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トレード

閉店につき、自前のルアーたちもある程度数を絞ることにした。
表立って言っていなかったが、聞きつけられた方には、私の言い値に納得いただければ、お譲りしている。

しかし、数を減らそうとしているのに、思わず、トレードをしてしまった。
しかも、1対2?

(オールドヘドンを)1個増やしてしまった。

自分がラッキー13を1個、相手からマグトが2個とPRADCOクローラーのオーダーカラーがやってきた。

イメージ 1


昔はよくトレードをしたものだった。
スミスカラーに興味がなかったので、スミスカラーをアメリカンレアカラーのオールドヘドンやタックルに交換してもらうことが多かった。

S-6のラッキー13とGFC38を交換したり、XBW(白にクロホネ)のラッキーもスミスカラーの何かとトレードした記憶がある。

あの当時はスミスカラーが絶大な人気で、周りからはトレードの内容について、もったいないとよく言われたものだ。

しかし金銭的価値観はどうでも良かった。自分にとって欲しいか、欲しくないかが、最優先されるものだった。
それにあの頃は、オークションなんかはまだ普及しておらず、相場はあって無いようなものだった。

自分たち売り手でさえ、金額はまちまち、ザラⅡボディーのウンデッドスプークのSOが3万円くらい、なのにソリザラの定番カラーが1万5千円くらいしていた。

今思うと、むちゃくちゃだなと感じるが、あの当時はどのモデルがどれくらい存在しているかとかが判っておらず、手探り状態で楽しかった。

しかし時間が経つにつれ、オールドヘドンの全体像が見えだすと、なんとなくの相場ができてきた。
さらにオークションの影響は大きく、トレードは個人の価値観ではなく、金額に換算して同等なのかという考え方になっていった。

やはり自分もそれには流されていったし、金額的に得をする、損をするという概念を元にトレードが成立するようになっていくと、トレードへの興味はなくなっていった。

ところが今回は損得勘定はなし、自分が欲しいのか、欲しくないのかという部分だけでトレードができた。
久しぶりのトレードに宅急便で届いた箱を開けるのにワクワクしてしまった。

いつしかまた昔のような感覚でトレードが盛んにできる日が来て欲しいものだ。

センターアイ

ザラⅡのセンターアイ、1985年のSMITHのカタログにSOと14KCDで登場する。
もちろん、販売されたが、おそらく、この1年のみだったようで、たいへん少ないものとなっている。

イメージ 1


翌年もカタログには14KCDのセンターアイが掲載されているが、実際に販売されたのは、Ebsco製のチンアイモデルだった。

この年代のEbscoヘドンのザラⅡは、ヘドン時代のものと同じようにタテワレでラトルが入っていながら、プラスチックの材質、塗りのパターンによって、ヘドン製ではないと判断できる。

中には判断が難しいものもあったりして、少し厄介ではあるが…

さて、話は戻って、センターアイである。
先日のストライクデイで、このセンターアイの経緯について玉越さんに尋ねてみると、その答えは驚くもので、
「なんでだろうね〜。この時だけ、このモデルで届いたんだよね…」 と、玉越さんの記憶違いなのか、
それとも関わった方が退職されているのか、SMITHには資料が残っていないようだった。

玉越さんの言葉から、得意の勝手にヘドンが送ってきたというパターンが想像される。

イメージ 2
これは日本での販売分ではなく、アメリカでの販売分のセンターアイモデルである。
自分は、XRY/クリアーベリーのヒネリペラのウンデッドスプークのように、日本(SMITH)からのオーダーに触発され、ヘドンがアメリカでも少量販売したものかと思っていたが、どうも違うようだ。

イメージ 3

よく見るとカップワッシャーは薄いタイプなので、1970年代後期までのものと推測できる。
スミスのオーダーより前のものなので、ヘドンの気まぐれで作られたものなのだろうか…。

この他にもYFDでも見たことがあるので、まだまだ他のカラーでも存在する可能性はある。
まだまだ未知なるヘドンは存在するのだろう。

社内資料

先日のSuperStrike Day in 遠賀川では、個人的にもう一つの目玉としていたのが、SMITHとHEDDONのやり取りである。

1970年代からHEDDONの正規輸入代理店はSMITHとオリムピックだった。
両社とも日本の市場に合わせ、いくつかの日本向けカラーや、日本向けモデルを販売したのだが、その経緯を聞くにはいい機会だった。

私からのリクエストで、今回、資料やサンプル品をお持ちいただいた。
ご協力いただいたSMITHの方々には感謝の気持ちでいっぱいだ。

イメージ 1

イメージ 3



SMITHでは、HEDDONと交渉していたのは玉越さんが主だったとのことだが、当時の話を進めていくと、「え、そうだったっけ?」と意外に忘れてられることも多かった。

当事者とは意外にこんな感じなのだろうか…。
しかしそんな飾らないところが、玉越さんがみんなから慕われる理由でもあると思えた。

さらに、当時のやり取りした手紙なども、その企画が終わってしまうと、捨ててしまっていたようで、現存しているものが少ないということであった。

サンプルモデルやサンプルカラーは、社員販売で売ってしまっており、SMITHに資料として残っていないものもあるということだ。

そう言えば、昔、ウンデッドザラのサンプルカラー数色が中部地区から出てきたことがあったが、社員販売品が流れたと考えると納得できる。

さて、個人的に目を引いたサンプル品は、D(グリーンスケール)のマグナムトピードだった。

イメージ 2

この年代特有のやや大きめのウロコ模様と目の周りの赤色がマグナムトピードのボディーにマッチしているように感じる。少量でもいいので販売していたらな〜と、思ってしまった。

オールドヘドンと現行ヘドン、さかいは1984年頃となるのだが、やはりオールドヘドンと呼ばれる頃のヘドンが好きということで、玉越さんとは話が一致した。

が、そのころのHEDDONを褒めすぎるると、じゃぁ、今のHEDDONは? となってしまう。
HEDDONの販売代理店であるSMITHに属しているから、そんなことは大ぴらにできない…そんな葛藤を話されていたのが印象的だった。

1970年代終わりから、1980年代初めにかけて、日本でバス釣りが知られ、広まっていく過程で大きな影響力を持っていたSMITH
世代は変わっていくのだろうけれど、これからも多くの影響を与えて欲しい。



あの年代のことを思い出すと、なんとなく聞きたくなってしまった…

エビ

このブログでよく触れるのが、エビスコ(正しくはエブスコ)時代のヘドンである。
価値あるオールドヘドンは、キディーが株主であった時代(1984年まで)まで、それ以降のエビスコに吸収されてからのヘドンは、単なる古いだけの釣り具というのは、オールドタックルが好きな人の間では共通の認識だろう。

初期のエビスコ製品も十分に古いし、ヘドンと同じ金型から作られたものや、ヘドンに余っていた無塗装のブランクに、エビスコの工場で塗装をしたものなど、見分けがつきにくい。

そのためだろうか、ヘドンコレクターがこれらエビスコ初期のものを間違って持っていると、とても恥ずかしい思いをする。

イメージ 1



さて、このビッグバド、ヒートン直付けで、オールドヘドンのそれと変わらないが、バドワイザーのステッカーの貼り方が違う。
通称・タテ貼りと呼ばれるのもので、初期のエビスコのものとなる。
茶色の台紙の上に透明のプラスチック製のボックスが貼り付けてあったパッケージに入っていた時代のものだ。

これはエビスコ物としてはあまりにも有名なものだろう。



ところが、これはどうだろうか?自分も判断に一瞬困った。

イメージ 2


しかし触ってみると、重さがまったく足りないことに気付いた。
先出のタテ貼りのものと同じ重さで、ブレードがボディーと接触した時の音もタテ貼りのそれと変わらないのだ。

つまりプラスチックはエビスコ時代のものと言えるだろう。
パーティングライン(接合面)の処理の甘さもエビスコの特徴だ。

ただフックはタテ貼りはイーグルクロー375の#2が付いているのに対し、このモデルはヘドン時代のビッグバドの3rdモデルと同じメッキがかかったマスタッド性のロングシャンクフックになっている。

おそらくエビスコの最初期のものと考えらる。
しかしこれを画像だけで判断するのは難しい、自分も画像だけではわからない。

茶色の台紙の上に透明のプラスチック製のボックスが貼り付けてあったパッケージ(ブラウンカードオンボックス)に入っていたものを見たことはあったが、箱から出てしまうと、実際に触ってみないとわからない。

エビスコの初期のものは紛らわしいものが多い、お腹に筋が入っていないスミスカラーのクレイジークローラーや、スケール模様が異様に細かなJカラーのマグナムトピードもこれに該当する。

さらに最近はリペイントも出てきており、ますますオールドヘドンの見極めは困難になっている。
初期エビスコと最終期ヘドンの見分けは、ある程度の前例があるので、それを参考にすると良いが、リペイントはどうだろうか。

似せて作ったもの、騙すことが目的で作ったわけだからたちが悪い。
リペイントはオールドヘドンへの不信感を煽るもので、この世界を潰す悪意に満ちたものだろう。

前のブログでも書いたが、あなたが善意あるオールドヘドンコレクターなら、入手しないこと、所有しないことが、自分の世界を守る一番の方法だと理解して欲しい。

リペイント、レプリカ


日本人の悪い癖か、なんでもカタカナ英語を使いたがる。
“コミュニケーション”のように、日本語に訳しにくい言葉など、日本語にその概念がないものは仕方ないだろう。

しかし言葉の真意を知られたくないときにもカタカナ英語が登場しているようだ。
リペイント、レプリカなどもそうであろう。

イメージ 1
こいつらはリペイント、レプリカじゃないよ。


リペイント…塗り直し、塗り変え

レプリカ…原本の製作者自身により作られた複製品、というのが正式な訳になる。

しかし現状、レプリカは模造品という意味で使われることが多いようだ。

ここ数日フェイスブックを賑わせているオールドヘドンのレプリカ問題はどうだろうか。
某オークションサイトに掲載されており、オールドヘドンのブランクを使ったリペイント品であり、レプリカであると説明している。
しかもHEDDONというステンシルも入っている。

つまり、古いヘドンの無塗装品に色を塗り替えた複製品であるという説明であろう。
これは偽物であると言っているのと同じだ。

つまり某オークションサイトでヘドンの偽物を堂々と売っている人がいるのだ。

某オークションでは偽物の出品は禁止されている。
実際多くの人が、オークションを主宰する会社に抗議をしている。
おそらくこの出品者は警告は受けているだろう。

しかし今でも出品し続けているのだ。
おそらく、自分の何が問題なのかわからない人なんだろう。
善悪の判断がつかない人だと思う。かわいそうだ…

私たちができることは、これらのものを買わない、入札しないことだ。
世の中に出してはいけないのだ。

よく考えてみよう。

これら偽物が1個でもあなたのタックルボックスに入っていたら、他のすべてが偽物に見えてしまう。
わからないだろうと思っても、見る人が見たらわかるレベルのものだ。

あと1個で上がりと思っていても、絶対に手を出してはいけないのだ。
あなたのコレクションの価値をゼロにしてしまうものなのだ。

隣の大国があれだけ粗悪なコピー商品を作り、それら商品を日本人は笑って、スルーしてるではないか。
それが先進国的考え方であろう。

その昔、日本もコピー大国だった。アブから差し抑えを受けたリールさえある。
しかしそれは日本が発展途上国だったころの話。

またその発展途上国の頃の考え方に戻ってしまうのは、精神が退化してるとしか思えない。
発展したことへのプライドを捨てるに他ならない。

日本人として誇りがあるのなら、こういったものは買ってはいけないし、入札さえもいけないはずだろう。


今回のような販売目的でなく、個人的な楽しみとしてリペイントなどをされてる方もいるだろう。
個人の楽しみなので、まぁ、ありだろうと思うし、自分の介入することでもなかろう。

しかし、そこにそれぞれのメーカーのステンシルを入れたり、メーカー名が残るように加工するのは、いかがなものだろうか。個人の楽しみと言っても、偽物を作っていることには変わりないことを心に留めておいて欲しい。

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