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銀の糸

銀の糸  神谷逸子著

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友より借りた本で、神谷さんの一生懸命「時」を紡いだご自身の半生の有り様を書いたものである。


神谷さんは68歳の時に体調を悪くされ、脊髄性筋萎縮症という難病との診断をくだされ

今年の冬が来て10年になると書かれている。

歯科医であったが医院も閉鎖され愛犬マックも死に本当の独り身になられ

この病気と闘っておられます。


やっとこれから自由に好きなことをして、と思っていた矢先の発症、

それでも70歳でパソコンに挑みホームページを開き病気の方たちとのメール交換や

趣味の絵を描いたり、俳句を詠んだりと一日の枠の中で今日出来たことを喜び

よく生きることだけを考え、可能な限り楽しく過ごすように

自分を仕向けていると書かれている。



そのメル友の一人が私の友でこの本を贈ってくれたのである。

私も話には聞いていたので是非読んでみたいとお願いして借りてきた。


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この本には、神谷さんの水彩画で描かれた草花の絵、「銀の糸を紡ぎし春蚕かな」と詠まれた

俳句を出だしに10ページにわたって句が書かれています。

文章は平成15年から19年までに渡って病気発症から現在までの思いや人との触れ合い

そして愛犬マックのことも書かれています。


    難病は不運であったが、不幸ではないと発症以来11年、ずっと自分に言い聞かせて

    頑張ってきました。

    「神は乗り越えられる人にのみ、その試練を与える」という言葉を

    聞いたことがあるが、私はそんなに強くはないのに、と呟いている。

    でも、そういいながらも、一人でこの山坂の10年を頑張ってきたではないか。

    さあ、もうひとふんばりだ、と自分にエールを送りながらの一日が今日も始まる。
    

と書いて終わっている。


病というものはいつどんな時に襲ってくるかも分からない。

今日は健康でも明日のことは分からない。

私は友を通して、また神谷さんの本を読んで病気であってもそうでなくても

自分の心の持ち方を教えてもらった気がする。

権威

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この本は私が「友よ」の中で書いた「病まなければ」という詩が、

誰の詩なのか分からない、と書いていたら、kkpjtさんが「後藤静香」という方の詩で、

「権威」という本の中に書かれてあるものですと教えてくださいました。

題名にちょっとひいちゃいましたが、読んでみると生きかたの指針となるような言葉が

書かれていて著者の人生経験で感じ味わったことを、素直に心に映ったままを書き表した

ものとして、戦前、戦中、戦後という長い間にわたって書き綴ったものです。

著者は、詩人でもなく、文人でもなく、専門としては数学を学び、13年間数学の教師であった方です。



    「権威」という名はどこから来たかと聞かれます。

本文を読まれると、すぐに気づかれましょう。

この中に、折々、「天よりの声」といったような表現があります。

その声は、神の声、良心の声と言いかえても構いません。いずれにしても「権威ある声」です。

私は素直な心で、この声をきき、この声に従い、この声を書きとめようと努めます。

この本の全部がそうでないにしても、全体を通じて、こんな気持ちのただよっていることは

確かです。と書かれています
    

この本の中には340もの詩が書かれています。


2つの詩を紹介します。

感応

思えば黙っていても通ずる

思わねばいくら語っても通じない

いかに語るかを考慮する前に

いかに思うかを省察せよ

愛をかきたる雄弁は単なる空音であり

愛に輝く沈黙は真の雄弁である

感応の心をはなるるとき

真の師弟なく

真の友人なし



ただ一人


人生は

ただ一人ゆく旅ぞ

最後の頼りは

さびしくとも

自分だけである

ただ一人行くべき自己と知ったとき

どうして粗末にされようぞ

どうして充たさないでよかろうぞ

どうして高めないでよかろうぞ

愛と励ましの言葉

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私は私しか生きられない一生を、

私らしく生きることが一番たいせつなことなのです。

もちろん、私らしく生きるために他人という鏡が必要だし

他人からいろいろ啓発されたり、時には軽蔑されたりすることが

ありますけれども、私は私なんだという、その自覚を持って

生きることが大切です。


この本は日付をつけて366日の言葉が書かれています。


私は毎朝今日の日付のところを開いて音読しますが、その日その日の心の様相によって

素直に取れるときとそうでないときがあり、なんと勝手なものだろうかと自分でも

呆れる時もあり反省します。

今日7月1日の言葉は

    自分と”すなおに”出会えた人のみが、他人ともまた、すなおに出会うことができ

その出会いから多くを学ぶことができるのです。
    


誰かの役に立ちたい、人にやさしくしたい、と思いながらも人につらくあたったり

また傷つけられたりして心穏やかに過ごせない時、

自分をそして人を愛せる為に必要な心のあり方を示し

心ふさぐ日や人生に迷う日も、ありのままの自分を認め毎日を自分らしく

生きるための指針となる日々の言葉が書かれています。

また、女子教育にも力を注がれた著者だけに女性としての生き方も

日々の言葉の中で教えられます。

読むことによって学び少しでもそのように行動できるように心がけていきたいものだと
思っていますが・・・。

ゆるすということ

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自分自身の中にいつも拘っていることがあり悩んでいた時、本屋で目にし、手にとって読んでみた。
 
    ゆるすことで、わたしたちは自由になります。
    ゆるしによって、自分の本当の姿がわかります。
    ゆるしは癒しをもたらします。
    ゆるしは自分も他人も癒します。
    


信頼し親しくいている人に何度となく嘘をつかれ裏切られ、自分がどう信じていいのか
不信感に襲われている時偶然に出会った本。

日常生活では、「ゆるしとは謝罪を受け入れること」ぐらいに考えがちです。
相手をゆるす気がなくても、礼儀上「わかりました」といったりします。

家族、親戚、愛する人、友人、または権威ある人、自分の身体、思考や感情または行動、人生、事故や犯罪そして迷惑行為などに対しゆるせず憎しみ続ける事で、自分を守ろうとする場合があるかもしれません。

ゆるしとは何かが分からず、苦痛をもたらすものにしがみつき、癒しをもたらすものに目をつぶることもあります。

まさしくその通りだと感じました。
ゆるしたくないと思えば思うほど、自分自身のエゴに迷わされ心に穴を開けていきます。

ゆるしてはいけないと思う理由が沢山あり、それがエゴを引き起こし苦しむのだと思います。


ゆるすという事について書かれた詩を紹介します。

    ゆるすことは、幸せになるための処方箋、ゆるさないことは、苦しむための処方箋。

苦しみの原因がなんであれ、くるしみにはすべて「ゆるさない」という種が宿っていないだろうか?

ゆるしとは、その行為をよしとすることではない、残虐な行動を見逃す事ではない。

ゆるしとは、怖れに満ちた過去にこだわりつづけるのをやめること

ゆるしとは、古傷を引っかいて血を流し続けるのをやめること

ゆるしとは、過去の影に惑わされることなく、今この瞬間に百パーセント生き、百パーセント愛すること

ゆるしとは、怒りからの開放であり攻撃的な思いにさよならすること

ゆるしとは、誰に対しても愛を拒まないこと

ゆるしとは、ゆるさないという思いから生じた心の空洞を癒すこと

ゆるしとは、過去に何をした人でもすべての人の中に神の光を見ること

ゆるしとは、相手のためだけでなく自分自身のためであり、自分が犯したまちがいのためであり
くすぶりつづけている罪悪感と自分を恥じる気持ちのためである。

いまこの瞬間にゆるすということは、もう先延ばしせずにただゆるすこと

ゆるすのに早すぎることはない、遅すぎることもない

ゆるすのにはどれだけの時間が必要だろうか?

それはあなたの価値観しだい

絶対に無理だと信じるなら絶対におこらない

半年かかると信じるなら半年かかる

一秒ですむと信じるなら一秒ですむ

わたしは心から信じている。一人ひとりが自分も含めてすべての人を完全にゆるせるようになったとき
世界は本当に平和になるということを
    
皆さんはどう感じられましたか?

感動した本

二十一世紀に生きる君たちへ

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この本は司馬遼太郎さんが子どものためにメッセージを送る本として出版された本
で2部作となっています。もう一部は「洪庵のたいまつ」という緒方洪庵のことが書かれたものです。
私たち大人が読んでも教えられる事が多く素晴らしいと思いました。

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「子どもたちは何をしなくてはならないのか?」
「人は何の為に生きるのか?」と、

問いかけ、自然と共に生かされている事や自己の確立をすることが大切であると書いてあります。

それは、自分に厳しく、相手に優しく、素直でかしこい自己であり、

人間は決して孤立して生きてはいけないのである。

そのために助け合う、人の痛みを感じるという優しさが必要なのである。

「いたわり」 「他人の痛みを感じること」 「やさしさ」これらは一つの根から出ている

根と言っても本能ではない。 だから、私たちは訓練をしてそれを身につけなければならない。

訓練とは簡単なことである。例えば友達がころぶ。ああ痛かっただろうな、と感じる気持ちを

そのつど自分の中で作り上げていきさえすればよい。

この根っこの感情が、自己の中でしっかり根づいていけば、他民族へのいたわりという

気持ちも湧き出てくる。と書いてあります。

また、鎌倉時代の武士たちは、「たのもしさ」ということを大切にしてきた

人間はいつの時代でもたのもしい人格をもたねばならない。たのもしくない人格には

魅力を感じないからである。

自己を確立する事は自分に厳しく、相手に優しく、いたわること。それらを訓練せよ。

訓練する事で自己が確立されて、”たのもしい君たち”になっていくのだ。

これらの事はいつの時代になっても人間が生きていくうえで、欠かすことの出来ない心構えである。

と教えています。

素晴らしいほんだなぁと感動しました。

これは小学6年生の国語の教科書に使われたそうですが、
いい本だと思い私も買って家においておきたいと思いました。

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