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From 湘南茅ヶ崎。 イコピコのひとりごと
とんぼお姉さま。頑張れ頑張れ!私はいつも祈っていますよ!(笑)

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〔7〕正義の人・・・(1)
 
 どちらが先に目覚めたのか定かでは無かったが、、東側のテントの色が明るく光を映す頃に、寒さに眼をこじ開けられた。ふたりとも一瞬寒いと声に出そうとした瞬間、身体の芯から熱い何かが全身に伝わるような、奇妙な感覚に襲われる。すると、まったく寒さを感じなくなったのだ。
「郁雄ちゃん。俺、昨夜からなんか身体の調子が変なんだ」
 唐突に正雄が話し始める。郁雄も、
「ヘンディー。実は僕も何か変なんだ。今だって・・・」
そう言いかけたとたん、正雄が、
「身体の芯からあったかくなっちゃったんでしょ」
そう云うのだった。ふたりとも、既に身体の違和感に気付き始めている。ふと力を入れてみると、腕が二回りほど太くなっていることに気付いたのは正雄だった。郁雄はシュラフザックの中で、軽く寝がえりを打ったのだが、頑丈に縫製されているシュラフザックは足元から、いとも簡単に破れてしまった。
 ふたりとも、シュラフザックを腰まで下ろし、あぐらをかいて座って向き合った。お互い顔を見合わせびっくりしてしまう・・・。相手の首が以上に太くなっていることに気付くと、それぞれ自分の首を撫でてみる。
ついでに肩の筋肉を触り、シャツを托し上げると、腹筋が割れている・・・・。
 ふたりはただならぬ現実を突き付けられ、慌ててテントのジップを開け、外に飛び出した。最初に曲芸をして見せたのは郁雄だった。片手倒立をしてみた。簡単にできるだけでなく、スクワットもできる。次に正雄ができなかったバク宙を試みた。簡単にできるだけでなく、スピードが普通ではなかった。まるで忍者である。それぞれに、今までできなかったアクロバティックな運動を試してみた。ふたりはしばらく自分たちの身体が、恐ろしく変化していることに気付かされながら、お互いの眼をみて笑い合った。
「僕たちは一瞬にして、恐るべき兵士に変身したんだね」
 郁雄は正雄に話しかける。
「いったい僕たちに何が待ったいるんだろう。もうこれは普通じゃないね」
 正雄はこれからふたりに降りかかった来るであろう、強烈で想像を絶する近い将来を思いめぐらすと、
いよいよ何かとの対決が始まることが約束されている自分たちを、誇りに思えるようになっていた。

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