ええっ?こ、このマイクに向かって話したらええのんか
い?ほらまあ、しっとう(知っている)ことやったら、何で
もしゃべるけんど。(しゃべりますけど)・・・・。ふむふむ。
ええっ?「あばどん」のことが知りたいってで?(知りた
いというのですか?)ほな、ちょっとだけやけど、話ししょ
うかぁ?(話しましょうか?)・・・・
あっ。わたしは、徳島県は、鳴門市。「大毛島」に住ん
どう(住んでる)、高島一発(たかしま・いっぱつ)っちゅ
う、もんですぅ。(と云う者です。)
仕事は、「半農半漁」でねえ。鳴門金時(さつまいもの
一種)と、鳴門わかめ採ってますぅ。
この頃の若い氏(若者)は、「徳島」に仕事に行っきょ
る(通っている)ひとも多いですぅ。
ああ。「徳島」っちゅうんは、徳島市内の街のことです
ぅ。この辺は田舎やけんねえ。(田舎ですからね。)
ええっ?ああ。「あばどん」ねえ。あれは、なんじゃら
(なんとか)言う名前の御神さんの子おで、鳴門の渦潮
に流したらしいんですわ。身体が弱かったらしい。
ほしたら(そうしたら)、たいがい(だいたい)渦に飲み
込まれて、もう上がって来れんのに(浮かんでこないの
に)、ほの神さんだけは浮いて出てきたっちゅうでわ。
(出てきたというのです。)・・・・オブける話やねえ。(恐ろ
しい話ですね。)ほんで、ほの神さんは、鳴門の渦潮の
神さんになったらしい。「あばどーん」っちゅうんは、古い
爺さんに聞いたでわ。(聞きました。)まあ。あれに飲ま
れんように、ここらの漁師は上手に舟を操るんですわ。
徳島の人間(ひとたち)に、昔、このことを話したら、
「オゲ言うな」・「オゲ言うな」って、よう、言われました。
まあ、「大毛(おおげ)島」に、昔から住んどうけんねぇ。
最近ですかぁ?いっこもやねえ。(ひとつもダメです
ね。)オヤジが、男の子欲しかったらしい。ほんででけた
んが(できたのが)、わたしです。博打(ばくち)好きの父
が、一発(いっぱつ)って名前つけてくれました。
ほなけんど(だけど)、名前負けで、あかんねえ。
一発も当てんまま、もう終わりそうですわ!(笑)
※注 次回からは、もっと読みやすくしろと、神奈川ネイティブの女房に注文をつけられたので・・。頑張ります。