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第一章 まぼろしの『さくら』散る、ひとり旅
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「うーん、いいなぁ、ひとり旅って……」
寝台車のベッドにごろんと横になったまま、星子、しみじみとつぶやいた。
車窓はすっかり暗くなって、流れるネオンや灯、車のヘッドライトなんかが旅情を高めてくれる。
「きっとステキな男の子に会えそうな、そんな気分が、いやがうえにも高まってまいりまするのう、姫。うふふっ」
夢見る瞳で微笑んだ直後、ハッと我に返った。
「こらっ、なに考えてるんじゃーっ。あんた、いい恋さがしの旅が目的でこの列車に乗ったんじゃないよ。あくまで、消えてしまった時間を取り戻して、みんなと再会するためなんだから。いいわね!」
とととっ、そうでした。アタマに手をやる、星子さんだ。
列車に乗ったとたん、大事な目的はどこへやら、いい恋探しのひとり旅気分になっている。これって、星子さんの本能というか習性というか、ほんと、困った女の子だ。
でも、列車の旅って、人をフツーの暮らしから引き離して、ドラマの世界にいるようなロマンチックな気分にさせてしまう。たとえば、旅先で出会った男の子が、すごくカッコよく見えたりして。でも、あとで会うと、ごくフツーのつまらない男の子だったりして。
「でも、宙太さんは別格だったよね」
星子、思わずクスッと笑った。
タレ目のひょうきん顔で、づうづうしくって、やたら、調子が良くて、サギ師っぽくって、そのうえ、とんでもないエッチ男。およそ、旅先のロマンチックな気分にはそぐわないヤツだった。でも、いざとなると、別人のようにカッコよくなっちゃう。それも、警視庁のエリート刑事だっていうんだから、人って、ほんと見かけではわからない。
その宙太とはじめて会ったのは、寝台車の中、二段ベッドの下の段から声をかけてきたっけ。
もしかすると、乗ってるかもね。
星子、下の段のベッドをそっとうかがってみた。
「!……」
(宙太からの新年のご挨拶)
明けましておめでとうございます。本年も、わたくし美空宙太と流星子、この世を愛の花で一面飾りまくりますので、よろしくお願いします。
なお、ほんのお年始代わりではございますが、新作の第一章の前半を三日間に渡りブログに掲載しますので、御笑読くだい。
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あけましておめでとうございます。昨年は先生のブログに出会えて本当に幸せでした。クリスマスや新年のプレゼントもめっっっっっちゃ嬉しいです。今年も先生と星子シリーズに会いに来ますね!
2007/1/2(火) 午前 0:20 [ カナ ]
先生!あけましておめでとうございます☆ 初めての書き込みです。大好きな星子シリーズを 読むことができて幸せで、嬉しくてたまりません! 先生の影響を強くうけて、大学は文学部へ進学したぐらい 先生と星子シリーズの大ファンの一人です! これからは、ブログという素晴らしいツールで また星子シリーズや先生にお会いすることができるなんて本当に 幸せです!感動♪
2007/1/2(火) 午前 2:13 [ ちゃた ]
改めて本年もよろしくお願いいたします。なんか、ひさしぶりに大きなお年玉を頂いた気分です。しかし、幻の『さくら』でしょ?着いちゃう『ナガサキ』はあの、三角お屋根の長崎?今の広場付きの長崎?ひょっとして観覧車付きの・・・。(おっと、これは長崎駅ではなくお隣浦上駅の近くに建設中の総合商業施設でした。失礼!)星子ちゃんや、宙太さんにも逢いたいけど、春ちゃんにも逢いたいなあ^^;もう少しお年玉に酔わせてくださいね。
2007/1/2(火) 午前 8:24
無事に新年が迎えられて、そして、嬉しいお年玉まで!今年はイイ年になりそぉです。先生、あけましておめでとうございます。今年も先生のブログと新作を楽しみに、1年頑張って過ごしたいです。
2007/1/3(水) 午前 0:18 [ makogizumo ]
センセー&宙太さん、あけましておめでとうございます!!お年玉ありがとうございます!
2007/1/3(水) 午前 1:09
子供捨てるのだけはやめてほしかったわ
2012/2/29(水) 午後 1:15 [ aya*717 ]