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ふり上げた”拳”はおろせるのか?


 『ドナルド・トランプ米大統領が、「北朝鮮攻撃命令」のカウントダウンに入った。後見国・中国が問題解決に動かなければ、世界最強の米軍による「斬首作戦」「限定空爆」に踏み切る決意を改めて示したのだ。』(※1)

 脅しをかけられた『北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は威嚇姿勢を崩さず、「6回目の核実験」や「ICBM(大陸間弾道ミサイル)発射」などをチラつかせている。日本外務省がやっと出した注意喚起情報。「金日成(キム・イルソン)主席の生誕105年」という15日に向けて、朝鮮半島はかつてない緊張感に包まれている。』(※1)


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 『トランプ氏は、英紙のインタビュー(2日付)でも、中国が、北朝鮮の核・ミサイル問題で具体的役割を果たさない場合、「俺たちで(『斬首作戦』などを)やる」と明言していた。その決意を見せつけるように、習近平国家主席との米中首脳会談(6、7日)の最中、シリアへのミサイル攻撃を断行した。』(※1)

 シリアへのミサイル攻撃を敢えて米中首脳会談に合わせるなんて、そこにはどんな意図があったのだろう?

 米中首脳会談であたかも成果をあげたかのように中国国内向けにデカデカと知らしめたい習近平国家主席に利用させまいとしたのか?

 北朝鮮の非核化に同意しながら国連で採決した制裁を実質やらない習近平国家主席に「やれよ!」と脅しをかけるためか?

 そうすることで、北朝鮮と中国を引き離し、北朝鮮の孤立化を狙ったのか?

イメージ 2 結果からすれば、『国際社会の要請を無視して核・弾道ミサイル開発に邁進(まいしん)する北朝鮮と、その「後ろ盾」として金正恩体制を支える中国に対する重大な警告にもなった。』(※3)ことは確かなようだ。それによって北朝鮮の孤立化が進んでいるのかは分からないが…。
(←習近平国家主席は嘘つきだからだ?)

 『(トマホークによるシリア)攻撃を受けて開催された国連安全保障理事会の緊急会合で、シリアの後ろ盾のロシアは「シリアが化学兵器を使用した証拠がないまま行った主権国家への侵略行為。シリアで遂行するテロとの戦いを困難にするものだ」と米国を非難。これに対し、中国の国連大使は「シリア問題には政治的な解決以外に道はない。軍事的手段は内戦に苦しむシリアの人々の状況をさらに悪化させるだけだ」と述べ、安保理が中心となり、政治的な解決を目指すよう各国に求めただけ。ミサイル攻撃は「超法規的措置」にもかかわらず、米国批判を避けた。中国外交部の報道官も「事態のさらなる悪化を防ぎ、得難い政治解決のプロセスを守っていくことが急務だ」と述べるにとどまった。』(※4)

イメージ 3 また、『米英仏は安保理にシリアの化学兵器使用を非難し、同国政府に調査への協力を求める決議案を提出。12日に採決が行われたが、ロシアが拒否権を行使して廃案となった。シリア問題でロシアが拒否権を行使したのは11年以降8回目。中国はロシアに同調して拒否権を6回行使していたが、今回は棄権に回った。』(※4)

 こんな記事を読むと、日米韓の軍事同盟に対抗して習近平国家主席はロシアとの軍事同盟を結んだが、米中首脳会談後の夕食時にトランプ大統領からシリア攻撃を聞かされ、北朝鮮崩壊の現実化、そして己の政権維持崩壊の危険にビビったのだろう。安保理でロシアと同じく拒否権を行使しなかったことはもはやロシアとは距離を置いたことになるからだ。

 こうなると、習近平国家主席の願望で実現した米中首脳会談ではあるが、トランプ大統領にまんまと利用されてしまった格好に見えてならない。


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 『(4月)11日に米ワシントンで行われた米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)のマイケル・グリーン副理事長の新著発表会に出席したキャンベル氏(=第1次オバマ政権・東アジア政策など担当した元国務次官補)は、『「米国が北朝鮮問題を解決するための最善の方法は中国に圧力を加えることだ。トランプ政権は中国を威圧することに成功している」とした上で、「アジアでの軍事行動を恐れる中国人は大きな不安を感じており、明言はしないが北朝鮮に圧力をかけることになるだろう」と語った。』(※2)ことから、トランプ大統領が習近平国家にけしかけたことはオバマ政権時代から東アジア政策として練っていたことが窺えてならない。
 そういう意味では、任期満了が近くオバマ前大統領はその実行には逃げ腰であったが、それを批判したトランプ大統領は有言実行に移した格好に見える。
 習近平国家主席にしてみれば、中国国内向けに成果をアピールできる内容がなく「何しに米国に行ったの?」ということになり、おまけに北朝鮮の非核化に向けて北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に対して圧力をかけざるを得なくなったといえる。

 『(4月)11日、北朝鮮の国会にあたる最高人民会議が開かれ、正恩氏も出席した。会議では、国内の人事について発表が行われたが、対外的なメッセージはなかった。そればかりか、会議当日、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は以下のように米国を挑発したのだ。』(※1)

 「米国がいま一度悟るべきことがある。それは、先制攻撃が決して米国の独占物ではないということである」(※1)

 つまり、『トランプ政権が「越えてはならない一線」(レッドライン)と設定し、中国を通じて警告した「6回目の核実験」をやめるどころか、「こっちが先制攻撃をするぞ」と威嚇しているのである。』(※1)

 しかし、『ソウル大学統一平和研究院の関係者は「北朝鮮の中・長距離ミサイル発射には技術的な難しさがある中で、最も強いカードとなる核実験をちらつかせている状況」とし、実際に核実験を断行する可能性と、見せかけだけの側面の可能性が共存した状況と判断している。』(※5)というように、どこまでがホントでホントに何をやろうとしているのかが見えない。

 『常識が通じない者同士がいがみ合ったら、力が強い方が勝つ』(※5)

 トランプ大統領も金正恩朝鮮労働党委員長も引っ込みがつかなくなってきているじゃないかと考えたりもするが、明日4月25日(火)は北朝鮮の朝鮮人民軍創建85周年というイベントを控えていることから、「核実験を強行するのか?」「米軍の先制攻撃、もしくは斬首作戦が始まるのか?」、そして「日本列島に核、もしくは毒ガスを積んだミサイルが飛んでくるのか?」ということに関心が向いてしまいます。


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 『4月19日、英BBC(中国語電子版)は、北朝鮮の平壌で15日開かれた故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日「太陽節」の式典に合わせて朝鮮半島海域に派遣されるとみられていた米原子力空母カールビンソンについて「実は派遣は脅しであり、トランプ米大統領は中国が北朝鮮に圧力をかけ、問題を解決することを望んでいる」との記事を掲載した。』(※6)
 その記事の中で『英BBCのソウル駐在記者、スティーブ・エバンス氏は、米軍が今回空母が西太平洋での豪州との共同演習に参加したため朝鮮半島海域への到着が遅れたと説明したことについて「故意にだましたのか、計画の変更か、意思疎通が不十分だったのか判断が難しい」と分析した。』(※6)という。

 日本のマスメディアは連日、故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日「太陽節」の式典が予定された4月15日(土)がXデーではないかと騒ぎ立てましたが見事な空振りでした。その上に米原子力空母カールビンソンはまだ朝鮮半島には向かっていなかったにも関わらず、米原子力空母カールビンソンは4月15日(土)に到着予定と報道していたので、ガセネタに踊らされていたといえます。
 そして、今度は北朝鮮の朝鮮人民軍創建85周年というイベントを控える4月25日(火)が危ないと騒ぎ立てています。用心するに越したことはないが、ミサイルを落とされた地域は助からないだろう。ちなみに精度が悪そうなミサイルなので東京の霞が関を狙ったつもりがまったく違うところに着弾するかも知れません。米軍や自衛隊の迎撃ミサイルが撃ち落としてくれることを期待したい。

 仮に、4月25日(火)に何も起こらなかったとしても、安倍晋三首相のロシア訪問が4月27日(木)から翌28日(金)に予定されているので、こちらのタイミングも安心できない。こちらもまた危ないので油断は禁物であることをお伝えしたい。


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 この緊迫した情勢の中、『米ホワイトハウスは最近、中国に対し「強大な隣国として中国に対し、必要な政治的、経済的圧力をかけ、核実験をやめさせるよう仕向けてほしい」と求めている。マティス米国防長官は18日、朝鮮半島の非核化に向けて米中が緊密に連携していると強調。「われわれは共通の利益がある」と付け加えた。』(※6)
 このことは『訪日中のペンス米副大統領は19日、米CNNのインタビューで、「トランプ大統領の政策は、地域の同盟国である日本と韓国、さらに中国や世界の国々から支持されている」とし、「北朝鮮がアジア太平洋で最も危険かつ最も直接的な脅威であることは疑う余地がない。トランプ大統領は、地域の同盟国や中国と協力を結集して、その脅威に対抗することを決意している」と述べた。』(※7)上で、『中国が北朝鮮からの石炭の受け入れを停止していることなどについて「中国は北朝鮮を経済的に孤立させるために前例のない措置を取っている。中国は北朝鮮の輸出の80%に影響を与えている」と述べた。』(※7)ことから、トランプ大統領は「米朝の軍事衝突は出来れば避けたい」思いはあるようだ。
 しかし、『問題は北朝鮮に対する中国の影響力。金正恩氏が最高指導者の座に就いてから5年が経過したが、この間一度も中国を訪問していない。朝鮮戦争の「血の友誼(ゆうぎ)」で固められたはずの2国間関係としては極めて異常な事態だ。韓国による南北統一を嫌い、朝鮮半島の現状固定を望む中国の本音を見透かすように北朝鮮は暴走している。』(※8)

イメージ 7 しかも、『中国共産党機関紙「人民日報」の姉妹紙「環球時報」は22日、米国による北朝鮮の核施設を狙った攻撃が行われても中国は軍事介入しないことを伝えた一方で、米韓軍が38度線を越えて地上戦を行った場合には、中国は軍事介入する意向だと明らかにした。』(※9)ことから、習近平国家主席は38度線以北は中国(共産党)の領土だとあからさまにしてもいる。
 朝鮮半島における米国/韓国と北朝鮮という対立構図だけでなく、日本も巻き込まれ、そして「後ろ盾」の中国(共産党)は今も健在となれば、第三次世界大戦になってもおかしくないような気がして怖くなります。

 興味深い話があります。金正恩朝鮮労働党委員長は今や半狂乱状態という見方があり、4月15日予定の核実験を中止したことで軍部に不満があり、クーデターが起こる可能性があることです。また、米情報機関が金正恩朝鮮労働党委員長に接触して亡命を促す動きがあるというのだ。

 最後に、ひとつ気をつけねばならないことを書き残そうと思います。指導力が陰ってきた習近平国家主席が米軍や自衛隊が朝鮮半島に目を向いてる隙を狙って尖閣諸島と琉球諸島南部を奪取する脅威があることです。つまり、米軍も自衛隊も朝鮮半島だけでなく尖閣諸島と琉球諸島南部の防衛にも気が抜けないということです。


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※1 トランプ氏「北攻撃命令」秒読み、北が威嚇 日本は韓国渡航“警告”
   2017.4.13 20:09
   http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/170413/wor17041320090032-n1.html

※2 元米国務次官補「トランプ氏は対中威圧に成功」=北朝鮮問題
   2017年4月12日 17時20分
   http://www.recordchina.co.jp/b174997-s0-c10.html

※3 トランプ大統領、夕食会で習近平氏にシリア攻撃を誇示 中国一行は早々に宿舎へ引き返す
   2017.4.8 11:54
   http://www.sankei.com/world/news/170408/wor1704080040-n1.html

※4 臆測呼ぶ習主席のシリア攻撃「理解」、北朝鮮への「警告」
   2017年4月14日 15時40分
   http://www.recordchina.co.jp/b175149-s0-c10.html

※5 北朝鮮外務省次官「米国が選択するなら戦争をする」、抗戦の意思明らかに
   =韓国ネット「常識が通じない者同士、力が強い方が勝つ」
   2017年4月15日(土) 13時30分
   http://www.recordchina.co.jp/b175338-s0-c10.html

※6 米空母はただの脅し?トランプ政権は中国の北朝鮮抑止に期待―英放送
   2017年4月20日 17時40分
   http://www.recordchina.co.jp/b175759-s0-c10.html

※7 米、中国の北朝鮮対応を評価「前例ない措置で北を孤立化」
   2017年4月20日 16時10分
   http://www.recordchina.co.jp/a175800.html

※8 朝鮮半島危機、中国にはチャンス?打開すればリーダーシップ確立
   2017年4月15日 21時30分
   http://www.recordchina.co.jp/b175150-s0-c10.html

※9 中国国営メディア「米韓が38度線を越えたら軍事介入する」
   =韓国ネット「他国で火遊びをするのはやめてくれ」「38度線以北は中国領土か」
   2017年4月23日 13時30分
   http://www.recordchina.co.jp/a176052.html

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