星子&宙太yyy

ファンの集う癒しの小部屋です。

新星子一人旅「長崎恋旅は魔女特急

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 マサルの腕に巻かれたハンカチには血がにじみ、顔色は蒼ざめていた。
「大丈夫、マサルさん!」
 星子、声をかけながら、涙があふれそうになった。
 こんなふうに、マサルさんと再開するなんて……どうして、宙太さんの時のように、明るく、楽しく、面白く再会させてくれないんだろう。カミサマは、マサルと自分には、悲しくて、つらくて、せつない思い出しか作らせてくらないわけ?
 星子、涙を押さえたけど、マサルのほうは、痛みに顔をしかめながら、けげんそうに星子を見た。
「君、オレを……知っているのか?」
「!……」
 そうか、マサルにとっては、星子は初対面なんだ。
 すると、宙太がいった。
「そうなんだ、オタクを知っているらしいぜ。どかで、会っているんじゃないのか?」
「いや、はじめてだ。名前は?……」
「星子……流星子っていいます……」
 なんで、いまさら、自己紹介なんか……星子、泣きそうになって、あわてて、顔をそむけた。
「それで、涼クンは?……」
「うん、見失ったらしいぜ」
 宙太、手当てを終えて立ち上がった。
「マサルくんがあいつらと撃ち合っている隙に、姿をくらましたんだってさ。気になるのは、カレ、怪我をしているってことだぜ」
「怪我を!」
「拳銃で肩のあたりを撃たれたらしいんだ。そうだな、マサルくん?」
「ああ、左の肩のあたりだ。コートに血が……」
「!……」
 星子、愕然となった。
「とにかく、オレ、急いで探すから。マサルくん、おたくは応援を要請してくれ!」
「了解!」
 マサル、携帯電話を取り出した。
「宙太さん、待って! わたしも、一緒に探すわ!」
「ダメダメ、相手は手負いの殺し屋だぜ。姫はここで大人しく待っていること。オーケー?」
「でも……」
「マサルくん、姫を頼む!」
 宙太、ひらりと体を翻した。
 でも、待っていろといわれて、はい、そうですかってなわけにはいかない。
「マサルさん! わたしも、いくわ!」
「キミ!」
 マサル、星子をとめようとしたけど、すでに、星子は走り出していた。
 もう一度、「キミ!」と呼ぶマサルの声が聞こえた。「星子さん」って呼んでくれないのが、悲しかった。
 それにしても、涼はどっちへ逃げたんだろう。肩に怪我をしているとなると、人目に付きやすい。それに、マサルの連絡で警察も一斉に捜索をはじめるだろうし、賑やかな街には出ないだろう。
 そうなると、このあたりの森の中かも。大浦天主堂の一帯は山の斜面になっていて、木立ちは多いけど、住宅もたくさん建っている。涼くんが隠れられるような場所はあるのかな。それに、怪我のほうも心配だ。出血がひどいと、命にもかかわる。
 ほんとは、早く宙太さんが逮捕して病院で手当をしてもらったほうがいいけど、涼くんが素直に捕まるとも思えない。必死になって抵抗するだろうし、そうなると、宙太さんの身にも万一ってことも……。
 いやだ、そんなこと、ゼッタイにいやだ!
 そのためにも、わたしが宙太さんよりも先に涼くんを見つけないと。でも、どこへいったのか、わからない。
 どこ? どこにいるの、涼くん?
 星子、焦った。
 その時、どこからか、ピーッと汽笛が……機関車の汽笛にも似ている音だ。
……機関車……瞬間、星子の脳裏に、涼のいったことがひらめいた。
「二人で、ブルトレ『さくら』に乗って遠いところへいこう……そう約束したんだ……」
 たしか、涼はそんなことをいっていた。
 もしかすると、涼は長崎駅へいこうと……きっと、そうよ!
 星子、ドーンと背中を押されたように走り出した。


                           (つづく)


追記  気晴らしのドライブで、観音崎までいってきました。僕、京急ホテルのロビーやレストランがお気に入りでして。なんせ、海が目の前。それも、東京湾の入口なので、船がたくさん見られるし、対岸には内房の景色が……とくに、今日は風が強くて、灰色の空の下に波頭が一面に立ち、嵐っぽい風景。目にはいい保養となりました。出来たら、ご招待したいところですが……。
 目の保養といえば、京急ホテルのすぐ近くに、なんと、真新しい美術館が出来ていたんですよね。今年の春にオープンした「横須賀美術館」でして、素晴らしいミュージアムです。しかも、特別企画として「澁澤龍彦・幻想美術館」展を、さらに、常設館では「谷内六郎」展をやっていた! 二人とも、僕の大好きな芸術家だ。まさに、至福の時を過ごしてきました。
 ということで、今夜はなんとか、熟睡できるかも……オヤスミ、ハニィ……。

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星子さん、頑張って先に涼さんを見つけてください! 説得できるのは星子さんかも〜! そしてマサルさんに、キミと言われると、他人行儀みたいで寂しいですネ…。これからどうなるんだろう?
新しい美術館! 良いですネ〜^^ ぜひとも至福の時を過ごしたい〜♪

2007/10/16(火) 午後 11:09 くにざわゆう

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宙太さんがマサルさんの事を「マサルくん」て呼ぶのがめっちゃ可愛い!!!と、その部分にドキドキしてました。
そんなところに過剰反応してしまいすみません。
以前は「三日月くん」でしたよね。
自分が年上になったからかな〜、こんな風に思うの(苦笑)

2007/10/16(火) 午後 11:21 [ - ]

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仕事中にコッソリお邪魔しました。
ほんと癒されますよね★
続きが気になります・・・・。
元気をいただきました!ありがとうございます。
では,また仕事に戻ります!

2007/10/17(水) 午前 11:23 [ - ]

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仕事をしている時の男性ってカッコいいですね。宙太さん・マサルさんのキビキビした様子ステキです。
お話は勿論楽しみですが、先生の一言欄も楽しみです♪観音崎、行ってみたくなりました。美術館って最近は絵は勿論建物としても楽しめてお徳ですよね。東急ホテルのロビーから外を眺めに行きたいです!

2007/10/17(水) 午後 1:46 [ のりぷこ ]

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確かにどんなに大変でも何かに打ち込んでる姿の人っていいですよね。私個人はスーツの人大好きなんですけど・・・。先生はどんな姿の女性はお好きですか?やっぱりしっとりと和服が似合う、吉永さゆりさんのようなかたかしら? なんて思ってみちゃいました。

2007/10/18(木) 午前 0:20 [ ari*ru*97*11*1 ]


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