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しばらく間があいてしまいました。
読者の皆さんはその事情をご存じだと思いますので、あえて申し上げませんが。(笑)
中学入試が終わったところで、少しお話しておきたいことがあるんです。
それは、大阪府がここ数年行っている教育改革についてです。
私学助成金以外、維新の会(というよりは橋下氏と中原氏)が行った教育改革は、どれも思ったほどの効果を上げていません。
そのいくつかを具体的にあげ、なにが悪かったかを検証しようと思います。
もちろん、私の独断と偏見を交えた意見ですから、ご意見ご批判いつでも大歓迎です。
大阪の行った教育改革に、「食育の見直し」というものがあります。
これは、小学生が給食を残していたり、中学生が朝ごはんを抜いていたりすることが多いので、教育の立場から食を指導しようというものです。
とてもいいことだと思います。
ところが、いつも言っていることなんですが、いまの大阪が行う教育改革は「総論賛成、各論反対」のものが多いんでですよ。
この食育の見直しもその一つです。
中学1年生のお子様をお持ちのご父兄はご存じでしょうが、去年4月より市立中1年生を対象に仕出し弁当を配る方式での給食が始まりました。
これは、国内最低だった大阪府内の公立中給食実施率を改善しようと、橋下徹市長が府知事時代から掲げていた肝煎り政策なんです。
とてもいいことです。
しかし、まだ1年を終えないうちから批判が集中しています。
なぜなら、7割以上の生徒が食べ残しているからなんです。
理由は様々ありますが、いちばん多い理由は「おかずが冷たくておいしくないから」。
嫌いなものが入っているからではないんですよ。
このことについて質問された橋元氏は、深く考えもせずにすぐにこうおっしゃいました。
「ふりかけでも使えばいいんじゃないのか?」
これが今の大阪の教育改革のいちばんのいけないところです。
改革というのは、確かにスピード感が必要です。
何年もかけて変化していっても、世間はそれを改革ではなく変化ととらえるからです。
だから、自分のアイディアをそのまますぐに口から出すこともたまには必要かもしれません。
しかし、アイディアというものには、必ずメリットとデメリットがあるんです。
そこえをきちんと話し合い、考えを出し合って、熟成させて初めてアイディアはものになると思うんですよ。
一人で長いこと考えていてもダメ。
すぐにやってみるのもダメ。
話し合いの末にいちばんいいものを作り上げるのが民主主義のいいところだと私は思っています。
今回のこの「冷たいおかず」批判も、最初から各中学校に保温機などを備え付けておけば何の問題もなかったはずです。
しかし、急に実施が決まったものだから、業者の選定・決定に時間がとられすぎて、肝心の実施後の問題点については全く話し合うことができなかった。
ふりかけがあるなしの話ではないんですよ。
クローズアップされたばかりの橋下氏には、大勢のブレーンがいらっしゃいました。
しかし、重なる失態と独断専行のため、その半分が彼のもとを去ったと新聞では報じられていました。
その頭脳集団の減少が、いまの橋下氏の詰めの甘さにつながっているのではないかと私は考えています。
勘違いしないでください。
ただ批判しているわけではないんですよ。
問題点を指摘し、こうすべきだという代案を提示し、みなさんに考えてほしいとお願いしているだけなんです。
などと言い訳を書いている時点で、私の表現の自由はかなり制限されるようになったなと思いますが。(苦笑)
食育は大切です。
大阪の私学さんでも、朝食の提供や栄養バランスを考えたおいしいデイランチの提供など、食事の面からのアピールが増えてきました。
今や普通の食堂運営しかしていない私学さんは人気も下がり気味になっているようにも思います。
しかし、衣食住と言われる人間の必要3要素には必ず各人の好みがあるので、統一するのはなかなか難しいと思うんです。
ならばどうするか。
選択肢を増やすのか、それとも最大公約数を正解として提供するのか。
大阪の公立校だけではなく、私学さんの手腕も問われる問題だと思います。
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