喉頭がん闘病記 放射線治療

突然声が嗄れ風邪かと想って市販薬を飲んでも治らず、行きつけの医院に行って喉の消炎剤を貰い一月、それでも治らなかったので総合病院を

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結局抗がん剤で癌を一応叩いてみる事にした。もう指先ほどの大きさの物しか飲み込めなくなってしまった。これからは自分のサイトとブログと両方を書けないので興味の御ありになる方は下記サイトをご訪問下さい。
www.seahunter.jp

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別れ
極親しい友人と大急ぎで別れをする。交通事故や不慮の死では無いので幾ら切迫はしていても皆に別れを告げられるのは幸いである。がいきなり別れを告げられた友の気持ちを忖度すればこれはまたそれで酷な仕打ちである。小学校からの幼馴染は信じられぬと泣きじゃくり、やがてお前らしいな!と納得してくれた。海の友が嵐の中、我家に来てくれ娘もちょうど帰国したので皆で幼馴染の焼肉屋に行った。体調はすこぶる悪く何も食べられぬと思って行ったのだったがロースやカルビ、ミノ、ホルモン等全てを平らげた。友人との歓談は直ぐ死ぬことすら忘れて昔話に花が咲き別れの時まで笑いこけた。Eメールで知らせた各国の友人達からも思い思いの便りが来ていた一様に私のこれからの死が承服しがたいようであった。娘は私が病んでからか思いの外痩せてしまっていたのが痛ましかったがなるべく話はしなかった。無言の会話こそ多くを語り合える気がした。
 Parting and Talisman
台風が通過すれど与太の残る今日一日であった。昨日調子が小康を得ていたのに早朝には息苦しさで目覚めなければならなかった。口座引き落としの変更手続き等の指示や様々な手続き的な事々を妻に教えるには余りにも時間が無さ過ぎた。外国人であったため全て煩雑なことは私が為し手しまった付けがこんなところで来るとは、妻への愛情が反って仇となってしまった。妻は私がいなければ何もわからないのである。
夕方母も交えて最後の晩餐の積りで慎ましくそばを食べに行った。母は幸い何事も多くを理解していないようであった。何かにつけ涙ぐんだり嗚咽を押し殺す妻と娘。そばを口中にためモグモグと細かく砕いては本の少量しか飲み込めぬ自分。それでも時は静かに流れていく。家に帰ると中身の変形な封書が届いていた。見れば先輩からである。驚いた事に美しい自筆の絵と日陰神社のお守りが添えてあった!何と言う心のこもった封書なのだろうか!生まれて初めて人の恩を限り無く受けてしまった。ともに病む身にして尚他を気遣う心の大きさにただただ感謝するばかりであった。

Chemotherapy

今後の方針を決めるため妻とともに病院へ行った。今朝の喉の状態は昨日より腫瘍が腫れているのが外見からも嚥下時の感触からも容易に感じられる程であった。本当に進行は早い。担当医師と部長らしき医師が一昨日と同じくCT画像を前に現状と今後の進捗状況をを妻を前に説明してくれた。今回の細胞検査の結果は同じ場所に当初の癌と同じ非常に進行度の早い巨大な扁平上皮癌が内側に出来、既に手の施しようが無い状態であることを妻は改めて知った。私は娘の結婚式にハワイにでも一週間程出かけてそれから入院して抗がん剤の投与を受ける時間的余裕の見通しを問うたが、状況はいたって切迫している事が再認識できた。一度入院したらそれっきりになるかも知れなかったが妻は治療を優先することを望んだ。抗がん剤でも治癒は望めず、効いたとしても死期を幾らか遅らせる程度である由。来週の水曜日に入院し、抗がん剤に耐えられる腎臓かどうかを検査し、次の月曜日から120時間連続で抗がん剤を点滴投与する予定を決めた。抗がん剤治療は副作用で手術以上にきついと言う。それで効かなかったら気管を切開して気道を確保し、モルヒネで痛みを緩和しながら死期を待つと言う選択を了承した。あまりモルヒネが痛みに効かなかった過去の体験を話し、出来る事ならあまり苦しまず逝きたい旨をお願いした。死に方がこれで決まった。この病院で最期を向かえる旨を医師に告げた。率直な情報提供を感謝して妻と友人と診察室を後にした。市販の痛み止めが効かなくなっていたので痛み止めや出血防止等の薬を処方して貰い、友人としゃぶしゃぶを食べに行った。あれほど薄い柔らかな肉も既に嚥下が困難となってしまった。昨日より今日、今朝より夕方と刻々と状況は進化している。何れにせよ死期は非常に早い。再来週の抗がん剤投与まで果たして持つのだろうかとも思えるほどである。色々な準備は殆ど出来ない。極親しい身近の友人に別れの挨拶や形見分けだけ済ませられるかかどうかであった。入院に際して気道の確保から栄養剤の注入によって何時までも命を長引かせられてはたまらないのでその打ち合わせ確認だけが残った大仕事になった。

胃カメラ

食道にカメラを突っ込まれて吐血し呼吸が出来なくなる恐れを十分に話して万全の措置を取ってもらい検査に臨んだ. 喉の麻酔をした後、ベッドに横になり血圧を測りながら鎮静剤を注入したあと施術されたのであったがベテランの技師は何事も無くスムースに全てを終わらせてくれた. 食事の度の痛みと出血からかなり食道がやられていると思いきや、食道、胃共何とも無いとの事である. 30分程横になって休んでから食道と胃が無事ならてんぷらをと行き付けの天富へてんぷらを食べに行った. 事情を話すとゆっくり好きなものを揚げてくれ時間をかけて全て平らげた.神は最後の楽しみだけは残してくれたようであった..死ぬまでに好きなものをもう一度食べて逝こうと妻も勧めてくれた. 友人の事務所に挨拶めぐりを元気なうちにすることにした.道々昨日の年配の医師とのやり取りを思い浮かべた。あの医師は冷徹なほど非常に率直に現状と今後を話してくれた。確実な情報を得る事で自分の残された少ない人生をプラン出来るのであるから彼には感謝しなければならない。モルヒネを使っての夢心地の死は拒否されたが、終末は管を入れらられてここで迎えるしかないかもしれないと思った。

 

死に方の選択

どんな死に方が残されているのかを先輩と話した。先輩も大腸がん手術後肝臓に転移し二度肝臓の摘出手術をしている。先輩はただただ医者にお任せで余分なことは考えないようにしているとの事であった。私の場合は先日かなり切迫している事を告げられたのでプランした死に方をしたいと希望している。出来得る事ならハワイで娘の結婚式をして、ついでに好きなイタリヤでも行って上手いものを食べて、帰ってから喉にパイプを入れて死を待つといった段取りが出来ればいいのだがと思うが、喉の状態を思うとかなり切迫した状況であるのが感じられる。昨日も風呂に入る前に咳き込んで出血し、今朝起きてみると喉の腫れが更に大きくなった感じがつばの飲み込み時に感じられた。明日娘がアメリカから帰国するのだが、上手く段取り良く事が運べる時間的余裕が作れれば理想なのだが、、、。それにしても死に方が選べないのは自立した人間として情けない限りである。良くTVニュースで耳にしたことではあるが患者の家族も酷いものである。苦しみから救ってくれと担当医師に哀願し、延命措置を外してもらいながら患者の死後人道的見地から医院内で問題になると担当医を守らないで告訴に協力してしまう。恩をあだで返されて人生を棒に振った医師が多く出てはうっかり医師も痛みの緩和措置すら取れなくなってしまうだろう。私は殺してくれとは頼まないが、痛みや苦しみを我慢する時間を長引かせるのだけは止めてもらいたいと願うのである。鎮痛剤を投与し続け静かに死を迎えたいだけである。チュュウブだらけでベッドの上でもがき苦しみ死を待つ友人を幾人も見てきたのであのような死は避けたいと切に願うのである。

 

残念ながら一月持たないかも
CTを撮った直後技師は担当医に連絡して更なる検査をする段取りを取った。甲状腺近くにかなりの大きさで気道を圧迫している腫瘍があった。一月も経たないうちにいきなり大きな成長の早い癌が出来てCTで見ると気道はほんの少ししか開いていなかった。年配の部長がCT画像を見てラジカルだから早いと言う。どのくらい生きるのかと問うと一月は持たないと言う。どんな死に方かと更に問うと痛みにのた打ち回っての窒息死だと言う。太い動脈に絡んでいるので手術も不可能との事。良い形の死に方は無いかと言うと全く無いという。癌の痛みは酷いからと言う。モルヒネで寝かせてもらったまま死ねないのかと言うと出来ないと言う。上手く夜寝ている間にでも窒息すれば良いのだがと言う。自殺以外死に方も選べないのである。安直に死ぬにはフイリッピンにでも行ってヒットマンを雇うしかないのだろうか。それにしても窒息死は参る。時間があまり無いので色々な物を整理するのに大変である。母や妻や娘や友人の生活を考えてやらなければならない。自分の持ち物を整理するのも一苦労である。61年の残滓はあまりにも多い。癌をやつけるのには自分諸共死ぬしかなかったとは。友人達ともう少し歓談をしたかった気がするがそれも最早詮無き事。自分は意気地無しだから凄まじく闘病し続け討ち死にする覚悟も度胸も無い。早く楽に死にたい。死のプランを一生懸命考えて、のた打ち回る窒息死から何とか逃げよう。一体どんな死に方が残されているのだろうか?家族がショックを受けず且つ自分が楽に死ぬには。中々思い浮かばない。病院のベッドでモルヒネを点滴されたまま夢うつつで死ねれば本当は一番いいのに、それは許されていないと言う。外国へ行って違法に死ぬしかないのだろうか。兎に角参った。吐血して苦しかったら遠慮しないで直ぐ救急車で来なさいと担当医師と看護婦さんが優しく言ってくれた。何と良い人達なんだろう。

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