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 教師の能力はどのようなものが必要なのでしょうか?
 
 教師にもさまざまな区分があります。
科目別、校務分掌別、養護教員、保険教員、補助科目教員など。
そこで、今回は教師の所属する立場・環境による必要な能力の違いを書いていこうと思います。
 
今回は小学校低学年を担当する教師について。
 
 まず最初に言っておきます。
小学校低学年を教える教師は、その子の人生にとって最も大切なことを教える役割があるのだと。
幼稚園の先生や小学校低学年の先生は、おぼろげに覚えている程度の記憶しか残してもらえません。
10歳までの子供は、思い出の一場面ではとても鮮明に覚えているものの、日常となるとあまり記憶に残らないんです。
すべて覚えている子もいるらしいですけどね。
しかし、その先生が残したものはずっと彼(彼女)とともにあります。
それは、基礎学力です。
 
 小学校1年生では、もっとも基礎的なことを教えられます。
「言葉の使い方」と「数字の使い方」です。
幼稚園のうちに身につけてしまっている子供もいますが、正式に教えられるのは小学校に入ってから。
この基本の始まりが不完全だと、ドミノ式にすべての教育が不完全になってしまうからです。
 
 そういう知能的意味において、小学校低学年を指導する先生は、全教師のなかで一番大切な役割を果たすのだ。
私が言いたいのはそういうことです。
 
 では、どのような先生が低学年を教える資格があるのでしょうか。
第一に統率力です。
低学年に統率も何もないだろうと思われる方は間違っています。
彼らは、糸の切れた凧と同じです。
つまり、その瞬間瞬間の気分に行動が左右されるので、自分自身の行動すらきちんと制御できないからです。
ですから、そういう集中力のない子供たちに、常に一点を見据えさせることのできる指導力あるいは統率力が必要とされるのです。
これを上位自我(オーバーエゴ)といい、自分の気持ちに関係なく言うことを聞いてしまう存在であると定義されています。
上位自我になりえる統率力を持つ先生こそ、ふさわしいわけですね。
 
 第二に会話力です。
ついこの間会話することができるようになったばかりの子供たちに、きちんと文字や数字の基本やルールを教え込む。
これがどれだけ難しいことかは、教師でなくともよくわかると思います。
現在の大阪の小学校では、「年少の方が扱いやすいだろう」と若い先生を1・2年の担当にすることが多いようですが、それは大きな間違いだと私は思います。
たとえ問題が起こらなかったとしても、低学年の先生が経験不足であることは致命的なんですよ。
だって、その子の基礎学力はこの時期の教育によってある程度決まってしまうのですから。
難しい言葉を使わず、簡単な言葉で伝えることができる。
この学年の教師には絶対に必要な能力ですね。
つまり、経験豊富な先生が担当する必要があると。
 
 最後に、尊敬です。
幼いころに大人に対してきちんとした尊敬を抱けなかった子供は、成長すると社会の決まりを守らなくなる傾向が強い。
これは、長年幼児教育に携わってきた私の意見です。
もはや信念にも近いものですね。
幼稚園児に必要なものは愛情とやさしさですが、低学年に必要なものは「いつかああいう大人になりたい!」と思わせるほどのあこがれや尊敬です。
そのためには、厳しいときも必要でしょうし、しかることも不可欠です。
まあ、大人としてダメな人間が教師をすることはあり得ないんですけどね。
 
 私はこの時期(10歳までの教育)までに必要なものは、「お母さんの抱っこ」と「お父さんのげんこつ」だとよく言います。
幼稚園児には抱っこの割合を増やし、低学年にはげんこつの割合を増やす。
そうして、次第に家庭から外の世界へと子供の意識を向けさせる。
こうして初めて、子供の成長が始まるのだと私は思っています。
 
scole377@ybb.ne.jp 質問メールはこちらから
 教師の能力はどのようなものが必要なのでしょうか?
 
 以前、この一文から書き始めた教師力シリーズをまだ覚えていらっしゃる方も多いでしょう。
前回は教師に必要な資質をいろんな面から述べてみました。
しかし、教師にもさまざまな区分があります。
科目別、校務分掌別、養護教員、保険教員、補助科目教員など。
そこで、今回は教師の所属する立場・環境による必要な能力の違いを書いていこうと思います。
 
今回は乳幼児を担当する教師について。
 
 乳児は児童福祉法において生後0日から満1歳未満までの子をいい、幼児は満1歳から小学校就学までの子供のことをいいます。
しかし、0歳児に教師がつくことはかなりまれであるため、今回の乳幼児とは「お話しができるようになった小さな子供」とお考えいただければいいでしょう。
 
 保育園や幼稚園などは、小さなお子さんが生まれて初めて所属する自分の家庭以外の場所です。
今までは家から遊びに行き、家から病院へ通い、家で祖父母や兄弟と遊んでいたんです。
そこには必ず母親(あるいは父親)が庇護と監視を与えてくれていました。
そのため、初めて保護者から引き離される時、たいていのお子さんはさびしがって(というよりは怖がって)泣き叫び、拒否します。
お子さんをお持ちの方は、一度は経験されたことでしょう。
 
 乳幼児を担当する先生は、まず最初にこの問題に直面するわけです。
つまり、親から引き離される子供たちを泣かせず、素直に保育園・幼稚園にいさせなければならないんです。
では、そのためにはどのような資質が必要でしょうか?
もちろん、こどもに好かれる力です。
 
小さな子どもから好かれることができなければ、仕事を始めることすらできないわけですから。
 
 一番簡単な方法は、母親と同じ性別で、母親と同じくらいやさしく、母親よりも動きが早い人(子供の人数が多いから)ということになりますね。
そのため、保育所・幼稚園の先生は女性が多いのだろうと私は考えています。
もし男性でこの立場に立とうと思ったら、同じことをしてもおそらくこどもたちは心を開いてくれないでしょう。
なぜなら、男性と女性とでは、根本的に行動や考え方に違いがあるからです。
では、男性の場合であればどのようなスタンスで接するべきでしょうか?
 
母親と違って、もっと年齢の近い存在(つまりお兄さん)として、一緒に遊ぶ存在になればいいのです。
 
テレビの幼児番組などの「体操のお兄さん」が、子供たちと同じ動きをして見せるのはそのためです。
もちろん楽しそうにしてみせなければいけません。
笑顔のない先生には、子供は近寄ってきませんから。
 
 ここまでは入門編。
つまり、最低限度持っていなければいけない力ですね。
では、次に必要な力は何でしょうか。
それは「連れていく力(あるいは導く力)」です。
 
 乳幼児はやってはいけないことや危ないことを平気でします。
これは、その行動をすれば結果としてどうなるかを想像する力がまだないからです。
だから、小さな子どもは怒ってもしかっても無駄なんです。
乳幼児を叱ると、叱られたくない気持ちだけを覚えてしまいます。
すると、将来親や先生に隠れて悪いことをする子になってしまいます。
ここが問題なんです。
 
では、どうすればいいのでしょうか?
 
 小さな子供でも分かるように噛み砕いて、やさしく何度でも教えなければいけないんです。
ここで必要とされるのは、小さな子供でも分かるように説明できる会話力と、何度も説明する根気。
これさえあれば、必ず子供たちを導いていけると思います。
 
 乳幼児の先生として必要な資質は、たったこれだけだと私は考えています。
しかし、それを身につけている先生がいかに少ないかは、みなさんも感じていらっしゃるでしょう。
乳幼児とともにいるときは、気の休まるときがまったくありません。
それでも、成長した乳幼児たちが旅立つときは、他のどの年齢層のこどもが卒業していくときよりも感動が大きいと私は感じています。
乳幼児の先生を目指しておられる方は、そのことを忘れずがんばってほしいと思います。
 
scole377@ybb.ne.jp 質問メールはこちらから
 皆さんは家族とどのように休日を過ごしていますか?
 私は日曜特訓などで日曜日も仕事のときがあり、なかなか家族で過ごすことがむずかしいのですが、それでもなんとか家族といる時間を作るようにしています。
 外出できなくても、旅行に行けなくても、少しの時間だけでもそばにいて、話さなくてもいいし遊んであげなくてもいいから、ただそばにいるだけでもできるように。
 そのおかげか、娘はなんでもやってみる積極的な子に育ってくれました。
 日曜のお出かけが少ない分、初体験の時に少しビビる子にはなっていますけど。

 実は、家族と過ごす時間が多いほど子供は積極的にいろいろなことをするようになり、知らないことを積極的に取り込み自分を伸ばそうとする傾向が強いのです。
 逆に家族と過ごす時間が少なく、どこかに預けられたり一人きりでいる時間が長い子は何事にも消極的で、好奇心も向上心も弱く社会性も低くなるようです。
 これは、私がいつも提唱しているように、子供の基本的能力は誰かの模倣から芽生えるものであり、多くの場合これは家族との時間で身につけるからなのです。
 父のまねをし、母のゆうことを繰り返し、兄や姉の後を追って一緒に遊ぶことで子供たちは飛躍的に自己の能力を伸ばします。
 これはもう進歩とゆうレベルではなく、進化といってもいいでしょう。
 家族と過ごす時間が少ないと、こうゆう進化を手に入れる機会が少なくなるわけです。

 もちろん個人差とゆうものもあります。
 生まれつき社会性に富み、理解力がある子もいるでしょう。
 積極的に行動する遺伝子を持つ子もいるかもしれません。
 それでも、家族の時間が彼らの能力を伸ばすことには変わりはありません。
 特に幼い子供にとっては、日常こそが勉強の場なのです。
 ですから、もし子供の力をのばしたいと思うのなら、できるだけ子供のそばにいてあげましょう。
 子供と話しましょう。遊びましょう。歩きましょう。
 その時間が、きっと子供たちに未来への翼を与えることになるでしょう。

2007-10-27 子供はすごい

 この間、任○堂のケーム機のゲームでおもしろいものをさせてもらいました。
 ピクトイメージをゆうゲームなのですが、これがなかなかためになるゲーム(とゆうよりイメージ訓練用のシステム)なのです。
 内容は簡単で、誰かが描いた絵を見てそれが何の絵かを当てるゲームなのです。

 これがなかなかむずかしい!

 出題者のデータとして、3歳の幼児から50歳以上の大人まで、さまざまな年齢・性別・職業の人をゲームに入れてあります。
 私たち大人の目で見ると、大人が描いている絵はすぐに理解できるのですが、子供たちが描く絵のなんとむずかしいことか!

 たとえば、ある3歳児はたてに13本ほどの線を描くだけです。
 何の絵かわかりますか?
 答えは「雨」でした。
 ほかにもあります。
 卵形の丸の中に黒いまん丸が書き込んであり、その右側から真上に向かって3本の線が短く書いてあります。
 今度はわかりましたか?
 答えは「まつげ」だそうです。

 ここで言いたいのは面白かったゲームの宣伝紹介ではなく、子供(特に幼児)の思考がいかに単純でわかりにくいものかとゆうことなのです。

 私のホームページに書いてあるとおり、幼児期は大人のまねをすることから学習が始まり、やがてその模倣の中から独自の自我が目覚めてきます。
 しかし、自我を持つまでの子供の精神状態はとても不安定で、外部の刺激によっていろいろな影響を受けてしまいます。
 ですから、大人の思い込みで子供を教えることは、間違っているかもしれない大人の思考パターンを押し付けることになり、その子の独自性や才能の発達を妨げてしまうかもしれません。
 しかし、何も教えないわけにもいかないですよね。

 では、正しく子供を指導するためには何が必要なのでしょうか?
 それは、その子のことをできるだけ知ることです。

 その子の興味・知識・行動パターン・趣味・長所・短所すべてをできるだけ知ることによって、教える必要のあることが見えてきます。
 興味のあることや短所は、できるだけ教えて伸ばしましょう。
 行動や長所については、できるだけその子の自主性に任せて伸ばし、大人の手助けは最低限にすることです。
 そうすれば、子供たちは独自性を伸ばしつつすくすくと成長することでしょう。
 前回に続いて内的理解と外的理解について書きます。
 今回は、実際に内的理解型や外的理解型の子供にはどのような勉強方法がいいのかを中心に述べていきます。

 まず内的理解型の子供は、自分が納得すれば理解も早く成績も上がりやすいのですが、一度躓いてしまうといつまでも同じところで悩んでしまい、勉強がストップしてしまうとゆう弱点もあります。
 そこで彼らの成績を伸ばす勉強方法としては、初めに学習内容を簡単に説明した後、自分で30分間どんどん問題を解かせます。
 そして30分たったら、わからなかったところをだけを簡単に説明し、さらに30分自習させます。
 このように、少し手助けするだけであとは自分自身の力で解かせるのが一番内的理解型の生徒にはあっています。
 このタイプの生徒は理解を第一におくため、理科系科目が伸びやすいですね。

 次に外的理解系の子供ですが、教師ができるだけそばについて小さな間違いであってもすぐに教えるようにします。
 そして30分間勉強をした後、自分で答え合わせをさせ、わからないところを自分で探させてからそれについて説明します。
 これを繰り返していけば、理解がどんどん深まるでしょうし、宿題を解くときでも何人かで考えさせたほうが能率が上がるのでいいでしょう。
 このタイプの生徒は理解よりもパターン認識で問題を説く傾向が強いので、語学(英語・国語)に秀でる場合が多いようです。

 このように、それぞれに得意な勉強方法や科目がはっきりしているのですから、まずは得意科目の勉強をさせて学習意欲を上げ、その後で苦手科目もやっていくことが望ましいでしょう。
 苦手科目の克服については個別にお話したほうがいいと思いますから、
お知りになりたい方はメールで直接お問い合わせください。

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