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「泣いていいよ、抱きしめてあげるから」
これって、誰のセリフだと思います?
じつは、宙太が星子にいったんですよね。そして、このセリフがきっかけで、星子は宙太の胸に飛び込み、そして、二人は結ばれた、という、いわくつきでございます。
え? 二人が結婚式を挙げるに至ったいきさつは、第三十五話「虹の花嫁は❤のエース(下)」によると、たしか、宙太の愛の竹笛のお陰で、星子は死の世界から戻り、宙太の愛に応えようと結婚に踏み切ったんだよね。
あの時、宙太は星子にこういった。
「結婚しよう、君の命の火が、二度と消えないように、一日も早く結婚式を挙げて、二人の愛を永遠のものにするんだよ!」
その熱い言葉に、星子は決心した。
「愛が、すべて。生きることが、すべて! 愛こそ、わたしの命!」
って。
うひゃぁ、今読み返しても、アツイっていうか、テンション高いよね、お二人さん。
ま、そういうことだけどね。でも、いざ結婚の日取りが決まると、星子、モーレツな不安に襲われた。だって、自分なんかに宙太の奥さんが勤まるのかどうか、それに、もっと不安なのは、いつまた恋旅に飛び出さないかってこと。
自分に自信が持てない。宙太さんがこんなに愛してくれてるのに、自分の気持ちが見えないし、押さえ切れそうもない。
情けなくて、つらくて、みじめで、ほんとは泣きたい。でも、意地っ張りだし、人前で涙は流せない。
「自慢じゃないけど、わたし、泣かない子よっ」って。
そうしたら、宙太がやさしく微笑みながらこういった。
「泣いていいよ、抱きしめてあげるから」
宙太には、星子の気持ちがちゃんと分かっていた。だから、余計なことは一つもいわずに、
「泣くだけ泣いて、疲れたら眠ればいいさ。目が覚めるまで、ずっと抱いていてあげるから。ずっとね」
ただ、それだけだった。
「宙太さん……」
星子、こらえていたものが吹っ切れて宙太の胸に飛び込み、わぁっと泣きだした。すべてを洗い流すように体を震わせて泣き続けた。
――もう、二度と迷わない、一生、宙太さんのそばにいる。わたしのすべてを、宙太さんに……すべてを……。
泣きながら、そう誓った……はずだった。
でも、それから何年かたって、双子の可愛いベビィまで誕生したのに、星子は……。
よそう、そのことに今触れるのは。ただいえることは、今も宙太の言葉は生きているってことだ。
「泣いていいよ、抱きしめてあげるから」
追記1 星子web化を目前に控えて、星子と宙太の心の軌跡を、前回に続いて辿ってみました。
追記2 ケータイサイトにどうしても登録できないっ。ソニーリーダーでは読めるだろうけど、やっぱり、ケータイで読んでみたいです! ちなみに、機種はドコモのLYNX 3D SH−03Cです。ゆうきさんから、友達のケータイでサイトの告知が読めたとのこと。でも、僕のケータイでは、それすら読めません!
追記3 今日、外出したついでに、芝増上寺の秋景色を観にいきました。丁度、大門の特別公開をやっていて、見学できました。素晴らしい建造物で、昔は江戸の海も見れたとか。帰りに近くの港区役所の最上階の食堂でヘルシィランチを。目の前に、東京タワーが聳え立ち、周囲の秋景色とマッチしてました。西のスカイタワーが注目を浴びてるけど、そんなのカンケイないって、堂々たる風格を感じました。それにしても、秋の都心はいいなぁ。夕暮れ時の皇居の秋景色と丸の内のLED照明、ステキなショウウインドウ。もう最高でした!
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