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書庫教育論

 教師の能力はどのようなものが必要なのでしょうか?
 
 教師にもさまざまな区分があります。
科目別、校務分掌別、養護教員、保険教員、補助科目教員など。
そこで、今回は教師の所属する立場・環境による必要な能力の違いを書いていこうと思います。
 
今回は高校教師、理論系教師についてです。
 
 ここでいう理論系教師とは、理科第一分野系(つまり科学と物理)と数学の教師のことを指します。
そして理論系教師には、絶対必要な能力が一つあります。
それは、「会話力」です。
「説明力」といってもいいかもしれません。
 
 もともと理論系科目は、必ず元になる公式や理論があります。
これらは暗記するしかなく、その使い方は計算練習を繰り返すしか熟練できる道はありません。
ところが、ここに大きな落とし穴があるのです。
理論系とは、言いかえれば理解系。
「どうしてそうなるのか。」という大前提をしっかりと理解していなければ、公式などを使う時にも間違った使い方をしてしまったり、類似の公式のどちらを使えばいいのかが分からなかったりすることがあるからです。
 
 例をあげてみましょう。
方程式の計算方法を教えるとき、未熟な教師はこのように教えます。
 
    x+3=7
    x  =7−3
 「このプラス3が、イコールの反対に行くとマイナス3になるんだ。
  これを移項というんだよ。」と。
 
間違いではありません。
しかし、どうして符号が逆になるのか?
これが分かっていないと、引き算や掛け算の時には分からなくなってしまうのです。
ここで良い教師は1行加えて説明します。
 
    x+3=7
  x+3−3=7−3  
    x  =7−3
 「右辺と左辺が等しいというのは、天秤がつりあっているということ。
  だったら、つりあった天秤の両方に同じ数を足したり引いたりして
  つりあうはず。
  この場合はじゃまな[+3]を消したいから、
  [−3]を両方に書き足そう。
  そうすれば反対側に[−3]だけが残る。
  つまり、必ず逆の符号が反対に残るんだよ。」と。
 
このしくみが理解できれば、加減乗除どんな計算であっても反対側に逆の符号が出現することを理解できるわけです。
これ以降、計算ミスをすることはないでしょうね。
 
 しかし、原理は簡単でも、それを生徒に伝える会話力や伝達力がなければ、生徒はいつまでも理解できません。
すなわち、理論系の教師こそ語学系の教師よりも会話や言語・論理に秀でていなければならないわけです。
日本では、理論系の学生は一心不乱にその理論を詰め込みます。
理解しているかどうかは問わず、とにかく使い方に熟達するわけです。
その結果、理論の理解は二の次になり、さらにそのしくみを他者に伝える能力は三の次、四の次になってしまっているのです。
これでは教えられている生徒さんたちの能力・学力が伸びるはずはありません。
 
 理系科目の得点を上げたいのであれば、まず説明の上手な先生を探しましょう。
これは、生徒さんでも学校さんでも同じです。
話もできない理系教師は、生徒の学力指導などできません。
いわんや、担任業務やクラブ顧問などは論外です。
もし自分の理系科目の得点(学校であれば、自校の生徒さんたちの理系科目の校外模試の偏差値)をあげたいのであれば、説明の上手な先生を手に入れる。
これで間違いないと私は思います。
こむりん先生
こむりん先生
男性 / AB型
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