La Bazzecola “ラ・バッゼーコラ”

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31 Gennaio 2013

ただただやってくる仕事を黙ってこなしていた、3ヶ月前までのことが
今はまるで前世のことだったかと思えるほど。

独立準備に右往左往。
イタリアとは勝手が違いますから、当然といえば当然のこと。
ただただ疲労していくようです。

動き出せてからも、しばらくは相当に厳しいのでは…。
そう思いますが
でも
頑張ります。

11 Maggio 2012

相変わらずの
久々の更新です。

仕事しかない毎日です、相変わらず。


骸骨寺〈サンタ・マリア・デッラ・コンチェツィオーネ教会)の絵画修復。
励んでおります。相変わらず。
とりあえず・・・の、第一陣。5枚の絵画の修復進行状態は、まずまず・・・なんだろうか。
よくわかりませんが
どう言うべきなのか。
一番・・・というか、唯一厄介な絵画が最後まで私の担当ということになり
ほかの4枚は、同僚2名、プラス
出産を機に引退していたビーナに声を掛け、とりあえずの復帰が叶ったのでありました。

私の絵画が一番厄介というのは・・・
とにかく保存状態が悪く
汚れは、私がこれまで見てきた中でも、そのベスト10に入れたくなるくらい凄い有様。
まぁ、それは他の絵画も同様で、洗浄作業はかなりヘビーなものでした。
勿論、キャンバスは歪んで縮んで、
あちこち破れているわ、穴も開いているわ
真っ黒だし
何が描かれているのかさえ、よくわからない。
そんなものでした。

私が今手元に残した一枚は、
洗浄が終わると、信じられないほどの姿を現し
真っ黒だった背景は、他の4枚とはまったく異なり風景も描かれており・・・

なにが一番信じられないかというと
この作品は、何度も何度もその作者である画家が描きなおしていること。
過去の修復で描きなおされたところも多く、洗浄作業においても、本当に困難を極めました。


描き直しがここまで多く、はっきりと沢山観て取れるということは、
過去の修復の中で、洗浄のの行き過ぎから消されてしまったから・・・という想定は当然できるわけですが
それにしても・・・

描かれているのは、サン・フランチェスコ。<聖人>

千手観音じゃああるまいし・・・
って、だからといって、そんなに沢山手があるわけではないんですけど
一方の手には指が多くみえるし
もう一方の手は、もう一箇所まったく別な場所に手があるし、
衣服も何重にも重なっていたりするし
頭のすぐ上には、聖人ならではの輪が描かれていた形跡だってあるし
その聖人が座っている椅子が(洗浄で)でてきたのだけれど
それだって、過去の修復で描き直されていたようだったし
聖人の下には文字が書かれているのだけれど・・・、それは完全に洗浄作業後に出てきたもので
恐らくは、本来かかれた文章とは異なっているはず。ただ、その持ち主である教会にとっては、歴史の証人のようなもので、とても貴重なものなのです。
・・・にしたって、まるで虫食い状態のように途切れ途切れ。

きちんと読めるカタチにして、表に出してやるのも大変でした。


好きですけどね、こういう作業は。本当に。
とにかくキツイ!わけですが、面白いし遣り甲斐が大きいです。
私がこういった仕事の魅力として、たびたび思うのは
ちょっと魔法にかかったような・・・そういう感覚さえ覚えられるようなときがあること。

「わけわかんない・・・」
「これを、どないせよと・・・」
と、相当に参ったりもするわけですが
(こうなると、忍耐勝負。根気の勝負みたいなところもありますから)
確実に残っているオリジナルの描かれた部分を頼りに、自分の頭を完全にニュートラルにして追っていくわけです。
すると・・・
少しずつ浮き上がってくるようになる。
本来の形が。

時々絵画から離れて
あちこちの角度からなんとなくの感覚で見たりもして
すると・・・

たとえば
あ、椅子があるじゃん。
この黒っぽいの、椅子じゃん。
頭のすぐ傍には聖人の輪っかがあるじゃん。
十字架は、こうじゃん。
髭はこういう風に生えてるんじゃん。
とか・・・

まぁ、具体的には当然ながら、所有先の責任者と話をしながら仕上げを決めていくので
たとえ、後に描き加えられたものであろうが、そういったものも作者の構想描きと一緒に、薄く残してもらいたい・・・というケースも多いわけです。
古ければ古いほど、そういうケースの修復は多いといえるかと思います。
今回もやはりそれ。

というわけで・・・
ハードですが、面白く遣り甲斐もある仕事をしている真っ最中です。


・・・あ!、今日書こうと思ったことに辿りつかないまま締めになってしまいました。
長くなるので。
また改めて、時間があったらまた後ほど、その本題へと・・・。
というわけで。
Grazie!

17 Aprile 2012

久々の更新かと・・・
相変わらずで、すみません。


日々、仕事に追われております。週末の休みを返上で頑張っております。
なんだか自分が、ただの物体のような
機械のような
そんな気さえしてくるときが
たまにあります。
バスの中とか、歩いているときとか。

よくわかりません。

そのくらい、ちょっと疲れています。
ハードな毎日です。


仕事の内容にだけは、相変わらず恵まれていることだけが救いのようです。
だから頑張れる。
それだけこの仕事が好きだということなのでしょう。
ありがたいです。
ありがたいですが、苦しいです。

当たり前のようにその時々に応じて変化する感情は
今は少し麻痺しているときなのかも知れない気がします。
それを今はよしとして
ただただ仕事の期限〈修復の完了日)まで、突っ走らなくてはならないと
厳守してみせると
・・・それだけです。



現在の私の任務は、
ローマのヴェネト通りにある骸骨寺〈有名なのでガイドブックなどでもおなじみです)の絵画修復で
まぁ、一応大きなプロジェクトではあるのですが・・・。

全部で20数枚。
私は、そのプロジェクトを受けた工房に完了するまで残る約束はせず
むしろ、途中で後輩らに引き継いでいくという前提で引き受けたのでありますが・・・。

プロジェクト開始からひと月ほど経ったでしょうか。
だいたい5枚くらいを目安に作業は行われます。
搬入され、修復し、納品し、そしてまた次の5枚前後が搬入され、それを修復し・・・と。
それを全作品完了まで繰り返す。
ごくごく一般的な流れです。


工房の大きな問題は、
人がいない。
仕事をできる人がいないことです。
実習生もどきの女性がひとり。
工房には4年以上いるけれど、修復を本格的に勉強したことはなく、本来は「美術史の専門家」。まだ補填と補彩しか知らない。そんな女性、シルヴィーがひとり。
そして、私の・・・憎いときもあり可愛いときもある後輩、マルゲ。私が工房にまたまた呼び戻されたその日に、
「あなたが戻ってくること、私は認めない!絶対いや!」と、私に向かってまでも悪態をついたマルゲ。
ムカつく後輩。
憎くて仕方ないときもあるが、やはり才能はあるから、できたら頑張ってもっともっと追いついてきてほしいと・・・そう密かに思っている人物。

このプロジェクトは私とマルゲで手分けして・・・シルヴィーにも簡単なことを頼んで、そして実習生にも額縁の一部の段階を手伝ってもらって・・・
の筈だったのだけれど
そう簡単には、ものごとは運べなかったのでありました。
いえ・・・
マルゲは修士をとるための論文のため・・・
さらに、工房〈責任者)への不信感から生じる問題のため
半スト状態。
論文最優先!それが済むまでは業務はほどほどで!と。職場に来たり来なかったり。

・・・納得。
マルゲが正しいと思う。
だから、頑張れって思う。
貫けって思う。

・・・そのくらい、常識が通用しない工房なもので。
お恥ずかしい。


だから、その分私がフォローしようと。
私ももういい加減、自分の場所を作らなくてはならない立場だから、せめて今だけフルな仕事をしようかと。

マルゲの問題は、専門学校などの教育機関で習ったわけではなく大学で保存修復を勉強して、実践はあくまでこの工房のみ・・・だったもので、知らないことできないことがまだまだあるということ。
有機溶剤、それも有害度の高いものばかり使うことに慣れてしまったマルゲ。
洗浄作業でギブアップ。初めて白旗を揚げたのでした。

頑固だからなぁ。かなり。

そのため、最終的に5枚全部の洗浄作業が私の元に。

そんななか、シルヴィーには身内の不幸がわずか3週間に2回。
・・・こんなことって!!!

シルヴィーの悲劇は、あまりに突然のことでありました。


・・・仕方ない。
アタシももう潮時ということで、
今の工房の中では続けていけないという、私の確固とした決意があるため
みんなの分頑張ろうと思って
それで頑張ってみました。

本当の限界がどこまでか、自分でも知らなかったもので。
そういう意味では興味深いものでしたが
流石にきついです。

このプロジェクトのことだけに専念させてもらえるのだとしたら、
もしかすると、働きながら元気で充電できるかもしれないと。
そんな気がしないでも・・・。
けど
そういうわけにはやはり。

この工房では、責任者の趣味や用事、楽しみまでもが、まるで業務命令。


アタシが、
どんだけ
なにを
どこまで
やってきてると思ってんの!!!

ムカつくを通り越して、私の頭がショートしました。
工房にとっては、今絶対あってはならない私のリミットがやってきたのでした。
もう一人の責任者が大慌てで、
「いいから、そんな頼みごと聞かないで!」
必死に私をなだめようと動き出す。

なんというか・・・
我々、実際修復に手を下す者たちがこれだけいっぱいいっぱいのときなのに
手伝うことさえないっていうのは・・・なぁ。

何年ブランクあるのかわからないけど、 まぁ10年以上であることは間違いないのだけれど・・・
それでもなにかできる筈なのに。

毎日の通勤で貧血になるときが多くなった私です。
寝不足なのか、疲労なのか。
いや・・・それなりの年齢なんだろうと思うけれど
今はただただ・・・疲れています。
今の私の楽しみは、私のノルマの期限を厳守してみせること。
自分を試す意味でもあり、上への意地でもあり・・・。


妊娠→引退で、しばらく工房から遠ざかっていたビーナ。
彼女のヘルプを、今は心待ちにしています。

だって・・・
無理だって!
この5枚〈額縁含めて)、納品が来月の10日ですから。
1ヶ月半で実質二人くらいでの作業というのは・・・
当然、傷み具合によるものですが
どんな状態だったかって・・・ボロッボロッで、どっかから掘り出してきたんですか?具合の代物で・・・。
初めて手にしたとき、殆ど黒ずんでいて歪んでいて、穴もいくつも開いていて
何が描かれているのかさえ、よくわからないものばかりでした。
1600年代前半の絵画です。


まぁ、こういう年代のものは、これからはなかなかチャンスが得にくくなりますから。
キツイ毎日ですが、
神様に心底感謝しつつ、
私らに完全に一任で、目もくれようとしない責任者のM女史に憎しみをおぼえつつ・・・〈苦笑〉
やるさぁ・・・。
生き甲斐はやっぱり強く感じますから。



そんなわけで、更新滞っていますが
相変わらずがむしゃらな毎日です。
自分なりに頑張っております。

3 Febbraio 2012

ローマにも雪が降りました。
記録的な大雪になっております。
朝から雨まじりで降り始めた雪は、昼ごろには本格的なものとなり
夜中を過ぎた今は、もう外一面を真っ白に染めるほどに。
相変わらず降り続いておりますが・・・。

私は風邪気味の一週間を過ごしており、今週は毎日遅めの午前出勤で。(急ぎの仕事もなかったため。)
日々僅かとはいえ悪化する体調にも関わらず、仕事がないわけでもないし・・・と。今日もまた防寒対策万全で出勤。
工房に一歩足を踏み入れた途端、後輩らや実習生が一斉に声を高く上げました。
「あーっ!来たの?私たち、今帰るところなのに!!!」
『なっ、何ぃぃぃ?』
午前11時くらいのことでした。


イメージ 1
ローマでは気象観測で雪が予想され、市長のほうから学校機関はすべて休校とするように発令されたのでしたが・・・。
まさかうちの職場まで・・・。
でもまぁ、それがローマであります。
雪知らずのローマでは、交通事情を中心にパニックに陥る・・・というわけで、個人営業のお店やオフィスでは当然のようにお休みを決め込むようです。お店などは客入りも悪くなりますし。

それにしても・・・
どうやらインフルエンザにかかったらしいです。
だるぅ・・・
鼻は完全に詰まっているし、
胃にもきたようで・・・
こうなると、
食欲が落ちるんですよねぇ。

参ったな・・・


P.S. 写真は帰宅途中に携帯で撮った写メです。画像がいまいちですが、どうぞご了承ください。

27 Gennaio 2012

先週の初め、スタジスタが来た。
スタジスタとは、実習生のこと。
今回のスタジスタはイタリア北部のブレッシャ(市)にある修復専門学校の2年生。


・・・合わない。
最初は好意的に接していたんだけど
なんだか異常になれなれしい。
常識とか良識とか、そういうものは殆どもっていない人かもしれない。
たまたまなのか、そんなもんなのか
よくわかんないけど。

やっぱ無理はな・・・
ストレスになる。うん。

我の苛立ちは、日増しにつのり
今はもう
頼むから大人しくしておくれ・・・と。

あーあ・・・

工房の後輩たちに、ふと漏らす。
『自分も老いたもんだなと・・・。こんなことでいちいち腹を立てるなんて』

アタシはそれなりに勝手な人間だと自覚はしている。
人の好き嫌いは激しいから、
嫌いになると、徹底的に遠ざけてしまおうとする。
よくないこと。
わかってるけど・・・

やっぱ、無理は祟りますから。
なので、反射的に彼女のほうには目線をやれません。
自分からは言葉を掛けることを控えるようになりました。

作業中、静かに後ろから近寄ってきていた彼女が言った。
「あなた、ブラーバね」
『・・・・・・(な、何???)』
後輩という後輩らからは、そのような状況でそのような言葉を投げかけられたことは、これまで一度もありませんでした。
一般の方々から言われると、純粋に本当にありがたい言葉なのですが・・・。
流石に学生から言われると、これがまったく異なって響くわけです。
こっちも十年以上やってきている単純作業だったもので
私には、小ばかにされたような・・・そんな言葉にしかその瞬間は聞こえず
また苛立ちが・・・!!!
(まぁ、言い方も言い方でしたから)


「私、音のない中で作業するのって駄目ェー」とか
「静寂の中で黙々と仕事できる人って、信じられないー」とか
・・・あんた誰???
そんな実習生の要望により(???)、工房は再びBGM高らかなロカーレ(場所)になってしまったし。
なんで後輩らは、それに合わせていっちゃうのかな・・・(意外なことで、残念でした)

更に
「ここの工房って、すっごいステキよね♪ネスプレッソがある工房なんて聞いたことない!!!」
で、毎日遠慮なく朝と昼と・・・気が向いたときに一服。
 注)“ネスプレッソ”とは、カプセル挿入タイプのエスプレッソ・マシンのこと。
    1カプセルが1杯のカッフェー。
いいんだけどぉ、
それさぁ、タダじゃないんだ。
実際は、アタシとダニー(工房の責任者のひとり)の出費なんもんで・・・。
こっちが『カッフェー飲む?』って聞いたのは、最初のころのこと。
こっちというか、正確には後輩が最初の日に誘っただけ。
それが今は、彼女が勝手にやってるし・・・。
けちな人間にはなりたくないけど、日々重なる負担は流石に抱えきれないし、このまま黙っては見過ごせない。


昼食のテーブル準備とその片付けは、工房でも習慣で
そのときというのは、彼女にとって絶対の煙草タイムであるらしく、
お昼休みで仕事を中断すると、「まず先に煙草吸ってきていい?」で、出て行って
大体毎回盛り上がる昼食でのおしゃべりが終わり、片付けで立ち上がると・・・
一斉に片しに掛かる我々を横目に、巻きタバコを作り、上着を着て外へ。
片付け終わって、ひとりまたひとりと各自の作業場に着き始めたころに戻ってきて、エスプレッソマシンに直行!

・・・いいのかこれで?
ちゃう(違う)やろ!協力とかさ、手伝うとかさ・・・自分が毎日お世話になっている工房なんだし。せめて・・・と、
ひとり、頭を抱える。

プラス、
この工房ならではのつまらない・・・くだらない・・・けど、笑える・・・でもやっぱりあほくさい行事なんかもあって、そ
こういうのも、もういい。
アタシがいなくなった後、誰が代わりをするんだろ・・・。
ま、いいのか。なんとでもするんだろ。

付き合いきれないことが多々ある毎日なのに、
アタシは結構普通で、マイペースで
イラつけばイラついたままに、ポロッとこぼし・・・
けど、あほくさいと思うことには、『こんなことはこれが最後なんだから!』と一緒にあほにつきあって。(笑)
そんな日々を送っております。


ひとつだけ、時機を見て言おうと思ってることがある。
・・・クオリティー上げよ?
だって、外面ばっかじゃん。うち(工房)ってさ・・・。
それがひとつ、残念だな・・・。
これでも一応、工房では一番の古株になってしまったアタシなので・・・

そんなことを思う、今日この頃です。



追伸
あ、最近更新が滞りましたが・・・
コンピューターの不調とモデムの不調
ダブルできました。
全然遅くて、動かなくて、という事情が主であります。

つくづく思いました。
やっぱスマートフォン様様の世の中です。

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