八ヶ岳にある薬草・樹木 と 男の腕まくり

園内の四季折々を紹介+男料理にまつわること+思い出の木

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モミ  ウラジロモミのお話し      

 クリスマスの歌にもなっているモミの木だが、子供の頃見ていたクリスマスツリーは、トドマツだったかもしれない。また大学時代に過ごした新潟にはモミはなかった。モミの天然分布を調べてみると、やはり北海道、北裏日本にはほとんど無い。
山本周五郎の時代小説に有名な「樅の木は残った」がある。伊達騒動の中心人物である原田甲斐が、江戸の寺に仙台からモミの木を移植した。その木に伊達家の命脈を託して象徴的に表現したものである。小説の中で、原田甲斐に「樅の木は北国の風雪に強い木で,江戸では暖かすぎて良く育たない」と言わせている。でもこれはおかしいと思う。周五郎の思い違いで、もしかしたらアオモリトドマツ(Abies mariesii)であろう。もしモミの木というなら、北国の木という表現は当たらない。仙台が北限でそれより以南、四国、九州、屋久島に達する日本固有種である。温帯下部によくツガと混交している。モミは常緑の針葉樹。成長は早く、大木になる。神社の境内や社叢などに生育していることが多いが、近年は各地の二次林にも稚樹が生育しているのが認められるようになった。マツ枯れの後に侵入したものと思われる。本来の生育地は夏緑広葉樹林と照葉樹林の境界域を中心とした地域であり、それを指して中間針葉樹林帯と呼ばれることもある。地形としては尾根筋や斜面上部などの急傾斜地であることが多い。アカマツと同様に、発芽・定着には腐植質が地表を覆っていないことが必要であり、斜面崩壊や表面侵食などによって鉱物質土壌が表面に裸出しやすい立地に生育する。
 神社では、神様がおりてくる際に目印となるような樹木が好まれる。先端の尖ったスギやモミなどの針葉樹が最適のようであり、このような役割を持った樹木を「当て木」(あてぎ)という。神社に生育しているものには、当て木として植栽されたり、積極的に残されたものも多いものと思われる。
 山梨県では、集団でまとまっているモミ林といえば韮崎の旭・甘利山へ向かう道を途中左におりて林道旭山線に入った苗敷山にあるモミ林で、樹齢九〇年を越す見事な林である。ここは穂見神社の入り口で、まさしく当て木として神の降りてくる目印の意味をなしていたと思われる。モミがあったから神社をそこに建てたのか、それとも自然に生えてきたのか不明であるが。ここからモミの葉のサンプルを採取し、九州大学の白石 進教授に送ったことがある。 九大ではモミ属の遺伝的変異をDNAマーカーで調べているが、結果はどうなったか聞いてない。 モミは材木としては良材ではなく、棺桶ぐらいにしかならないとの話も聞く。あまり利用されなかったために残った側面もあるのかもしれない。

モミに似た樹種にウラジロモミ(Abies homolepis・一名ダケモミ・ニッコウモミ)がある。山梨にきて初めて担当した仕事は苗畑担当であった。当時は富士吉田の現山梨県森林総合研究所富士吉田試験園の苗畑でこのウラジロモミも育苗した。モミ属の中でも比較的生育がよい樹種である。天然分布は福島・栃木以南の本州中部山岳地方を中心に、紀伊山地と四国山地の山地地帯から亜高山帯に分布するこちらも日本固有種である。
名前から葉の裏が白いことでウラジロモミと言われるが、モミの葉裏面にも白色の縦線があり、葉先の色では区別がつかない場合も多い。どこで見分けるか、一番は一年生枝を見て有毛で葉の先が二尖形を呈するので痛いのがモミ、一年生枝は太く、浅い溝が著しく無毛で光沢があるのがウラジロモミである。モミに比べウラジロモミの樹皮は赤みが強い。 モミの球果は円筒状で灰緑色であり、ウラジロモミは円筒状で農紫色である。
吉田の試験場勤務時代、ウラジロモミの球果採取で富士吉田市の浅間神社のウラジロモミの木に登って球果を採取したら緑色であった。これは新しい品種か、と国の試験場に送って調べてもらった。それはミツミネモミ(Abies×umbellata)ということであった。ミツミネモミとは本州中部のモミとウラジロモミが接する地帯で見られる交雑種で、両種は自然交雑種が生じやすいということをその時知った。
山梨県ではウラジロモミの人工林が富士山麓を中心に1912ha、蓄積262立方メートルである。天然林では大菩薩にある長兵衛山荘南側標高1600mにある学術参考林が立派である。

さて、クリスマスツリーはモミの木となっている。歌では「オー、タネンバウム、オー、タネンバウム〜、」ドイツ語でタンネンバウムはモミの木、本当にモミなのか?本場ドイツでは元々はヨーロッパモミ(Abies alba)だったと思うが、現在はほとんどなく、クリスマスツリーとして使われているのは大抵ドイツトウヒ(ヨーロッパトウヒ)(Picea abies)である。
では日本ではどうか?私がクリスマスシーズンに売られているのを見た限りでは、モミ属(Abies)とトウヒ属(Picea)で、シラベ(Abies veitchii)、ウラジロモミ、ヨーロッパトウ(Picea Abies)である。北海道ではトドマツ(Abies sachalinencis)、エゾマツ(Picea jezoensis)が一般的に使われる。モミは痛くて扱いにくく、上記のモミ属、トウヒ属の樹種は栽培しやすことから、普及するようになったのであろう。山梨の花屋さんの店先では、したがってクリスマスの「モミの木」というのも、正確にはシラベ、ウラジロモミ、ドイツトウヒで違うということになる。アメリカ産の組み立て式のクリスマスツリーを見たことがあるが、これはホワイトパイン(Pinus storobus)を模っていた。
このクリスマスシーズンになれば、あちこちで見かけるクリスマスツリー、その由来はなんであろうか。イエスキリスト誕生の地イスラエルの地には、モミは無い。もしその地の常緑樹ではじまったとするならば、レバノンシーダー(スギ)(Cedrus libani)、イトスギ(Cupressus senpervirens)とかでなければならない。そうなると、さしずめ日本ではヒマラヤスギ(Cedrus deodro)とかにるはずである。
そんな疑問からなぜモミになったのか調べたことがある。
この由来は八世紀のやはりドイツにさかのぼると言われている。当時のドイツには、ドルイド教団(キリスト教に改宗する以前の古代ケルト族の僧・妖術師・詩人・裁判官など)と呼ばれる人たちがいた。彼らはオーク(木)を崇拝し、幼児犠牲を捧げていた。伝説によると、イングランドからの伝道者であるボニファティウスが、それを止めさせようとしてオークを切り倒した時、一本のモミの若木に変わる奇跡が起こった。それを記念するためドイツではモミの木をクリスマスに植えるようになったということである。また、一六世紀のこと、有名な宗教改革者マルチン・ルターがクリスマスイブ礼拝の帰り道、森の中で常緑樹の枝の合間にまばゆく輝く無数の星を見、その美しさに打たれたルターは、それを子供たちのために再現しようと、家の中に木を持ち込み、火を灯したろうそくを枝にくくりつけたそうである。それから、ドイツではクリスマスツリーが一般的になり、次第に色々なオーナメントが飾り付けられるようになってきということである。クリスマスツリーの習慣は、ドイツからの移民たちによって一九世紀初頭にはアメリカへと伝えられた言い伝えがある。
 また、イギリスでは1841年、ビクトリア女王の夫君であるアルバート公がウィンザー宮殿でクリスマスツリーを飾り付けたのが始まりとされている。ツリーには必ず常緑樹を使う。この「常緑」、つまり強い生命力をもって一年中葉を茂らせる緑の姿は永遠をあらわし、さらに神の永遠の愛や、イエス・キリストが与える永遠の命を象徴している。
永遠の命の木の生命力にあやかろう、祝おうという習俗は、実に無数にある。古代ローマの時代から、ローマ人達は季節ごとに月桂樹の枝を戸口に飾っていた。また、クリスマスが近付くと、時代が経つにつれ、クリスマスの間にモミの若枝を天井からぶら下げて飾るようになってきた。今でいう「クリスマスのリース」であろう。これが今から300年程前頃には、現代のような、木の枝に林檎やお菓子を下げ、蝋燭を点けたものになっていたようである。木に吊るされる玉は本来リンゴ、つまり生命の果実である。吊るされる人形は、古い異教の信仰の「木に吊るされた生け贄」の代用からはじまったという説もある。
 世界的に見れば、木を運び込んで飾り付け、祀るのは、しばしば見られる。西欧の「五月柱(メイ・ポール)」、日本にも同様のものはある。例えば七夕の笹。地方によっては、小正月(旧暦の正月)には木の枝(ミズキ)に、紅白の小餅を花のようにくっつけて飾り付ける。
ツリーの先端に飾られる星は、三人の博士を幼子キリストの元へ導いた”ベツレヘムの星”を表している。
ちなみにクリスマスにはヒイラギ(Osmanthus heterophyllus)のリースも持ちいられる。この意味は、やはりイエスキリストに関わることで、イエスキリストが十字架につけられる前にいばらの冠をかぶらされた。刺(とげ)のようなヒイラギの葉は、そのいばらの冠を象徴している。また、赤い実をつけるが、その赤い実は私たちの救いのためにイエスキリストが流した血を、そして緑の葉はやはり永遠の命をあらわしている。クリスマスはイエスキリストの誕生を祝うお祭りと考えるが、信仰的にはキリストの十字架の死と復活まで意識したお祭りなのである。
花言葉は「高尚、時、昇進」
  

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シラベ(シラビソ)Abies veitchiii モミ属                マツ科

 クリスマスツリーはモミの木となっている。歌では「オー、タネンバウム、オー、タネンバウム〜、」ドイツ語でタンネンバウムはモミの木、本当にモミなのか?本場ドイツでは元々はヨーロッパモミ(Abies alba)だったと思うが、現在はほとんどなく、クリスマスツリーとして使われているのは大抵ドイツトウヒ(ヨーロッパトウヒ)(Picea abies)である。
では日本ではどうか?私がクリスマスシーズンに売られているのを見た限りでは、モミ属(Abies)とトウヒ属(Picea)で、このリースに用いたシラベ(Abies veitchii)か、ウラジロモミ、ヨーロッパトウ(Picea Abies)である。北海道ではトドマツ(Abies sachalinencis)、エゾマツ(Picea jezoensis)が一般的に使われる。モミは痛くて扱いにくく、上記のモミ属、トウヒ属の樹種は栽培しやすことから、普及するようになったのであろう。山梨の花屋さんの店先では、したがってクリスマスの「モミの木」というのも、正確にはシラベ、ウラジロモミ、ドイツトウヒで違うということになる。アメリカ産の組み立て式のクリスマスツリーを見たことがあるが、これはホワイトパイン(Pinus storobus)を模っていた。
このクリスマスシーズンになれば、あちこちで見かけるクリスマスツリー、その由来はなんであろうか。イエスキリスト誕生の地イスラエルの地には、モミは無い。もしその地の常緑樹ではじまったとするならば、レバノンシーダー(スギ)(Cedrus libani)、イトスギ(Cupressus senpervirens)とかでなければならない。そうなると、さしずめ日本ではヒマラヤスギ(Cedrus deodro)とかにるはずである。
そんな疑問からなぜモミになったのか調べたことがある。
この由来は八世紀のやはりドイツにさかのぼると言われている。当時のドイツには、ドルイド教団(キリスト教に改宗する以前の古代ケルト族の僧・妖術師・詩人・裁判官など)と呼ばれる人たちがいた。彼らはオーク(木)を崇拝し、幼児犠牲を捧げていた。伝説によると、イングランドからの伝道者であるボニファティウスが、それを止めさせようとしてオークを切り倒した時、一本のモミの若木に変わる奇跡が起こった。それを記念するためドイツではモミの木をクリスマスに植えるようになったということである。また、一六世紀のこと、有名な宗教改革者マルチン・ルターがクリスマスイブ礼拝の帰り道、森の中で常緑樹の枝の合間にまばゆく輝く無数の星を見、その美しさに打たれたルターは、それを子供たちのために再現しようと、家の中に木を持ち込み、火を灯したろうそくを枝にくくりつけたそうである。それから、ドイツではクリスマスツリーが一般的になり、次第に色々なオーナメントが飾り付けられるようになってきということである。クリスマスツリーの習慣は、ドイツからの移民たちによって一九世紀初頭にはアメリカへと伝えられた言い伝えがある。
 また、イギリスでは1841年、ビクトリア女王の夫君であるアルバート公がウィンザー宮殿でクリスマスツリーを飾り付けたのが始まりとされている。ツリーには必ず常緑樹を使う。この「常緑」、つまり強い生命力をもって一年中葉を茂らせる緑の姿は永遠をあらわし、さらに神の永遠の愛や、イエス・キリストが与える永遠の命を象徴している。
永遠の命の木の生命力にあやかろう、祝おうという習俗は、実に無数にある。古代ローマの時代から、ローマ人達は季節ごとに月桂樹の枝を戸口に飾っていた。また、クリスマスが近付くと、時代が経つにつれ、クリスマスの間にモミの若枝を天井からぶら下げて飾るようになってきた。今でいう「クリスマスのリース」であろう。これが今から300年程前頃には、現代のような、木の枝に林檎やお菓子を下げ、蝋燭を点けたものになっていたようである。木に吊るされる玉は本来リンゴ、つまり生命の果実である。吊るされる人形は、古い異教の信仰の「木に吊るされた生け贄」の代用からはじまったという説もある。
 世界的に見れば、木を運び込んで飾り付け、祀るのは、しばしば見られる。西欧の「五月柱(メイ・ポール)」、日本にも同様のものはある。例えば七夕の笹。地方によっては、小正月(旧暦の正月)には木の枝(ミズキ)に、紅白の小餅を花のようにくっつけて飾り付ける。
ツリーの先端に飾られる星は、三人の博士を幼子キリストの元へ導いた”ベツレヘムの星”を表している。
ちなみにクリスマスにはヒイラギ(Osmanthus heterophyllus)のリースも持ちいられる。この意味は、やはりイエスキリストに関わることで、イエスキリストが十字架につけられる前にいばらの冠をかぶらされた。刺(とげ)のようなヒイラギの葉は、そのいばらの冠を象徴している。また、赤い実をつけるが、その赤い実は私たちの救いのためにイエスキリストが流した血を、そして緑の葉はやはり永遠の命をあらわしている。クリスマスはイエスキリストの誕生を祝うお祭りと考えるが、信仰的にはキリストの十字架の死と復活まで意識したお祭りなのである。
花言葉は「高尚、時、昇進」

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