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山田洋次監督の『東京家族』観てきました。平日なのに、たくさんの観客。 家族でお正月を迎えられ、その余韻冷めやらない間に観ておきたかったのでしょうか。 本作品は小津安二郎監督の名作『東京物語』へのオマージュを捧げた作品だが、 そこで描かれるのはあくまでも現代家族の姿。 映画全体は派手なことはなく、前半は東京のどこにでもある情景ばかり。 成長した子供達の家を訪れ、疎ましがられてしまう親の孤独、 希薄な家族の繋がりは60年前より、現代は更に孤立化が進んでいると思われる。 そんなありきたりの家族像を描いただけなのに、見ていくうちにどんどん引き込まれて行く。 しゃべり方も単調で地味ですが、家族の関わりを山田洋次監督が映像にすると見応えのある作品になる。 次男の昌次の部屋に泊まった母とみこと、昌次との何気ない会話から、 一気にクライマックスへと進むにつれ涙を誘う。 本作品は東日本大震災の復興への祈りが込められたシーンが何カットかあり、 この映画を観て、改めて被災された家族の日々の生活が、少しでも回復へと向かう事を願う。 美しい瀬戸内海の風景は広島県の大崎上島で撮影。 小津安二郎監督の『東京物語』は尾道が舞台。 現代は交通の便もよくなり、少しでも東京との距離感を持たせるため、大崎上島を選んだそうです。 神峰山さんから見る木江の町。
本作品はベルリン国際映画祭にてベルリナーレ・スペシャル部門において上映されることが決定。 香港、台湾、シンガポールでの公開も決定すると共に欧州、北米、インド、韓国など 世界各国から劇場公開のオファーが届いているとか。 |

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