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僕もほんまは、忙しいんやけど・・・。
いくおちゃんにみやげ話をしてあげよんでよ。(笑)
最初から僕の関心は、
ウイグル族にしかありませんでした。
日本人の祖先、即ち神の民の12部族のカタチが、
今でもきっと残っているに違いない。
それを確認したかったんです。
そのためにウイグル語まで用意してね。
唯、団体行動なのと、危険情報は入っていたから
警護の行き届いたホテルしか利用していないし、
唯、着いたら数時間、安心して寝るだけの日々だった。
真面目なもんなんです。
僕ら同行してた一部の仲間同士で、
まるで売れっこ芸能人並だなと。
完全に拘束されたタイトなスケジュールで、
早朝から深夜まで移動を繰り返す日々。
冗談で「事務所を通してくれ。」が合言葉になるくらい。
まあ、こんな経験、したくても、なかなかできないけど。
だからウルムチからは、じっくり書いてます。(笑)
さて。
カザフ族のおっさんとの絡みからだったね。
・・・写真撮影を終えると、長老は席を立つなり
「ワシも、もう一仕事せんとあかんけん。悪いなぁ。」
と言い残して、プレハブ小屋とユルトと呼ばれるテント
の間の裏庭に向かって行った・・・。
「ちょ。長老!そ。それは・・・。」
僕は長老が、もはやかつての長老ではなく、
風光明媚な観光地の、観光客相手の、
シシカバブ屋の調理担当主任になってしまった現実を
この目にして悲しくなってしまった。
長老の背中が寂しそうに見えた。
かつては広大なる草原を、馬に乗り、
ヒツジを追って移動して暮らしていた。
適度に身体も使うし、酒も旨かった。
今では世界のいろんなところから来る人間に翻弄され、
あの頃のカザフ魂はどこかに消え失せた。
唯、家族の誰よりも、飼ってきたヒツジを苦しめず
捌けるのはワシだけになったんじゃ・・・。
長老は背中でそう僕に語った。
時代に翻弄される。
今、世界のあちこちで生きる人間が、
きっと同時にそうなんだろうと思うと、
僕は悠久の昔から、我々の祖先たちが、
自らの「生」と向き合い、新しい知恵を取り入れながら、
「改善」を繰り返し繰り返し、暮らしてきたことを思う。
カザフ族は、やはり血族間での婚姻を繰り返してきた。
そのために、新郎は母方の父性の過去7代の名前と、
父方の父性の過去7代の名前を覚えていないと、
お嫁さんをもらうことができない。
遺伝にまつわる病気から子孫を守るためなのだろう。
いまでも昔どおり遊牧生活をしているカザフ族も
少数ではあるがいるそうだ。
定住生活を始めたカザフ族の、繁栄とは裏腹にある
寂しさについてレポートしました。(笑)
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