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ビール
アルコール禁止のイラン・イスラム共和国。 出張の話をされたときには 『アルコールが禁止の国だとか?グラス一杯のワインもちょっとのビールも口にできないなんて・・・ストレス溜まるだけで、それをどう消化すればいいのかわかりません。ここはひとつ、考えさせていただきたいと・・・』 なんてことを、会社に・・・ まぁ、半分冗談めいてメールしたわけです。 すると、即答で 「心配しなくて大丈夫。…(略)」 『あぁそう♪ならいっか!』 ちょっと安心して、前向きに検討。 あれよあれよという間に、私のイラン行きは半ば勝手に決まってしまい・・・。 やっぱり不安な私は、スチュワーデスをしている友人などに訊いてみたのでした。 その人もやっぱり 「あぁ・・・。でも、外国人の場合はちょっと違うから大丈夫よ。私がフライト(仕事)のためにイランに泊まったときには飲んだし。大丈夫って言われたんでしょ?その人の言うこと、信じていいんじゃない?」 あっそ! そっすかぁ♪ 一度は安心したものの、やっぱりこの・・・なんというか、なかなか人の言葉を鵜呑みにしない習慣のできた私ですから、出発が迫るにつれて嫌な予感が。 って・・・ ほらねぇ・・・ 毎日毎日、今日はこっち、明日はあっち・・・ 豪華なレストランで豪勢な食事を振舞われたりしたわけですが 流石、イラン政府のご招待! アルコールなんて、出てくるわけがないっ! 飲めるわけがない! アルコールは振舞ったものも死刑になる国なんだとか 宗教上、アルコールを禁じるイスラムの国、イラン。 われわれ一向は、宗教上、赤ワインはキリストの血として・・・むしろ口にせよとするカトリックの国、イタリア。 ん・・・そこでね、ちょっと思ったのだけれど “じゃあ、イランにいるカトリック信者はどうしているんだろう?” これがアタシの疑問である。 グレープジュースででも代用しているのかな・・・。 気になる! 話を戻して、 イランに到着してすぐ 歓迎の昼食会を、ホテルの最上階で頂いたわけですが。 「ビールはどうですか?」と・・・ それが・・・ ノン・アルコール・ビール! 旅行ガイドによると マーオッシャイールって呼ばれるらしいが みんな簡単だからかな、ビールって呼んでた。 『ビール』って頼むと、これを当然のように差し出してくれたし。 アタシは、ノン・アルコール・ビールが大っ嫌いで、ルート・ビアも駄目で、 口にすると、オェェェってなる。だから 出されたときには『うぅぅ・・・っ』て顔をしかめて断ったんだけど コーディネーターさんが、いろいろ見せてくれて・・・ オーソドックスなタイプのみならず、フルーツ味が充実してる! それが・・・めっちゃ美味いっ!!! アップル ピーチ レモン マンゴー …あとなんだったっけ?忘れちゃった。 とにもかくにも、りんご(アップル)味でハートをきゅうっとつかまれてしまった私は、 それからずっと、アップル。 それになぜか私が座る席には、もう「これ飲め!」といわんばかりに、偶然アップル味がおいてあったりなんかして。(笑) 昼も夜もアップル三昧! ピーチもマンゴーもめちゃめちゃ気に入ったんだけれど、マンゴーはレストランではほとんど見かけなかったから、二回しかチャンスなかった。残念! 私のアルコール抜き生活は、 その分、豚かと思うほどに食べたけど!(爆) イランからローマに戻るにあたって、我々一向はドバイ経由。一晩をそこで過ごして改めてローマへと・・・。 勿論、みんなは とりあえずの“乾杯” お疲れ様の“乾杯” ちょっとは打ち上げ気分にでも浸らなくては・・・と、 ドバイのホテルで一杯を!と。 スプマンテを頼む人もいれば、ビールを頼む人もいる。 みなさんっ、ワインは??? 仕方ないので、アタシだけ赤ワイン。 当然です。(大好きですから) 大好きですから??? 正確には、『大好きでしたから』。 一応みんなが、もうイランを発つときから張り切って張り切って・・・で、ついに乾杯したんだけど。 アタシだけ、なんとなくノリ悪かった。 とか何とか言って、二杯目を頂いたのはアタシだけだったりなんかするのだが・・・。(苦笑) スペインの赤ワインを頂きました。 やっぱり美味しかったです。 無事にローマに着いて・・・ 何がアタシを変えたんでしょう。 ドバイを最後に、アルコールを口にしていないという私であります。 友人たちは言葉を失う。 「え?止めた???」 「どうして?」 「何があったの?」 確かに! 以前のアタシがどんだけ飲んでたかってっ!!! 何があったって・・・ 飲まずにいるのに慣れただけ。 わざわざ飲みたいとは思わなくなった…といった方がいいのかも。 なんとなく、そんな感じ。 禁酒・断酒。するつもりでもなく、したつもりでもなく ただなんとなく…おめでたいときとか、特別なときだけのものにするってのも悪くないかも。なんて思ったりして。 そんなわけで、意外な変化を遂げたというアタシであります。 それに…また行きたいし。イラン。 だからいーや、このまんまで。ははは… あ、ピーチ味のビールの写真も載せておきます。 上の写真の(ノン・アルコール・ビール)のメーカー(オランダ製)とはまた別の、こっちのピーチ味の方が甘みが抑えられてて美味しかった。しかし、出会ったのが最終日だったため、写真だけはしっかり撮ってきた…という。 よく読まなかったけど この缶の裏側は、読んでもわかる分けないアルファベットだったし(笑) ノン・アルコール・ビール、フルーツ・フレーバーを探し続ける私であります。 しっかし… 無いもんです、めっちゃ美味しいのにぃぃぃっ。うぅぅ・・・。 アタシは克服したけれど やっぱあれが気になる。 イランに住むカトリック信者はキリストの血とたとえる赤ワインを口にすることができない。これは、キリストの教えに反するともいえるのでは? それも、イスラムの教えによって飲めないっていうのは… わけわかんない! |
イラン
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“スィー・オ・セ橋”
人々 エスファハーン(イシュファハン)から帰ってきてからも、皆 『危なくなかった?』 『恐くなかった?』 『危険なところでしょ?』 ・・・って、訊いてくるんだけどね そんなこと全然なくて 結構ひとりでフラッと歩けちゃったりもして。 自分の出番がないときは、学会会場でもあるホテルから抜け出して・・・。 会社の偉い方からは 「自分の部屋で休んでいてもいいし、カフェに行ってもいいし、好きにしていいから」とは言われていたけどね、 メンバーの中で、ひとりまちの探索を実行したのは、滞在中私一人でありました。 (メンバーの)男性陣はどうして・・・こういうときに度胸がないんだろか・・・。暑さのせいだろうか・・・。 まぁ、もっとも なんとなく 「あ、この道はあんまり先に進まんほうがいいかも・・・」なんて思えば引き返して また大きな道を繁華街の方向へと、ガイドブック片手に歩いていく。 40度近い猛暑の中でも、なんか面白くて。まちが興味深くって。 それに、飲み物とか・・・普通に外で買ってみたりしたくって。 希望を言えば、現地のコーディネーターが何でも調達してきてくれるんだけれど、 それじゃあ・・・つまんないでしょ。 やっぱりね・・・ある程度は冒険しないと!折角だし。 というわけで、 ほんの8日間だけだったエスファハーン(イスファハーン)の滞在中には、結構たくさんの出会いがありました。 まちを歩くと、皆が私を見る。 じろじろ見る。 後ろからすれ違った何人かが、また戻ってきて 「ジャパニーズ?」 そうだと答えると、キャーっ!!! 『???』 カメラを出してきて 「一緒に写真とってもいいですか?」 『・・・えっ???』 そんなことが何度もあった。 ジャパニーズ愛好国のイランらしく・・・ そういやぁ、教授が(出発前に)言ってたな。 『危ない気がする・・・』と、ひどく尻込みしていたアタシに 「いや、お前の方が一緒に行く連中より安全だろ!危ないとしたら、アメリカ人やイギリス人、ヨーロッパ人のはずだから。イタリア人に無事な環境を約束してるなら、お前なんて余裕だろ。」 なるほど・・・。と、そのとき思い出した。 学会での私の任務は、実技を見せること。それもたった二日間。 一回目が3時間ほど。二回目が4時間ちょっと。 それが終わると必ず、学生からの質問やらフリートークの時間がありました。 フリートークの時間は、学生たちも壇上に上がってきて作業道具を間近で見たり、機材に触れてみたり・・・ 中には、そんなことをしながらおしゃべりをしたがる人たちも。 何を言い出すかと思いきや 「“おしん”知ってる?」 『うん、知ってる(笑)』 「キャーっ!!!」 ・・・!!!マジ??? 実に愛嬌ある、面白い人たちばかり。 中には 「ジャパニーズはイランのこと、どう思ってるの?どんな国ってみんな思ってるの?」 『原油が沢山とれる、豊かな国だと思われていると思う』 と、答えてみた。 「危険な国だと思われてる?」 うん・・・確かに私はそう思っていた。私の周囲も心配したし。けど、そのままさらっと言える訳がない。 『近くに危ない国があるし、戦争している国もあるから、不安はあるだろうけれど・・・。帰ったら、みんなに危ない国じゃないって言うよ』 「Thank you! Thank you!」 『Ma di che? (いやいや・・・) げ…!!!」 あたしの頭も疲れてきて・・・ だって、英語なんて11年以上使ってない。緊張解くと、イタリア語に戻っちゃう。 助けてくれぇ・・・ コーディネーターのAさんも言ってたな 「イラン・イラク戦争が終わって、ここは旅行者といえば日本人ばかりだったんだよ。日本人はずっと友好的で、だからみんな日本人が大好きなんだよ」って。 みんな優しい。あったかい。 滞在期間が短すぎたせいで、まだまだ知らないだけなのかもしれないけれど なんというか・・・ 人を騙そうとかカモにしてやろうとか・・・ イタリアには結構いるけどねぇ・・・ イランにもいないわけじゃあないかもしれないけど 多少ふっかけてくる商売人もいるけれど、そういうもん!で。 買う側がものをみて、その値を判断して…交渉。 それで折り合いがつけば商談成立。 そういうもの!という国だから、やっぱ・・・違うよなって思う。 無理やり、それも気性を荒げて押し付けようとする人には出会わなかったし、いなさそうだし。 そういうことも、また知っていくのかな。アタシは・・・。 なんだかとっても興味深い! “ギャーム広場”
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無事に帰ってまいりました。 イランへ発つ直前まで、まったく気乗りしない私でしたが 着いてからも2,3日、 「合わない」「馴染めない」 自分に向かないという思い込みは、どんどん強くなるばかり。 ストレスを感じても、アルコール禁止の国。 飲んで解消することもできないわけで これでどーして、このワイン好きの私が生きられますかって!(苦笑) やってらんない・・・ そんな風に、チームのみんなにこぼしていた私でしたが 日がたつごとに、現地には心を開ける相手というのがひとり、またひとりと。 後半は、チームメイトよりも現地の人たちとのコミュニケーションに癒されるようになりました。 滞在先のエスファハンを離れる3日前になって、突然湧き上がった願望。 「ペルシャ語をわかるようになりたい」 挑戦してみたいと思います。 ・・・かなりハードル高いですけど。まぁ、楽しむつもりで。 知り合ったエスファハンの人々は、みんな人懐っこくて明るくて。 冗談好きで、かわいらしい。 イタリア人に近いものがある気がしますが、 なんとなく、更にもっとあったかい印象を受けました。 今では、イランが好きになってしまったという私であります。 滞在中には勉強のためにと、撮った写真もかなりありましたが ものめずらしいもの、魅了されたもの、イランらしい(?)もの、 そんなものもたくさんたくさん撮ってきて、 その総数、なんと1700枚!!! また少しずつ、アップしていきたいと思います。おたのしみに! |
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