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教師の能力はどのようなものが必要なのでしょうか?
以前、この一文から書き始めた教師力シリーズをまだ覚えていらっしゃる方も多いでしょう。
前回は教師に必要な資質をいろんな面から述べてみました。
しかし、教師にもさまざまな区分があります。
科目別、校務分掌別、養護教員、保険教員、補助科目教員など。
そこで、今回は教師の所属する立場・環境による必要な能力の違いを書いていこうと思います。
今回は乳幼児を担当する教師について。
乳児は児童福祉法において生後0日から満1歳未満までの子をいい、幼児は満1歳から小学校就学までの子供のことをいいます。
しかし、0歳児に教師がつくことはかなりまれであるため、今回の乳幼児とは「お話しができるようになった小さな子供」とお考えいただければいいでしょう。
保育園や幼稚園などは、小さなお子さんが生まれて初めて所属する自分の家庭以外の場所です。
今までは家から遊びに行き、家から病院へ通い、家で祖父母や兄弟と遊んでいたんです。
そこには必ず母親(あるいは父親)が庇護と監視を与えてくれていました。
そのため、初めて保護者から引き離される時、たいていのお子さんはさびしがって(というよりは怖がって)泣き叫び、拒否します。
お子さんをお持ちの方は、一度は経験されたことでしょう。
乳幼児を担当する先生は、まず最初にこの問題に直面するわけです。
つまり、親から引き離される子供たちを泣かせず、素直に保育園・幼稚園にいさせなければならないんです。
では、そのためにはどのような資質が必要でしょうか?
もちろん、こどもに好かれる力です。
小さな子どもから好かれることができなければ、仕事を始めることすらできないわけですから。
一番簡単な方法は、母親と同じ性別で、母親と同じくらいやさしく、母親よりも動きが早い人(子供の人数が多いから)ということになりますね。
そのため、保育所・幼稚園の先生は女性が多いのだろうと私は考えています。
もし男性でこの立場に立とうと思ったら、同じことをしてもおそらくこどもたちは心を開いてくれないでしょう。
なぜなら、男性と女性とでは、根本的に行動や考え方に違いがあるからです。
では、男性の場合であればどのようなスタンスで接するべきでしょうか?
母親と違って、もっと年齢の近い存在(つまりお兄さん)として、一緒に遊ぶ存在になればいいのです。
テレビの幼児番組などの「体操のお兄さん」が、子供たちと同じ動きをして見せるのはそのためです。
もちろん楽しそうにしてみせなければいけません。
笑顔のない先生には、子供は近寄ってきませんから。
ここまでは入門編。
つまり、最低限度持っていなければいけない力ですね。
では、次に必要な力は何でしょうか。
それは「連れていく力(あるいは導く力)」です。
乳幼児はやってはいけないことや危ないことを平気でします。
これは、その行動をすれば結果としてどうなるかを想像する力がまだないからです。
だから、小さな子どもは怒ってもしかっても無駄なんです。
乳幼児を叱ると、叱られたくない気持ちだけを覚えてしまいます。
すると、将来親や先生に隠れて悪いことをする子になってしまいます。
ここが問題なんです。
では、どうすればいいのでしょうか?
小さな子供でも分かるように噛み砕いて、やさしく何度でも教えなければいけないんです。
ここで必要とされるのは、小さな子供でも分かるように説明できる会話力と、何度も説明する根気。
これさえあれば、必ず子供たちを導いていけると思います。
乳幼児の先生として必要な資質は、たったこれだけだと私は考えています。
しかし、それを身につけている先生がいかに少ないかは、みなさんも感じていらっしゃるでしょう。
乳幼児とともにいるときは、気の休まるときがまったくありません。
それでも、成長した乳幼児たちが旅立つときは、他のどの年齢層のこどもが卒業していくときよりも感動が大きいと私は感じています。
乳幼児の先生を目指しておられる方は、そのことを忘れずがんばってほしいと思います。
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保育に相当する適切な英語がないことを最近知りました。保育の時期にいかに子供と接するか、そこで天才を育てるきっかけになるのかもしれませんね。こむりん先生の今回のお話を読んで、エジソンのことを思い出します。
今日のある学院長のブログ笑いました。トイレや階段が汚れると怒って、担当者に厳しく言ったらしいですが、施主の責任じゃないの?と思いましたが……。お金のかかることなんだから、黙ってみてないで最後に修正してれば造り直しする必要ないのにと思ったのは私だけでしょうか。
[ くすくす ]
2014/6/10(火) 午後 9:19
最後に口を出されたんですよ。(笑)
そのせいでああなっているんです。
加齢のせいかもともとの性格か、御自分の出されたご命令をきれいさっぱり忘れておられるんですね。
階段に使われている床材も同じです。
自分で指示しておいて、忘れる。
保健室のドアについても、「もっと大きなドアにしろ!外には緊急用の扉もつけろ!」とご命令されたのはご本人。
仕方なく施工の方々は大きくできるように、金属製の扉にしたと。
すると完成してから文句をおっしゃる。
工事中に扉を2回も変えさせたにもかかわらず、です。
O林組さんはよく我慢しているなぁ、と感心しているんですよ。(笑)
[ こむりん先生 ]
2014/6/11(水) 午後 2:24