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ただ今、絶賛、静岡ホビーショーに参加中の駅員でございます。

数あるアイテムの内、特に注目したのが、ハセガワのMODEMOブースで展示中の
路面電車の都電9000形と新アイテムの京阪電鉄60型、びわこ号でした。

イメージ 1
ご覧の通り、古い連接車輌ですが。最新の技術でキッチリ再現していて好感の持てる仕上りになっています。

イメージ 2
接近してみても各部は納得の仕上りとなっているようです。 ※試作品ですので、そのような表現ですが(^^;

イメージ 3
モーター部分以外は窓の高さまでに抑えられて特徴の有る連接部分も手際よく処理されているようです。

イメージ 4
パンタ側を見ても屋根上のディテールは満足の出来だと思います。

イメージ 5
小さな車輌ですが、正面から見ると、びわこ号の持つ独特の雰囲気を的確に捉えています。

イメージ 6
一番よく見るであろう角度からのショットですが、路面電車と違ってミジェットサイズなので良い感じです。

そんな感じで部分部分でオーバースケールな表現は有るものの破綻無くキッチリとした仕上がりになっている
京阪電鉄60型は、ボッテリとした塗装でなければ私的に「買い!」な逸品だと思います。

と言う事で、次のエントリーでは、同じブースで、ほぼ完成形に近い都電9000型を紹介したいと思います。
函館市電530号の製作ですが、製作記(4)までは主に車体上まわりを中心にお送りしてきました。
今回はゴールデンウィークの余暇を利用して動力装置や台車などの下回り関係の組立てと調整に入ります。


 1、専用動力装置について

イメージ 1
マスターピースから出ている専用の動力装置(キット)ですが、車体キットと一緒に購入していましたので
説明書どおりに組み立ててみたものがこれです。

この動力装置、組み付けには苦労が伴い完成させるまで細かい調整が必要な骨の折れるキットなのですが、
それなにの苦労が報われないというというか、残念な装置と言わざるを得ないものになっています。

と言うのも、見た目では完成度の高い動力装置に見えますが、鉛ブロックで補重しても空転が頻発して
各部を調整してみても揺れやブレが多くて走行性能がダメダメだったり、台車の取り付けがネジなので
締付けでスムーズに首を振らなかったりと散々(泣)

なので思い切って走行性能に定評が有る、鉄コレ路面電車のTM-TR01に変更してみました。



 2、鉄コレ動力装置への加工

イメージ 2
函館市電500形の台車の中心間距離が実寸で6750ミリで150分の1換算だと45ミリとなります。
いっぽう台車間距離を可変出来る鉄コレ路面電車用動力装置では台車間距離の最大拡張サイズが41.2ミリで
若干の差が生じますが、車体側に有る台車のハウジングのことを考えると急曲線も運転できるので好都合です。

台車間距離は決まったので次に動力装置を車体に組み付けるための改造に移ります。

車体の内幅と動力装置の寸法差が1ミリほどだったので、0.5ミリのプラ板を動力装置側面に接着しました。


 3、接着部材の取り付け

イメージ 3
車体と動力装置の取り付けには接着部材に両面テープを用いて固定する方法を採ることにして
補助として側面に接着したプラ板にも両面テープを利用して車体を保持できるようにしました。

接着部材は予め屋根のカーブに合わせて角を削って車体に密着できるようにしたのと、
パンタグラフを取り付ける際の出っ張りを逃がすように欠き取りも設けています。

なお、部材の厚さは屋根の内側から路面までの距離を計算した結果、2ミリ厚で良いようでした。


 4、台車への加工

イメージ 4
台車枠の取り付け用に開いている大小の穴は、台車枠川に有るピンがハマり込むようになっています。
ここにキットのホワイトメタルの台車を接着するので台車枠のピンをハメて瞬間接着剤で固定しておきました。
こうすることで台車枠の接着面を稼げるようになります。


 5、クリアランスの確認

イメージ 5
ここまで来れば動力装置と車体とのフィットを確認したくなると言うのが人情(^^;
そこでクリアランスを確認してみると予備採寸の効果もあって車体の内幅とキッチリ合ってくれました♪


 6、下準備

イメージ 6
下回りの加工と調整が済んだところで台車枠を取り付ける前の下準備ということでタイヤの輪芯部分に
メタルプライマーを塗布してからダークグレーを塗っておきました。 

台車枠にはニュートラルグレーを塗るのですが、車輪と台車にコントラストを付けるための措置です。


 7、ホワイトメタル製台車枠

イメージ 7
台車枠にはホワイトメタルとの相性が良いと言われているタミヤのサーフェースプライマーを塗布しました。
なお、台車に取り付ける部分は地肌のまま瞬間接着剤で接着するので3ミリ角棒に両面テープで固定して
マスキングと仮固定の一挙両得も狙っています。

このあと、エアブラシで全体をニュートラルグレーで吹いておきました。


 8、台車の取付け

イメージ 8
台枠を瞬間接着剤で取り付けますが、樹脂への接着になるのでMr.ホビーの瞬間接着剤用硬化促進剤である
Mr.ジャストプライマーを台車枠側に筆塗りしてしっかりと固着できるように下準備しておきました。

瞬着で固着後、梁やバネの部分を残してフラットブラックで墨入れして台車自体に立体感を持たせました。


 9、下回りの完成

イメージ 9
色々と悩んで加工して完成させた動力装置でしたが、ここまで来るとすぐにでも車体を載せたくなります(^^;
でも、その気持ちを抑えて車体側の最終加工を施すことにします。

と言う事で次の工程は完成直前の最終調整と車体ナンバーなどのデカールや
転写マークの貼り付けと続くので頑張って最後まで取り組みたいと思います。


次号に続く・・・
半年の間、全く手を付けていなかった函館市電530号ですが、冬眠明けと言う事で製作再開です。
製作とは言っても車体の塗装だけなので手を加えるところも無くマスキング作業だけですけどね。

「番外編」の前まで車体にディテールアップを施していましたが、いよいよ今回は塗装に入ります。

1、下地仕上げ

イメージ 1
エアブラシでザッと吹いて粗を消していくだけなので特に気を付けるところも無くさっと上塗りしていきます。

イメージ 2
このサフェーサー吹きの前にパンタに繋がる紐の滑車受けを付けていたので、それの補強の意味もあります。

イメージ 6
サフェーサーのグレー1色になった車体に傷や凹みが無いかを確認して下地塗りはほぼ完了。
この後、伸ばしランナーに適当な曲げ癖を付けて滑車受の間に接着しておきました。


2,車体塗装 (窓まわり)

イメージ 7
画像では途中の作業を端折っていますが、紐を取り付けたところでサフェーサーを再度吹いてから
シル・ヘッダーの間にGSIクレオス・Mr.カラーNo.43 「ウッドブラウン」 を下地が消えるまで粗吹きします。

イメージ 8
ぐるっと窓まわりを塗装して乾燥後に色味を見ると、調色無しのウッドブラウンはイメージ通りで先ずはOK!
更に塗り残しが無いように上から下から左右からエアブラシの位置を変えてしっかり塗装しておきました。

3,車体塗装 (腰板)

◆マスキング
イメージ 9
窓まわりの塗装が済むと昇降口の段差から塗料が滲み込まないよう二重〜三重にマスキングしておきます。
エアブラシの位置を調整すれば塗料が吹き込む事も無いので私はマスキングゾルの併用はしていません。

◆腰板本塗装
イメージ 10
腰板部分に使ったのはGSIクレオス・MrカラーNo.14 「ネービーブルー」ですがバッチリの色合いで
本キットの他、自作等で函館市電の旧型色として使う分には、この塗料ををオススメします。

4、車体塗装 (屋根上)

イメージ 11
腰板部分の塗装を済ませて乾燥させたら雨樋いから下をマスキングして屋根上の塗装に移ります。
屋根の塗料には、GSIクレオス・Mr.カラーNo.116 「RLM66 ブラックグレー 独機機内他」を使用

イメージ 12
マスキングを取り除くと見慣れた函館市電の色が再現できました。

このキット、車体と前面の幅にもエラーが有って窓下のシル帯の位置がどうしても合いません。
塗装で誤魔化そうにも段差があるので変な仕上りになってしまいますが、どうしょうも無いのでそのままです。

イメージ 3
前扉のヘッダー帯に高さを合わせたので、この位置から見る分にはエラーに気付かないので良しとします。
その他、側面のディテールも再現できているので、少しばかりは精密感もアップしたのでは無いかと思います。

イメージ 4
塗装が済んだ電車の顔も破綻無く仕上げられて各部に色差しをすれば更に趣のある表情になるでしょう。

イメージ 5
色合いも落ち着いていて雰囲気もアップしたところで「鉄コレ・路面電車」のZパンタを屋根に仮置きしてみると
完成前ではありますが、意外にイイ感じで仕上がっていて安心しました。


と言う事で車体の塗装は細かい部分への色差しやウェザリングを除いて完了しました。
次回は、その色差しやウェザリングの他、懸案となっている下回り(台車まわり&動力装置)の
工作と塗装に移っていきたいと思います。

次号に続く・・・
マスターピースの函館市電500形キットの組立てインプレッションですが、下回りの改造が意外に手間取っているので予定を変更して「番外編」として、フォトショップを用いた函館市電オリジナル書体によるデカールの製作について解説したいと思います。 尚、自作デカールを作るにあたって使用した機材は、白文字のデカールを作れる唯一のプリンターだったアルプス社のMD−5500です。 


1、書体編集
Nゲージとは言え車体に並ぶ形式ナンバーは、個別認識できる部分でも有るので無視できない存在です。 更に独特の書体によって描かれている形式ナンバーは、パソコン用の数字フォントにも無いものが殆どで再現には市販の鉄道模型用インスタント・レタリング(以下インレタと記す)を専ら使うことになりますが、それが無い場合は自作するしか方法が有りません。
イメージ 1函館市電の車体ナンバーは、ローマン体ではあるものの「これ!」といった決定版が無いので画像編集ソフトの定番で有るアドビ社のフォトショップを使って、実物写真からトレースして作ってあった函館市電オリジナルの数字書体をデカール用に編集してスケールに合わせていきました。

各数字は、縦位置で2ミリに揃えて文字間は実物写真を見て間隔を合わせて編集しました。 印刷解像度は1400dpiに設定しておきましたので、縦2ミリという小さな文字でもきれいにプリントできるレベルにしています。

同じデカール製作には、アドビ社のイラストレーターを使う方が多いですが、私は画像編集作業の延長で直接印刷するのでフォトショップで賄っています。 殆どワン・オフなモデルですからインレタをオーダーするまでも無いかな?と思っての事ですが、将来的に必要を感じた場合、オーダーインレタを作るかも知れません。


2、デカール印刷
デカールにはアルプス社のMD−5500というプリンターを使用しています。 絶版機ですが、パーソナルユーズで唯一白い文字を打てるプリンターとして模型製作者には有名で私も模型製作に愛用しているものです。イメージ 2
このプリンターでプリントアウトしたのが上の画像に有るもので、ザラつく色画用紙への印刷でも見ての通りのクオリティーですから、この後に控えるデカール用紙への印刷では更に高精細な印刷を見せてくれると思います。

なんと言っても「3」や「5」などの函館市電オリジナルの車体ナンバーや「市電章」が精細に再現できているのが嬉しいところで、完成時には市販のバス用インレタと併せて高い再現性を見せることでしょう。



さて、今度こそ下回りの工作にと行きたいのですが、別件で仕事が入ってしまい忙しくなるので少しだけ暇を戴いて月末にはお届けできればと思っていますので、それまでご辛抱下さい。

一週間のご無沙汰ということで大変お待たせ致しました! 

全日本模型ホビーショーに絡む上京によってブログの更新が中断していましたが、今夜からマスターピースの函館市電500形キットの組立てインプレッションを再開致します。 第3回目の今回は、ハンダ付けを済ませた車体の下地処理とディテールアップについてです。

1、下地処理

◆シール・プライマー塗布
酸洗いが終わって車体の水分が充分飛んで乾燥状態になったところで、すぐに下地処理を施しておきます。

イメージ 1
使用したのはマッハ模型のメタル用シール・プライマーで真鍮キットの下地処理では定番中の定番といったものです。 画像を見ての通り、薄黄色の塗膜に覆われていますが、それがシール・プライマーです。 これが真鍮の肌に良く食い付いて上塗りの塗料をガッチリと保持してくれる訳です。

◆サフェーサー塗布
プライマーの乾燥に一昼夜ほど掛けた後、下地処理の中段階としてサフェーサーを吹いておきました。 プライマーを塗っているので仕上げ塗装にも進めますが、後から施すディテールアップに必要不可欠なのでしっかりと塗装しておきました。
※素塗り状態の画像が無いので後述のディテールアップ後の画像で我慢して下さい(^^;


2、車体のディテールアップ

既に下地処理が済んでいますが、ここから追加工という事で車体に細かいモールドを施して、より一層、実車の雰囲気に近付ける事を念頭にディテールアップ作業を進めました。

◆広告枠の表現
イメージ 2
500形の車体側面には、中扉を中心にして左右同サイズの広告枠が取り付けられています。 枠の形状や取り付け位置は昔から変わっていませんが、530号を見てみると左右で下枠や留め具の数に違いが見られるので作り分けておきます。

イメージ 3
広告枠の表現にはイエローサブマリンから出ている0.14ミリ厚プラシートを枠のサイズに合わせてカットしてプラ用サラサラ・タイプの接着剤を少量流して貼っていきます。

この作業でサフェーサーを塗布した意味が現われてきます。

すなわち、真鍮にプラスチック素材を貼るには瞬間接着剤を使うしか無いのに対して、サフェーサーを塗った車体は表面のラッカー塗料部分がカップラーの役割を果たして平板な小型パーツで有れば容易に接着が可能で更に上塗りをするので強く引っ掻かない限り塗料によってしっかりと固定できるからです。

◆雨水受の表現
イメージ 4
雨樋の端に付けられる500形の雨水受は独特の形状を見せていて、小さなNゲージとはいえ無視できない部分でも有ります。 そこで0.8ミリのプラ棒をヤスリで砲弾型に整形した後、雨樋の部分を切り欠いて車体に接着して表現してみました。 結果は見ての通り、実物にある雰囲気を再現できたと思います。

◆車外マイクと系統板枠の表現
イメージ 5
中扉の左横には系統板を差す枠と通話用の車外マイクがあるので、系統板用の枠はエッチングパーツ、車外マイクはサイズで切り揃えたプラシートを接着して表現してみました。 この他のディテールとして昇降ステップなども有るのですが、パーツが手元に無かったこととスペースが無いので省いています。

これに加えて中扉の上に有る照明灯もプラ棒で表現しています。

◆パンタ上昇紐用滑車の表現
イメージ 6
ディテールアップが進むと省略しておこうと思っていた屋根周りの表現も避けて通れなくなってしまいました(^^;
そこで以前に撮っておいた屋根周りの様子が分かる写真を見ながらパーツを追加していきました。

イメージ 7
写真を見ながらZパンタを操作する紐を通す滑車を実物に倣って取り付けてみましたが、あくまでもフル再現するのではなく、部品の情報を載せていくというスタンスで作業を進めます。 その結果、イメージ重視ではありますが、殺風景でノッペリした印象の屋根上の精密感はアップしたと思います。 この後、パンタ鍵外し用の紐も取り付ける訳ですが、それを含めて最終的なディテールアップについては、今後に予定している本塗装の項目で紹介できればと思っています。

こうやって見ると精密感もアップしたし、実物の持つイメージを再現できていると思いませんか?

私も本格的な真鍮製キットの製作では有りますが、ここまで来ると普段楽しんでいるモデルのディテールアップと変わりない感じになっているので製作に向けるモチベーションもアップしています♪


と言う事で次回は、台車などの下回りや動力装置への加工について紹介したいと思います。

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