八ヶ岳にある薬草・樹木 と 男の腕まくり

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思い出の木

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ダンコウバイ

ダンコウバイ Lindera obtusiloba             クスノキ科
断固覚えろ!

大学を卒業し、仕事について県内の山を歩き回った。私の研究守備範囲は、大学での専攻を生かした育種、造林であった。しかし他のこともやった。特に山林の土壌を調べる事業・適地適木調査事業にたずさわり、樹木、森林土壌、森林立地、気象など経験的に学ぶことができた。これは、なんでもやらせられる地方の試験研究機関の強みでもある。以外と専門家はその道しかし知らないことが多いが、私は、植物の名前はある程度わかるし、森林保護的な病虫害・寒害も、庭木の診断処方肥培などある程度万能であった。ある時、国の研究所の方が調査に来て山の調査にご一緒したが、「清藤さん良く木の名前がわかるね?」といわれたことがある。その方は生理生態的な研究をされていて若手で有名な方であったが、その言葉が意外であった。私は特別でなく並程度のレベルであるのだが。地方は専門的に一流プレーヤーで活躍するには相当の覚悟と努力を要するが、ジェネラリスト、リベラルアーツ的養いが出来るところとしての長所を生かせる強みもある。
このダンコウバイも土壌調査の際、先輩から、「断固覚えろ!」といわれて知った樹種の一つである。
山好きな方ならじっとしていられず、早春のまだ木々の開葉がみられない時期でも山歩きされるであろう。そんな時、出会う目立つ木の一つが、ダンコウバイ。早春三月から四月にかけて、木立の中にひときわ明るく葉に先だって鮮やかな黄色の小花が咲いている木である。枝を折ればこうばしい香りがする。
花は雌花が五―六個ずつついて繭玉のように丸く密集する。花の質感はロウバイに似て、名のダンコウバイ(壇香梅)も、ロウバイの品種トウ(唐)ロウバイの異名が転用されたものだという。
雌雄異株であり、雄花は一つの花序に六〜七の花が群れ咲く。花被片は六、雄しべは九本であり、雌しべは退化している。雌花は雄花の数ほどは付かないので、雌株は雄株ほど鮮やかな花とはならない。日当たりのよい雑木林に多い落葉潅木。花は葉が開く前に咲き、花の色が黄色であるところからウコンバナともいう。北麓にはもう少し花が小さく,黄色の薄色のアブラチャン(Parabenzoin praecox)もある。
アブラチャンは、山仕事の方は、ズサと呼んでおり、昔果実や樹皮から油を灯用に利用したことによる。チャンは瀝青のこと。高級楊枝の材料クロモジ(Lindera umbellate)もこの仲間であり、やはり葉や種子から香油がとれる。
ダンコウバイは関東・新潟以西の本州・四国・九州、朝鮮・中国に分布する落葉低木。谷筋などの二次林に生育する。葉は広い卵形で、浅裂するものとしないものがある。葉脈は三本のめだつ脈があり(三行脈)、枝の根ものの葉はおむすび型であるが、枝の先端の葉は幅が広く、三つに浅裂する。葉の表面には黄色の毛があるが、早期に脱落して無毛になる。裏面には白色の毛があり、比較的遅くまで残るが脱落する。
花言葉は「私を見つけて」。早春の花から想像したのか?


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