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そんな!
そんなことって、ありなの?
宙太さんが、ここにはこないなんて……もう、二度とあのキュートな笑顔には会えないなんて……。
二人だけのクリスマス。わたしと宙太さん、二人だけで祝うつもりだったクリスマス。
美しいイルミネーションに、舞い落ちる粉雪が星のかけらのようにキラキラと光り、近くの教会から賛美歌が聞こえてくる、聖なる夜。
今宵だけは、わたし、宙太さんの前で素直な女の子になって、宙太さんに寄り添い、天使の愛の歌を聞くつもりだった。
でも、その願いは、叶わなかった。
マサルさんから届いた一通のメールが、わたしを地の底へ突き落とした。
「星子さん、電話では、とても、いえない。だから、メールで君に伝える。美空警部は、君に逢いに行けない。二度と……」
「どういうこと? なぜなの?」
わたしがいくらリメールしても、マサルさんからの答えは返ってこなかった。
まさか!
わたしの体の芯から、氷のように冷たいものが、一気に突き上げてきた。
宙太さん、もしかして……。
もしかして!
宙太さーん!
(つづく)
追記 春ちゃんのことを書くつもりだったのに、なんか、突拍子もないことが、宙太クンの身に起きたようです。こんなクリスマスになるなんて、僕も、まったく、想像もしていなかった。いったい、どういうことなのか、そして、この先、どうなるのか。
……。
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