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この時期になると、いちばん問い合わせで増えてくるのが「受験校の選び方」。
受験校を選ぼうとするとき、何も分からないご父兄の方々が多いと思います。 今回は、学校の宣伝について。 もちろん、こむりん流ですよ。 私学は、教育法人といえども宣伝をするのが当然です。 生徒が多くて授業料がたくさん入る方がいい。 ですが、職業によっては禁じ手があるはず。 警察官が給料に不満でストを起こしたら? お医者さんが手術中に職場放棄をしたら? やってはいけないことややっても無駄なことがあるんですよ。 学校の場合、宣伝と教育指導に多いと思います。 その宣伝について考えてみましょう。 みなさんが最初に目にする学校の情報は、広告・看板ですね。 実は、不思議に思っていることがあるんです。 広告の出し方なんです。 電車を利用されている方は、電車の広告に学校宣伝が多いことを知っておられますよね。 全国規模の受験である大学は理解できるんです。 受験生が広範囲すぎるので、不特定多数の目に触れさせるには、マスコミに出すか、大勢が通過するターミナル駅に看板を出すのが効果的だからです。 でも、私立高校や中学の場合はあまり効果はないと思うんですよ。 私立を選ぶベスト3は、「通学時間」「進路実績」「学校生活の楽しさ」です。 通学時間が短いほど選んでもらいやすいのに、遠距離通学の手段である電車に広告を出して、効果があると思いますか? また、進路実績や学校生活で選ぶ方々は、交通機関の広告など興味がないでしょう。 つまり、効果が薄いと思うんです。 駅看板もそうです。 私学さんの中には、自校が見えている最寄の駅にまで看板を出している学校さんがあります。 意味がないと思いませんか? 駅から見える自校こそ、一番の宣伝ですから。 新聞広告の場合も同じです。 校名は覚えてもらえるけど、その新聞を取っている家庭に受験生がいるかどうかはわかりません。 むしろいない確率が高いはず。 子供がいらっしゃる方の目に留まる確率が10分の1なら、経済効率は10分の1以下. つまり、600人の生徒を集めるのに、6000軒に新聞広告を入れないといけない。 見て必ず選んでもらえるはずがありませんから、実際にはもっと多くの広告を配布しなければいけない。 非効率的だと思うんです。 つまりは、交通広告や新聞広告をやたらに出している学校さんは、宣伝広報がわかっていない可能性が大きいと私は考えるんです。 さらに、そちらに経費を使ってしまっているから、本当に必要な教師や教育内容の充実にお金が足りなくなっている可能性もあると。 資金が潤沢なら、そもそも宣伝はしないはずですからね。(笑) 例外はあります。 自校に新しいコースを作ったり、校名を変更したりするときです。 それらを周知したいというときには、たとえ無駄でも大々的に宣伝する必要がありますから。 それ以外は、どこかおかしいと考えておきましょう。 生徒募集に苦しんでいてワラをもつかむ気持ちか、経営をわかっていないかだ、と。 では、当たり前の広報とは何でしょうか。 第1に、教育関係媒体での宣伝です。 たとえば、模擬テストを実施している出版社の成績表などに宣伝を載せている学校は信頼できます。 教育意識の高いご父兄に対して、密度の高い広報ができるからです。 偏差値の高い受験生に対しても、自信を持って自校をすすめていますしね。 第2に、学校訪問や塾訪問です。 自校に隠し事や不祥事がなく、自信を持ってアピールできる学校であれば、1軒1軒そのことを説明するのが一番効果的です。 相手もプロなのですから、その学校のよさを必ずわかっていらっしゃるはず。 個別に不満点を聞ければ、いっそう学校の価値は上がります。 第3に、在校生の評判です。 これが一番影響力が大きいんです。 なぜなら、在校生は学校内部のことを実に細かく知っているからです。 先生の質、級友たちの授業態度。 3年生の受験対策、学校生活の実態。 すべてが生の声となって、母校や後輩へと伝わっていくのです。 学校の内部に知り合いがいない場合の一番簡単な見分け方は、「近所の方がその私学に通っているかどうか」です。 通学時間が短いのに選んでもらえないのは、学校に問題があるから。 評判の悪い学校に自分の子供を通わせようとは、誰も思わないでしょ? 例外として、超難関校である場合は合格が難しく、近所だからといって入学できるとは限りませんが。 以上、学校広報について述べてみました。 次回は「学校から直接手に入れられる情報」について述べてみましょう。 |

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