実は昨日のことでしたが・・・。
あまりにの憤りもあり、
でも書こうか書くまいか、迷いながら。結局それには触れず、単にまとめて記事(写真)をアップして終わった・・・というアタシでありました。
さて、何があったのか。
午前中、一昨年の春から10ヶ月ほど働いたピエモンテでのプロジェクト。その雇用先から電話で呼び出しを受けたのでした。
それはアタシをイランに連れて行った会社でもあるのだけれど・・・
その会社とは、去年の秋から揉めており
理由はギャラ(イランでの講演会云々)の未払いで・・・。
遅いなと・・・
どう話を始めようかと考えていた矢先に、
イランとイギリスの関係はアメリカに次いで最悪となり、続いてフランスもイギリスに右倣え。
当然イタリアだって、そこに続かないわけには・・・。
ってことは、会社がそこで予定している今後のプロジェクトは潰れるな。
嫌な予感はあったのだけれど、
でもまぁ、支払い済ませてもらわないと。
やっと電話をとったのが11月初旬。
参った。本当に。
何を言い出すかと思いきや、
「ギャラが発生するなんて、誰が言ったの?」って。
『誰がって、何言ってるんですか?あなたでしょう!』
「おかしいわ。ほかの建築士たちだって、エンジニアだって、フランチェスコだって・・・あのとき一緒に行った誰一人、そんなことを問い合わせてくる人はひとりもいないわ」
『そんなこと知りません。私はあなたと常に二人で話しを進めたんですから、ほかの人たちがどんな条件で引き受けたかなんて、そんなの関係ないですから』
さぁ、こうして始まりました。
フランチェスコというのは、ピエモンテで仕事をしたときのチームリーダー。更に、専門学校時代の同期でもある。
リーダーではあったけれど、なぜあそこに私が突然引っ張られたか。途中参入することになったかというと、フランチェスコが洗浄作業で失敗を繰り返したために、州の方からプロジェクトの中断を求められるという異例事態が生じそうになったため。
私から言わせてもらえば、それだけの過去のあるフランチェスコがギャラを請求するほど強く出られない立場にあってもおかしくないほどのことだった。
「私が言ったのは、‘すべての旅費は会社の方で全額負担する’ということよ。聞き間違えたのね」
ほら、始まった。そう思った。
外国人っていうことで、言語が苦手であるもんだ!という理由付けにでたらしい。
『はぁ?何言ってるんですか?私はこう聞きましたよね、‘一切の旅費は別にして、この仕事(プレゼン)に対するギャラの支払いはされますか?’。そう聞きましたよね?』
「おかしいわ。そんなこと聞かれた覚えも言った覚えもないわよ」
言った言わないの争いは、本当にきりがない。
本当にずるい。
そのときに本当に私を怒らせたのは、次の彼女のせりふだった。
「あれは、あなたたちにひとつの経験をさせてあげるために連れて行ってあげたものなのよ」
経験・・・と。
『経験ってなんですか?どういう意味ですか?最初から気乗りしないでいた私を、何度も何度も説得して強引に 丸め込んで連れて行ったのはあなたたちじゃありませんか?デモンストレーションなんて経験、私には必要ありません。馬鹿にしてるんですか?』
「そんな、馬鹿にだなんて・・・。そんな風に考えちゃ駄目よ」
『でも、実際そうでしょう?』
「とにかく、金銭のことに関しては、私はまったく権利ないから。数日中に社長から直接あなたに電話をさせるわ」
社長は、また彼女の夫でもある。
そのから何日待っても連絡はなく、二週間・・・三週間。
その間も、私は周囲の友人らに語っていたわけです。
周囲の怒りの方が私のそれよりもヒートアップ。
「ひとつの経験?ちょっと、そこでブチ切れなさいよ!」
やっぱりそこだった。
そこに一番キレたのは、長年一緒に仕事をする工房の上司たちと同僚と、そしてやはりピエモンテで一緒に働いたミラネーゼのヴァレ。
『ムカついたけど・・・』
ヴァレに言うと
「もう・・・!駄目なのよ、Shiniは。あのね、言い方が優しいの。丁寧すぎるの」
『そんなことないよ。アタシきついよ』
「駄目!・・・じゃあ、練習しよう。言ってみて!ほらっ。その人に言うように。はい、スタート!」
練習させられた。3回も4回もNG出されて、確か5回目でやっとOKが出た。
「それでいくのよ!いい?・・・じゃ、報告待ってるから」
流石に練習の甲斐あって、言うべきことと怒り爆発モードの口調の強さ・荒さは叩き込まれていて、クリスマス前にまた電話をしたときには、工房での作業の合間を縫って掛けたのだけれど
でかい工房中響き渡る怒鳴り声も時折発し、途中からはもう一方的に攻めまくるだけ・・・。
私も既に裏づけ済みのことがひとつ。フランチェスコはギャラを既に受け取っていた。
散々一方的にまくし立てた末
『・・・(略)。あなたは誰一人ギャラを請求してくる人がいなかったって言いましたけど、それは事実じゃないでしょう?』
「どういうこと?」
『フランチェスコは、ちょっと前に直接社長から受け取ったって私に言いましたよ。私との違いは、社長と直接交渉しなかったことだとは言いましたけど。』
「!!!」
『つまり、そういう意味で私に落ち度があったということになるわけですよね』
「・・・!!!待ってちょうだい。そう怒らないでちょうだい、お願いだから。わかったわ。わかったから・・・。誓うわ。元旦までに社長からあなたに連絡さ せるから。私には今、それしかしてあげられないから。ごめんなさい。・・・でも、本当にそんなふうに悪く取っちゃだめよ。騙したつもりなんてないんだか ら」
元旦が過ぎても連絡はなし。一週間たってもまだ音沙汰なし。
で、そろそろじゃあ私の友達(弁護士)の助けを借りようかなと・・・。そんなことを考えていた矢先の呼び出しだった。
電話は会社のセクレタリー。若い男の子である。
「もしもし?●●●●●●(会社名)だけど・・・。今日の午後4時、会社に来られる?」
『なんで?何のために?』
「君に仕事を頼みたいって」
『・・・!!!4時?』
「4時から4時半くらい・・・」
『まぁいいや。じゃ、あとで』
4時でも4時半でも、はっきり言って、私にはあまり有難くはない時間で、中途半端すぎて自分の今の修復仕事は捗らない。でも・・・これでやっと社長と直接話ができる。仕方のないこと。
早く切り上げて会社に出向いた。
(後編に続く)
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