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 最近2件の家庭内暴力についての相談が私に届けられました。
 また、夏休み前の高校見学会でも、そこの教師をなさっている女性の先生に、「自分の子供たちとどう接していいかわかりません。自分が帰ったときにも疲れた自分に遠慮しているようにあまり近づいてきませんし、何かいい方法はありませんか?」と質問されました。
 これらは同じことに端を発しているので、今回詳しく述べてみます。

 皆さんは教育とゆうものは何歳からはじめればいいと思いますか?
 実は、生まれてすぐのときから教育したほうがいいのです。
 世間では胎教などのように生まれる前から教育したほうがいいとゆっている方もおられますが、あれは生まれる前の胎児や母親に音楽や声を聞かせることによって、胎児には外部的刺激で神経などの発達を促し母には精神の安定をもたらすためにする医療行為であって教育ではないと私は考えています。

 では、生まれて間もない赤ちゃんに教育などが可能なのでしょうか?
 もちろん大丈夫です。

 ここで私がゆう教育とは勉強させたり計算練習をさせたりすることではありません。
 子供に自分の愛情を感じさせること。
 これこそが赤ちゃんに対する教育なのです。
 上記のお母さん先生には、私はこう答えました。
「家に帰ったら、まずお子さんの目を見て笑ってあげてください。そして、ゆっくりと抱きしめてあげましょう。それだけで、必ずうまくいきます。」
 子供とゆうものは、最初に親の愛情を感じることによって心と知能を発達させるものなのです。
 つまり、親からの愛情を通して愛や喜び、さまざまな感情や出来事を学んでいくのです。
 幼いときに親の愛情を感じることができなかった子供は、精神的にも知能的にもちゃんと発達することが難しいのです。
 1ヵ月後にお母さん先生から次のようなご連絡をいただきました。
「最初は笑いかけたり抱きしめたりすると困ったような表情を浮かべてどうしていいかわからないようだったが、最近では子供たちの方から笑いかけてくれるようになり、私が帰ると自分から抱きついてくれる。夫婦共稼ぎで両親とも教師をしているので家族がそろう時間が少なかったのだが、今では私にも夫にも甘えてくるようになった。」

 家庭内暴力についての相談でも、まず私はご両親にその子たちの小さかったころのことをお聞きしました。
 1件は共稼ぎで保育所に預けっぱなし、もう1件はお母さんが体を壊して入院していたので祖父・祖母に見てもらっていたそうです。
 ですから私は愛情を感じることの重要性を説明し、両方のご両親にある提案をしました。
「1日必ず1回は家族全員で食事をしてください。最初は嫌がるかもしれません。気詰まりになったり、会話も途切れがちでしょう。しかし、1ヶ月続けてみてください。」
 食事と睡眠は人間がもっとも無防備になる瞬間です。
 そのときに一緒にいることは、お互いを知り合ういい機会なのです。
 「同じ釜のメシを食った仲」とゆうのもこのことですね。
 はたして、半月後に片方のご家族からご連絡があり、「食事を一緒にとるようになって1週間、息子のほうから学校のことや友達のことを話してくれるようになり、いろいろなことを知ることができた。私たちも、息子の友達の名前さえ知らなかったことに気づいて反省している。」とおっしゃっていました。
 これでもう大丈夫だと思います。

 子供に愛情を伝えること。
 簡単なようでいて、難しい教育です。
 しかしこれなくしては、子供の成長はありえないと私は思っています。
 最近、「子供がゆうことを聞かなくて。」とか「子供が何を考えているのかわかりません。」とゆう感想を、ご父兄の方からよくうかがいます。
 でも、私から見れば以前からそう思っている人たちは多かったように思います。
 子供たちは親が自分の気持ちを理解してくれないことを嘆き、親は子供が自分のゆうことをまるで聞いてくれないことに憤慨する。
 たぶん、人類の歴史が始まってから現在に至るまで、無数の家族によって繰り返されてきたことなのではないでしょうか?

 では、なぜ最近になってそのことが顕在化し始めてきたのでしょうか。
 私は、子供たちの想像力が低下してきたことこそ、第一の原因なのではないかと思っています。
 そのことについて説明してみましょう。

 最近、犯罪の低年齢化が嘆かれていますが、低年齢層の犯罪が増えてきたことにもこれは関係しています。
 ある万引きで捕まった子がいます。
 その子は同じ店で何度も万引きを繰り返し、どんどんエスカレートしてしまって、とうとう店にあるおにぎりを全部万引きするようになり、さすがに見つかってしまったそうです。
 店員がその子を捕まえて改札の補導員に引き渡したとき、さすがに補導員が子供に尋ねたそうです。
「バレるとは考えなかったの?」と。
 するとその子はこう答えたそうです。
「バレるなんて考えていなかった。ただおにぎりを友達と食べたかっただけ。」と。
 この子は高校2年生です。

 私がこの話を聞いたとき、最初は苦笑いをしていたのですが、すぐに寒気に襲われました。
 苦笑いをしたのは「そんなにおにぎりが食べたかったのか。」と思ったからですけど、よく考えれば問題はそんなに簡単なことではなかったのです。
 ひとつだけならバレなくっても、全部が消えれば誰でも気がつく。
 高校2年生にもなっている子が、そんな簡単なことも想像できなかったのだと考えると、恐怖を感じませんか?
 つまり現代の子供たちは、簡単なことを想像することさえせず、その場の成り行きだけで行動しているのではないか。
 こう考えると、最近の父母さんたちの悩みが理解できて来るでしょう。
 勉強しなければ高校に合格できないことはわかっているのに勉強しないとか、携帯でしゃべり続ければ払えないほどの請求がくるのにしゃべるのをやめないとか、ほとんどすべてが「そのことを想像していないから。」と考えれば理解できるでしょう?

 だったら、解決策も簡単ですよね。
 子供にそうゆう想像を教えてあげればいいのです。
 つまり、「勉強しなさい!」ではなく、「勉強しないと希望校にはいけないのよ。それでもいいの?」と聞いてあげればよろしい。
「お前だって勉強しているとは思うが、お父さんはお前が勉強しているところを見たことがない。どれくらい勉強しているのか、それにお前の行きたいところはそれで十分なのか、詳しく説明してみてくれ。」だったらなおよろしい。
 子供たちに自分で考えさせてあげること。
 さらに、自分で考える癖をつけさせてあげること。
 これが、わかってくれない子供たちにわからせてあげる最良の方法だと思いますよ。
 以前にも述べましたが、私は相手の目を見て話します。
 なぜなら、相手の目をよく見れば、今の相手の感情や求めていること、今言った言葉の真意や現在相手が置かれている状況まではっきりわかるからです。

 私が教師だからとゆうこともあるのでしょうが、人は誰でも相手の目さえしっかり見ておけば、相手をもっと理解できるのに、と思ってしまいます。

 たとえば、目上の人におべっかを使って笑っている人は、よく見れば目は笑っていません。
 誰かにほめられた人は、無表情をよそおっていても、目はうれしそうに輝いています。
 目は、手のひら以上に心が現れるところなのです。

 では、そのことが実際にはどのように役に立つのでしょうか?

 私は、難しい問題を説明するときには、黒板もホワイトボードもノートさえ見ません。
 その代わり、説明している相手の生徒の目を必ず見ています。
 かれらが説明している内容を理解できなくなったとき、必ず目にサインが表れます。
 自信なさ下に左右に揺れたり、瞬きをすることが無意味に多くなったりするのです。
 生徒がそのような「わかりません」サインをだした時には、私は必ずもう一度説明することにしています。
 私の塾の生徒たちが、習ったことをわからないままにして帰ることが少ないのは、この目を見て行う教育が大きな理由のひとつになっているのです。

 この「目を見ること」をちゃんと身につけてしまえば、どんな立場の人にも役に立ちます。
 お母さんは、子どもがうそをついているときには、ちゃんとわかるようになるでしょう。
 お父さんは、自分の子どもがどれくらい本気で自分に話しているのかが理解できるはずです。
 先生なら、自分のクラスの生徒たちのうち、誰が授業に参加していないかが簡単に把握できるようになります。
 子どもたちだって、自分のことに本気になってくれる大人を区別することが出来るでしょう。

 「目を見ること」が大切なのは、「百聞は一見にしかず」とゆうことわざにもよく現れています。
 まっすぐに見ることに慣れましょう。
 そうすれば、さらにその先にある「見ないでもわかる」ことも出来るようになりますよ。
 今日のブログでも書きましたが、今は運動会のシーズンですね。

 運動会は、全体行動を必要とするイベントと個人行動を基本とするイベントに分かれており、それらをまとめることで運動会を実施することがはじめてできます。

 全体行動の例としては、学年全員で踊ったり、みんなで準備体操をしたりするときですね。
 誰か一人でもちがう行動をする生徒がいると、とたんにその動きの美しさが損なわれてしまうので、管理している先生だけではなく、生徒側からも統一した動きをしようとします。
 このことが社会的行動の基礎を身につけさせることとなり、ひいては将来の社会参加のときに無理なく社会の一員として自己の義務を果たすために必要なことなのでしょう。
 こうゆう教育は、なかなか人数の少ない塾では難しく、塾の生徒全員で遠足に行ったりキャンプをしたりしなければできません。

 それに対して、個人行動は各人の能力を伸ばすためには不可欠な競争の原理を教えるものであり、たとえばかけっこやスプーンレース、障害物競走などはこれに当たります。
 個人行動的なイベントは、ひとりひとりに「勝つ」とゆう感触を教えることによって、誰かに勝つための努力の大切さと、自己の能力に対する優越感(プライド)をもって生きることを教えます。
 特に現代日本が資本主義である以上は、競争の原理がなくなるはずはなく、社会に参加したときに人生レースに疑問や疲れを感じさせないように、勝ち負けや努力に慣れさせることは必要なことなのです。

 成績を上げることも大切ですが、このような自分自身の行動規範を学ばせることも、人間を成長させるためには大切なことなのですから、父兄の側も生徒の側もできるだけ集団行事に参加するのがよいでしょう。
 今の文部科学省が提唱する「ゆとり教育」も、原点はそこにあるのではないかと私は思っています。
 社会の中の個人と、個人の集団である社会。
 これを具体的に理解した人が、犯罪や異常な行動に走ることはないと、私は思います。

 ニートや家庭内暴力、登校拒否やその他の悩みをもたれているみなさん。
 一度、その子を運動会などの集団イベントに連れ出してみましょう。
 家族だけではできなかった更正が、簡単にできるかもしれませんよ。
 運動会以外の集団行動への参加の仕方が知りたい方は、私にご連絡ください。
 みなさんはトランプを知っていますね。
 そう、あのポーカーをやったり恋占いをするトランプです。

 もともとトランプはギリシアに端を発するタロットカードから生まれたもので、エジプトからポーランドまで旅をしながら占いをしていたジプシーたちが、大アルカナカードと小アルカナカードを両方使うと多すぎると、小アルカナを少し変えて作ったのがトランプカードなのだそうです。
 ほかにも諸説があるのですが、それは別の機会においておきましょう。
 今日私が述べようとしているのは、「トランプゲームは知能の訓練にとても役に立つ。」とゆうことなのです。

 小さい子供でもできる遊びとして「ババ抜き」がありますね。
 あれは偶然2枚のカードがあえば勝てると思っている人が多いでしょうが、実はそんなことはないのです。
 自分がババを持っているとき、ババだけちょっと手札から突き出したり、ババを真ん中くらいに置いたりした経験は誰でもあるでしょう?
 しかし、それは子供の小さな知恵レベルで、大人になるともっと頭脳を使って勝つことも可能です。
 もちろん、イカサマを使うとかゆうものではありません。

 私はカードを引く相手の手札をじっと見ておきますます。
 そして自分がカードを引くとき、どんなカードを引いたかもすべて記憶しておきます。
 たとえば、自分の引いた数が2だったとしますね。
 ババ抜きに限らず、トランプゲームをするときはほとんどの人が数字の順に並べておくことが多いですから、2の隣はAか3の可能性が高いわけです。
 さらに相手がカードを引いたとき、どこに直したかさえわかれば、そのカードのある程度の数字が推理できます。
 どうです、ババ抜きといってもなかなか頭の使いどころがあるでしょう?

 大富豪なら、みんなの出したカードを全部覚えておけば、自分のカードの強さも完全にわかります。
 セブンブリッジでも、相手が捨てるカードで相手の手札が予想できます。
 ポーカーは相手との心理戦ですから、頭を使うとゆうより勇気とハッタリでしょうけど、それでも頭脳を使っていろいろな戦法が使えるはずです。

 皆さんの中には、お正月くらいしかトランプなんかやらないよ!とゆう方もおられるでしょうが、学校の休み時間や家のちょっとした休憩時間にトランプをしてみませんか?
 暗記力や推理力が鍛えられますよ。

 ただし、賭けトランプはほどほどに(笑)。

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