|
ブルトレ「北陸」と深夜急行「能登」のラストラン、大変な騒ぎでしたね。「北陸」のほうは、かなり昔、立山へ観光した時、上野から富山まで乗ったことがあります。当時は三段の寝台車で、上段に乗ったせいか、かなり揺れてよく眠れず、早朝の富山駅で宇奈月温泉行きの始発電車を待ちながら、ベンチでひっくり返っていました。当時はかなり乗客も多かったけれど、近頃は乗車率十数パーセント。ま、廃止になったのも、仕方ないかといったところかな。でも、ラストだけはテッチャンたちに盛大に見送られて幸せなエンドマークでしたね。
僕自身は、そんなに感傷的な気持ちはなかったというか、それよりも、新駅とか新型列車とか新線とか、その類の鉄道情報を探してうろつくほうのテッチャンなんですね。
それにしても、「ラストラン」なんてカッコいい言葉だな。いや、僕にはカッコ良すぎるというか、まぶしいというか。
古いテッチャンとしては、「さよなら列車」とか「お別れ列車」みたいな表現のほうが感覚的にはピッタリなんですがね。なんか、流行歌の世界で。あ、流行歌っていうのは、もう、死語かもね。
とにかく、今までの僕のテッチャン歴で一番残念なのは、北陸本線の糸魚川から親不知あたりの旧線が廃止になる前に、乗っておきたかったこと。デコイチの牽く列車が日本海から吹き付ける吹雪の中、親不知の断崖絶壁を縫いながら走る、その光景こそ列車の旅の真髄だった。
さよなら、お別れ列車。
吹雪の断崖に消えていったデコイチ。
もう二度と帰ってこない。
僕の人生のように……。
ああ、もう一度だけ、あの人と旅をしたかった。
もう一度だけでいいから……。
列車のことを書き出すと、想い出が次々と……ま、このあたりでやめておきます。オヤスミナサイ。
追記 光源氏の星、もうしばらくお待ちください。ここんところ、雑用に追われておりまして。申し訳ないです。
|