森林を切り開いて田畑を作らなきゃいけないから、森林伐採量はすごかったはずなんです。しかも鎖国していたから、外国からの輸入に頼るわけにもいかなかった。
それなのに、今日まで日本には豊かな森林資源が残っているのはなぜなのか?

それは、江戸時代の将軍家による、上意下達の森林政策による。
日本にも、森林が少なくなってしまう危機のときはあった。それは江戸時代の始まる頃です。
そこで江戸幕府は「誰が、いつ、どこで、何を、どのように、どの程度、どんな価格で行うか」を細かく監視し、各地の森林はどのようになっているかをいちいち検証して、植林した木が大きくなるまで厳重な保護管理を行った。その厳重さは、時代劇を見てるとわかるような気がします。
また、魚介類の摂取をすすめて、農業への依存を弱めた。当時はまだ外国だった北海道から海産物を輸入して流通させたりもした。
加えて、日本では人口が急増することがなかった。庶民が手に入る食料や資源の少なさを考えて、自然にそういうふうになったらしい。石炭の使用が始まったり、かまどや火鉢など小型で機能的な暖房機を使ったりして、燃料としての木材使用が少なくなった。
さらに、封建制の強み。将軍は世襲制だったので、自国の利益を考えることが子孫の利益に直接つながるから、よい政策を立てる意欲があった。また農民は、結局は子孫に伝えることになる環境や資源を乱開発しなかった。
というのですね。

うーむ。ショーグン、あなどりがたし。
過剰な鎖国は結果的に世界に遅れをとる原因になったけど、
とにかく森林資源が残っているということは、いい政治だったんでしょうね。
世界には、森林資源がなくなって滅んだところもいっぱいあるんですから。

ここでひっかかったのは、当時外国だった北海道の事例。
北海道では日本への魚介類の輸出が過剰になって、自国のサケなどが激減し、そのために今度は日本から輸入を受けなければならないほどになり、結局は自国の自立を衰えさせたらしい。
ここらへん、どっかの国みたいですね。考えなきゃいけませんねー。

『大英帝国衰亡史』を読みました。
気になるところは、アメリカの態度です。
戦時中、イギリスは軍事費の増大のため外貨が底をつき、それどころか借金だらけになって、アメリカから援助を受けていました。
ところが戦争が終わったとたん、アメリカは即座に援助を打ち切ります。
そうするとイギリスは、もはや食料の輸入代金すら払えない。
驚いて援助を申し込むと、アメリカは5%の金利付での融資ならいいと答えます。人の弱みにつけこんで…
国民への食料の供給すらままならなくなっていたイギリスは、仕方なく融資を受けますが、この借金は大変な負担で、ましてや外国への軍隊の駐屯などとってもできず、結局はすべての植民地を手放さなければならなくなります。
イギリスの人は戦後もひきつづきアメリカが援助してくれるものと思い込んでいたので、アメリカに裏切られたように感じた。それで今でもイギリス人はアメリカを信用しないのだそうです。

ふーん…

日本の人も、軍事的にはアメリカが守ってくれる、と思い込んでます。
でもこんな話を聞くと、アメリカが急に態度を変えることもあるかもな、と不安になります。
今、北朝鮮がミサイル凍結を見送る態度に出たからといって、日本の背後にはアメリカがいる、だから北朝鮮もうかつに手は出せないだろう、と。
でも、アメリカが手を引いたらどうなるんでしょう?あの人たち、とにかく利にさといですからね。カウボーイ国家だなんて甘く見ていると、とんでもないしっぺ返しをくらうかもしれない。
やっぱり、日本としては、なんとしても戦争だけは避けるべきだ。
相手が貧乏な北朝鮮だっていっても、戦争となれば人間とお金と食料が要ります。
ところが、今の日本の状況をみていると、とてもそれどころじゃない。
国内じゃ出生率が低下し、ニートが増えて、上の人は汚職だらけだし、真面目に働いてダイライトなんか開発しても結局は報われないし、自殺者は増えてるし、景気回復とか言ってずいぶん長いけどいっこうに回復しないし、食料自給率低いし…これ以上暗いムードになったら、日本は破綻するかもしれん。
皇室の女系問題も、何となくだけど、あの人たちは日本の皇室に男が生まれないということで、なにか日本の衰えみたいなものを感じ取っているんじゃないだろうか。

今日はお仕事が忙しくなかったので、いろいろ空想してしまいました。
金正日が中国に逃げて、中国が北朝鮮を統治することになったら、とか。
北朝鮮は韓国といっしょに中国に併合されたいんじゃないか、とか。
日本の力はおいしいゴハンだから、おいしいお米をつくるお百姓さんは公務員にしたら、とか。
明日は『文明崩壊』(ジャレド・ダイアモンド)を読む予定。

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 前のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事