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教師の能力はどのようなものが必要なのでしょうか?
教師にもさまざまな区分があります。
科目別、校務分掌別、養護教員、保険教員、補助科目教員など。
そこで、今回は教師の所属する立場・環境による必要な能力の違いを書いていこうと思います。
今回は高校教師、語学系教師についてです。
中学校から高校に進学すると、学習システムが複雑になってきます。
たとえば、英語はライティングとリーディング、グラマー、オーラルなど専門的な分野ごとに分けて学習しないといけません。
国語も同じで、現代文以外にも古文・漢文の古典系語学も学ばなければならなくなります。
つまり、生徒一人にたいして、多い場合は6人の語学系教師が指導を行うわけです。
これでは、すべてを学びきれるわけがありません。
なので、高校からはそれぞれの分野・項目ごとに分けて指導を行う場合、最大でも2項目ずつ学習させるのが普通です。
たとえば、1年生ではライティングとリーディング、2年生ではオーラルとグラマー、という風にです。
どんなに優秀な生徒であっても、それ以上の科目を学ばせると学習能率が上がらないのです。
進学校ほど学習項目を絞り、進学実績のよくない学校ほど欲張って科目数を増やしているのはそのためでしょう。
ふやすべきは授業数であって、科目・項目数でないことを覚えておいてください。
これが語学系指導の大切な点、その1です。
次に大切なのは、「語学は習得・熟練させるべき学問であって、暗記系ではない」ということを教師が理解しておくことです。
平成に入ってから進学実績を伸ばした進学校さんの基本となったのは、単語や漢字の暗記などの小テストの実施でした。
確かに受験には基礎単語の暗記は必要です。
しかし、今や小テストなどの実施は時間の無駄なのです。
毎日50個ずつ覚えて次の日に小テストを実施されることが、どれだけ生徒さん達の学習を阻害しているかを理解すべきなのです。
つまり、時間を中途半端に使ってしまって他の勉強ができないし、学校で小テストをしている時間は新しいことを学ぶことができない。
悪循環なんですね。
すでに開明さんや明星さんは朝の小テストを廃止され、朝は読書などの熟練訓練に充て、放課後はその日に行った授業の確認テストにあてておられます。
他校さんでも、進学校と呼ばれる学校さんはこの無駄な暗記学習をなくそうとしておられます。
進路実績の上がっている学校さんは小テストよりも確認テストと自習、なかなか上がらない学校さんは小テストと放課後補習漬け。
つまし、教師の指導力の低い学校ほど、小テストに頼っていると言えるでしょう。
このこともよく覚えておいてください。
これが語学系指導の大切な点、その2です。
最後に、できるだけ読ませてできるだけ書かせることがいかに大切かを理解してください。
語学とは、自分の意思を相手に伝えるツールです。
ですから、問題用紙に解答を書き込める技術を学ばせるよりも、意思の伝達に慣れさせる方が、校外模試などでも偏差値が上がることは分かっていただけるでしょう。
できるだけたくさん読ませましょう。
可能な限り書かせましょう。
語学の本質は相手に伝えるプレゼンテーション力。
これが語学系指導の大切な点、その3です。
以上のように、語学系の学習は常に確認と熟達練習を繰り返すことが一番大切です。
語学の教鞭をとっていらっしゃる先生方は、今一度ご自分の指導のあり方を考えていただきたいと思います。
もちろん、批判がおありでしたら納得いくまで話し合いましょう。
いつでもお待ちしております。
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