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点滴をブラ下げたスタンドをガラガラ押して歩く。 実際に入院された方や見舞いに行った事のある方、TVドラマなどで見た事のある方、 一度はどこかで見た記憶のある光景ではないだろうか。 これが自分でやってみると思いの他面倒臭い。 移動中に管がスタンドに絡まったり、バリアフリーの床でもちょっとした段差や隙間に引っ掛かる。 おまけにトイレにまで付いて来る寂しがりやときたもんだ。 そんな移動中などによく起きる現象がある。 「逆血」である。 点滴は、細い管で血液中に薬液を一定の時間をかけて注入するものなんですが、 身体を動かしたり、終わった点滴を看護士さんが閉め忘れたりすると、血液が管を逆流してしまう。 これを「逆血」という。 身長の高い人がなりやすいそうで、自分も相当な回数なりました。 体内から出てしまった血液は凝固する性質があり、逆血したまま放っておくと管の中で血液が固まってしまう。 気付いたら、点滴の針が刺さっている箇所を下げ、安静にしていると大抵の場合は薬液と共に体内に戻る。 それでもダメな場合は注射器で管から血液を抜いたり、固まってしまった血液を針でかき出したりする。 (ちなみに固まってしまった血液を看護士さんたちは”フォアグラ”と呼んでいた) 手を尽くしてもダメだった場合は、仕方がないので点滴張針を刺しなおす事になる。 私は逆血の回数が多かったため、6〜7回も針を刺しなおしました。 ただでさえ注射の嫌いな私には堪えました。痛いのは嫌いなんですよ。 しかも私は血管が曲がっているらしく、点滴針を刺す度に体内で血管を捜す(針の先をグリグリして) ので採血の注射の痛みなんぞとは比べ物にならない痛さでした。 点滴針を刺す場所が無くなって、利き腕の右に刺されそうになったりしましたが、意地で拒否したら 左手の甲に刺されました。手の甲が一番痛いらしいです。 点滴をしている時は大人しくしているのが一番ですよ。いやホント。
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ちなみに フォアグラじゃなくて、コアグラです。
2013/1/8(火) 午後 0:30 [ こば ]