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やってきました、鎌倉へ。
え? なんできたかって?
きまってるじゃん、華道花陰流の家元のお屋敷があるからなのね。
マサルから、「春之介くんは家元の御曹司だ」って聞いて、確かめることにしたってわけ。
でも、まだ、「シンジラレナーイ!」。
あの春ちゃんが、華道の名門、花陰流の御曹司だなんて。ううん、仮に御曹司だとしてもよ、悪党退治の剣士までやらかすとは。
ウソだろーっ。イメージ合わないよ。
星子の頭の中、もう、こんがらかっちゃって、ほとんど、パニック状態。
「ま、とにかく、確かめてみようや」と宙太にいわれて、宙太のクルマに乗り込み、いざ、鎌倉へ、ってわけ。
それにしても、すっごいお屋敷!
古都・鎌倉にふさわしい竹林の一角に美しい竹垣を張り巡らし、大きな門の奥には、広々とした平屋造りの建物が見える。
手前の駐車場には高級車がずらりと並び、華やかな和服姿の奥様やお嬢様、それにお金持らしい男達が、お屋敷に出入りしている。いかにも、家元総本家にふさわしい雰囲気だ。
さすがの星子も、ちょいと、たじろいでしまう。でも、宙太は、へっちゃらでござい、ってな顔で、右京たちに、
「んじゃ、僕と星子さんの二人で確かめたくるからな」
そういって、星子を促した。
「ちょ、ちょっとォ、勝手に決めないでよね」
星子がふくれっ面で宙太についていくと、門を入った所に受付があって、正装の男の人が数人、来客を応対している。
皆さん、ご祝儀袋なんか出して、「おめでとうございます」と、丁寧なご挨拶だ。
「なんか、お祝い事があるらしいな」
宙太、さりげなく受付に近づき、覗き込んだあと、星子のそばに戻ってきた。
「いやぁ、オドロキ、モモノキ。なんて、古いギャグかな」
「どうしたの?」
「なんと、今日は婚約披露をかねた家元の活け花会があるんだってさ」
「婚約? 誰の?」
「御曹司・菊乃丞サマ……春之介クンの本名……つまりだ……」
「春ちゃんが、婚約を?」
「そういうこと」
「!……」
(つづく)
追記 お寒うございます。小生、せ、咳が……熱はありませんが、気をつけます。このブログからうつっちゃったりしてね。恋の病なら伝染するのは大歓迎ですが……。
では、再見!
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無理されないで下さいね。ちまたではインフルエンザもはやっていますから。
2008/1/14(月) 午後 11:08 [ ari*ru*97*11*1 ]
気をつけてくださいね! 最近寒いですし、インフルエンザも流行りそうな気配。悪化させないように、暖かくしてお休みください。
お元気になられたら、続きおねがいしますm(_)m
追記 前回の続きと今回の3の掲載場所が変わっていて、新作に気づいてない方もいるかもしれません。
前作のところにコメントのこしておきますねー。
2008/1/15(火) 午前 0:01 [ ぬこ ]