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(青森県青森市)


金を掘りたのしみうすく雪に住む         松崎鉄之介(まつざき・てつのすけ)

(きんをほり  たのしみうすく  ゆきにすむ)


朝、スマホの、北朝鮮ミサイル発射を知らせるブザーで目が覚めた。
本当に迷惑な話だし、人騒がせな国である。

北朝鮮は「ゆすり国家」、韓国は「たかり国家」だ、と評している文章を読んだことがある。
北朝鮮はこれまで、「核開発するぞ!するぞ!」と世界を脅し、各国からさまざまな援助を強奪してきた。
で…、結局は、いまだに核を作っている。

韓国も、「永久不可逆的に解決した」慰安婦合意を勝手に破棄している。
その上、受け取った10億円も返そうとしない。
しかも、日本に「さらなる勇気ある行動を!」と言っている。
勇気ある行動が必要なのは、そちらではないか、と思う。
たかり国家と呼ばれてもしかたがない。

こういう隣国と古代からずっと付き合ってきたのだから、日本人のご先祖様も大変だったろう、と思う。
それに輪をかけて、その先には傲慢化した中国が控えている。

中国にも朝鮮にも「儒教」思想が根底にある。
「儒教」と聞くと、

礼節

というイメージがある。
ただ、儒教の根本思想は、簡単に言えば、

順位付けの思想

だと私は思っている。

国の下に民
君の下に臣
親の下に子

ということである。
すべてに順位が決まっていて、下の者は上に「礼」を尽くさなければならない。

中国には「中華思想」があり、朝鮮はその次、ということで、自ら「小中華」と名乗っていた。
歴史上、中国には皇帝が存在したが、朝鮮には「王」しか存在しない。
王とは本来、地域の首長のことで、

中国の皇帝の下の統率者

という意味で、自ら「王」を名乗ったのである。

これにはもちろん同情するところはある。
今と違って「海を越える」というのは大変なことである。
日本は海を隔てているので、中国と適当に付き合えばよかった。
陸続きの朝鮮はそうはいかなかったのである。


日本朝鮮の歴史において、一番、私が軽蔑するのは明治維新の頃の李氏朝鮮王朝の対応である。
勝海舟などは、アジアを侵略し南下してくるロシアや当時最強国と言われたイギリスなどの侵略から守るため、

日本
朝鮮

で同盟を結び、ロシアや英国などの西洋列強と対抗すべきと考えた。
明治政府も基本的にその考えを踏襲しようとした。

明治政府は、挨拶として、天皇の親書を朝鮮に送った。
が、朝鮮は受け取りを拒否した。
その理由が面白い。

この世界で「帝」と名乗っていいのは清(中国)の皇帝だけだ。

という理由である。
いかにも「儒教的」(?)である。

もうあいつら(清、朝鮮)と組むのはムリ。
いっそのこと占領してしまおう。あいつらにはまったく危機感がない。
ロシアが朝鮮半島を占領してしまっては、日本の未来はない。

という危機感から生まれたのが、

征韓論

である。
日本の危機感とくらべ、朝鮮の危機感の希薄さはひどかった。
日本も悪いが、当時の朝鮮王朝の無能さも責められるべきではないか。

話はそれたが、つまり、中国・朝鮮の人には、

中国⇒朝鮮⇒日本

という順位付けが(勝手に…)存在しているのだ。

日本は聖徳太子が、607年、隋の煬帝に、

日出処の天子、書を没する処の天子に致す。
つつがなきや…云々。

と親書を送って以来、どこの国とも対等と思っている。

それが中国、朝鮮には気に入らない。
儒教の順番を乱すものとして、日本を野蛮な国とした。

しかも、時折は、中国や朝鮮をコテンパンにやっつけてしまったりするからなおさらである。
しかし、そんなくだらない順位付けはすぐにやめるべきだ。
「順位」などというものほどくだらないものはない、と早く気付くべきだろう。

最近の、私を含む日本人の嫌中感情などを思うと、ふと、松崎鉄之介先生(元俳人協会会長、「濱」主宰)がご存命だったら、どう思うだろう、と考える。
先生はとにかく中国が好きだった。
お宅にお伺いした時、中国の歴史や書、漢詩の話ばかりされていた。

ただ灼けて玄奘の道つづきをり      鉄之介

白帝城彩雲のごと桐の花

先生のこういった中国での作品を、今日は紹介しようと思って、パラパラと探していたら、ふと、掲句を見つけた。
中国とは全然関係ないが、感嘆したので、こちらを載せた。

話はがらりと変わって、日本の昔の風景だろうか。
以前、日本は「黄金の国・ジパング」であり、世界有数の金産出国だった。
雪国の金山の風景だろう。
金を掘ったからといって、人夫などの給料が高かったわけではない。
微々たるものだろう。
まして、冬になり、雪に覆われてしまえば、出かけることさえかなわない。
そういう貧しさがこの句の根底にある。

また、

たのしみうすく

とくに、

うすく

が眼目である。
「楽しみ少なく」ではなく「うすい」(薄い)がいい。
幸せが「薄い」とは聞くが、「楽しみが薄い」とは聞かない。
鑑賞者は自然と「幸が薄い」、つまり「薄幸」という言葉をイメージする。
さらに言えば、「薄い」の反対語の「厚い」を想起し、それが「雪」の「厚み」へとつながってゆく。
鉄之介先生の句風は一般的に「素朴で剛毅」というイメージがあるが、よくよく見ると、なかなかの技巧が、自然と凝らしてある。

余談だが、写真は青森市の風景だが、青森には不思議と金山がない。
みちのくは、

黄金花咲く(こがねはなさく)

と呼ばれた地で、黄金が多く出た。
しかし、不思議と青森には金山が見つからなかった。
実に不思議なことである。

この記事に

閉じる コメント(4)

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強く同感の意を表します。書紀の頃から半島の人たちには何かと手を焼いた跡が著しく。松崎先生は、テレビで拝見したことがありました。深みのある大人たる印象でした。 先日主宰に聞きましたが、林さんは10月の雪解の会にお見えくださるそうですね。ありがとうございます。ご挨拶が出来そうです。

2017/8/30(水) 午前 3:02 [ tok*t*4 ] 返信する

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>日出処の天子、書を没する処の天子に致す。
つつがなきや…云々。

と送って以来、どことも対等と思っている。

全く儒教の価値観に囚われている時代遅れの国々ですね。焚書坑儒の始皇帝以来、人民に嘘をつき通しています(笑)。

「金をほり」の句の鑑賞はお見事ですね。いろいろ教わることの多い一文でした♪

2017/8/30(水) 午前 10:00 y_m**ato*11 返信する

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> tok*t*4さん 雪解の方でしたか、お会いできるのを楽しみにしています。

2017/9/6(水) 午前 11:45 セセエト 返信する

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> y_m**ato*11さん ありがとうございます。

2017/9/6(水) 午前 11:45 セセエト 返信する

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