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〔5〕預言者・・・(4)
なんでも見ることができ、なんでもわかる老婆に、郁雄は疑問に思っていることを質問しようとすると、
「神か?神がいるかどうかじゃと?わっはっは。全ては人間のこころが作るのじゃ。
神が住むこころを持つ者は幸せ者じゃ。それは驕り高ぶらないからじゃ。畏怖する心に神は住まう。畏れこそ、人間にとって最も大切なこころの働きじゃ。
悪魔か?悪魔は神と右と左じゃ。どちらか片方だけが存在することは無い。神を知る心には、悪魔が必ず存在する。物事の善悪の中心は、何も無い虚空だけが存在する。だが、そこで人間は生活できないし、勉強しようにも何も無いから勉強にならんのじゃ。それで敢えて、物や者に溢れたこの世で学ぶことになる。しかし、本質はそこには無いのじゃ。全て理解を助けるための存在で、元々は無いのじゃ。幻じゃ。
人間に求められるのは何か?それは、「有るようでないこと・無いようであること」を学び理解することじゃ。そこには、全宇宙と一体となったこころだけが存在する。そして人間だけが、より良く成長しようという心の働きをもっているのじゃ。本当の成長は、こころを育むことじゃ。
人も含め、森羅万象に生けるもの全てが、生死を繰り返す。その中で、人はこころの成長、つまり肉体を持って体験した事柄から、真理を求めるこころを育まねばならない。富も名誉も関係ないぞよ。ほんの少しのことに喜び、またその喜びを他に与えられるこころを育め。それ故、その学習が足りない者は、何度でも生死を繰り返すのじゃ。
願わくば、このふたりの上に、神々の守りあらんことを・・・。」(つづく)
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