星子&宙太yyy

ファンの集う癒しの小部屋です。

新星子一人旅「長崎恋旅は魔女特急

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ほんとに寒い一日、おまけに雨まで降って。心も冷え切った寒い誕生日。あたしの恋の行く末を暗示するかのような、ブルー・マンディ、憂鬱で悲しい誕生日。

歌う歌は、シャンソン歌手ダミアの「暗い日曜日」。この歌を聞いて自殺した男達が何人もいたという伝説の歌。

死神よ、このあたしを黄泉の国へ案内しておくれ。恋に破れた悲しい乙女を……。

え? どこが乙女だぁ? ただの悪趣味、変身願望のオンナオトコ? 
て、てめぇ、許せねぇ! ぶっ殺す! 

ああ、宙太さん、早くあたしを止めて。しっかりと抱きしめて! 星子ちゃんから、あなたを奪って見せる。今度こそ、きっと!

これが、あたしの誕生日の誓いよ。覚えていてね!



追記 ま、まずはともかく、オメデトウ、春ちゃん。

どうにか台風も遠ざかり、庭の柿の実も無事でした。毎年のことですが、鳥さん達が「ご馳走さーん」と飛んで来ます。たくさん、食べていって下さい。でも、僕の分は残して下さいね。

「めぐり逢いはAの奇跡」「幻の銀河鉄道は♠の奇跡」、ネット配信されました。よろしく! 浦川さんのイラスト、ノッテますよね!

1―7

スクリーンに、当時の新聞記事。『幸徳秋水、大逆事件』。号外売りが、走っていく。
T「明治四十四年・大逆事件」
号外売り「号外! 号外! 天皇陛下のお命を狙った連中が捕まったよ!」

伍三郎と星子、宙太。
宙太「大逆事件、幸徳秋水ね。たしか、平民新聞とかで、平和とか自由民権を主張したとか……」
伍三郎「うむ、爆弾テロに関係したとして、仲間と一緒に死刑になったんだ。今では、大逆事件はでっち上げだ、という説が強いが、当時の人たちはお上のいうことを信じて従うことしか出来なかった。いや、そういう国民をつくるためにこの事件が利用されたのかもな……」

暗闇の中に、寒風が吹きすさぶ音。悲鳴や絶叫が、途切れ途切れに聞こえてくる。
黒い葬列の合唱隊。労働歌っぽい歌をハミングをしながら通る。

宙太「……怖い時代だね……」
伍三郎「いや、その先に待っていたのは、もっともっと恐ろしい時代さ。皆何となく感じ始めていたが、口にするのもはばかれるってヤツさ……」
星子「それで、伍三郎さんはどうなったの?」
伍三郎「どうもこうも、情けない話さ。世直しを唱える主義者の仲間だろう、平民新聞の連中の仲間だろうって、手ひどい扱いを受けてな、頑丈な俺もさすがにまいったぜ」
星子「……」        
伍三郎「でも、結局はチンピラの雑魚扱い。しばらく監獄にぶちこまれたあと、娑婆に放り出されてさ」
宙太「世直し大英雄も、カタなしっていうわけか」
星子「宙太サンったら! で、そのあと、どうしたわけ?」
伍三郎「カミサマはまだ俺を見離していなかったんだな、運よく知り合いが声をかけてくれて、浅草オペラにデビュゥだ」
宙太「ほんと!」
星子「ということは、そこで、夢乃さんに会ったってわけね」
伍三郎「(頷く)」

     合唱隊、登場。続きを歌う。
合唱「〽あたたかい光のもとで あなたに逢いたい
花の嵐にまかれて あなたと歌いたい 
歌はわたしのこころ 歌はあなたのこころ
愛を奏でる 夢をはぐくむ 未来がひろがる……」


                 (第二幕へつづく)



追記 「あきらめ唄は歌わない」第一幕が終わったところで、連載を止めます。この続きはスタジオで! なんてね。
 9月には、「かげろう刑事」を登場させる予定です。よろしく!
 本日、ファン会誌JOKERを送って頂きました。相変わらず、星子レギュラーの元気なこと。みなさん、ちょいとセクシー。まいった!

             

1―6
 
子供たちがワーッと登場。囲まれるように、若い伍三郎が壮士風の出で立ちでオ   ッペケペケペ節を歌い踊りながら現れる。
若い伍三郎「〽ほれ、オッペケペ、オッペケペ、オッペケペッポー、ペッポッポー! 権利幸福嫌いな人に……」
       子供達も、若い伍三郎と一緒に、オッペケペ節を歌い踊る。

       舞台袖に、伍三郎と星子、宙太。
宙太「きまってる! もしかして、若い頃の伍三郎さん?」
星子「うっそーっ」
伍三郎「いやぁ、面目ねぇ。丁度二十歳の頃かな、自由民権の思想を歌と芝居で広めようってい  う川上音二郎一座に憧れて、なんとか、座員にしてもらったんだ。俺の家は多摩の郷士でな、自由民権のお題目は、秩父今民党に参加して捕まった新一郎兄貴譲りよ」
宙太「秩父今民党? ああ、秩父で起きた農民たちの大暴動のことか。たしか、明治十七年頃の話だよね。でも、なんで、自由民権なわけ?」
伍三郎「その流れで、夢乃が登場するからさ」
宙太「つまり、伍三郎さんの歌芝居の原点ってことか。ナルホド」
星子「それで、お兄さんは?」
伍三郎「仲間たちと一緒に処刑されたよ。お上に楯突く不届き者ってな!」
星子「!……」
宙太「マジかよ」
伍三郎「二番目の正二郎兄貴は、十年後に起きた日清戦争で戦死さ。まだ新婚ほやほやだったのにな」
星子「かわいそー……」
伍三郎「でもな、嫁さんは、麗子義姉さんは信じなかった」

       スポットに浮かぶ、麗子。
麗子「あの人が戦死? よして下さい。あの人は、生きています。あたしに約束したんです。必ず、帰ってくるって。必ずって! あの人は、約束を守る人です。本当の軍人なんです!」

伍三郎「その正二郎兄貴が形見に残してくれたのが、このハモニカさ」
     伍三郎、懐からハモニカを取り出す。
伍三郎「当時、ハモニカは外国から入ってきたばかりでな、俺の世直し歌芝居に役立つだろうって……」
     伍三郎、ハモニカを少しだけ吹く。
伍三郎「でもな、音二郎一座は戦争万歳一色になっちまった」

     子供達、兵隊ごっこ、戦争ごっこの歌と踊りに変わる。
子供達「〽(センソーの歌)
    戦争だ! 戦争だ! ワッショイワッショイ!
    兵隊さんだ! 兵隊さんだ! ワッショイワッショイ!
    父さん母さん、サヨナラ! 妹弟、サヨナラ! 
ポチも三毛も、サヨナラ! 大好きなあの子も、サヨナラだい!
    お国のためだ、戦うぞ! 偉い人のためだ、戦うぞ! 
    死ねばカミサマ、名誉の勲章! ワッショイワッショイ!」
     その中心で戸惑い、止めさせようとする若い伍三郎。だが、弾き出されてしまう。

伍三郎「俺は音二郎一座を辞めて、一人で歌芝居を始めたんだ。でも、世の中すっかり変わって、世直しなんて見向きもされねぇ。勝った、勝った、万歳万歳! 戦争一色って奴さ。もう、すっかりやる気をなくしてところへ、今度は日露戦争だ。俺も、兵隊にとられてさ、地獄の戦場に放り込まれちまった」

     子供達の歌と踊り、激しくなる。まるで、小悪魔達の乱舞のように。
     若い伍三郎、その踊りの輪に巻き込まれ、逃れようとしても、中心部へと追い込まれ、押し潰されていく。
子供達「〽戦争だ! 戦争だ! ワッショイワッショイ!
    死ねばカミサマ、名誉の勲章! ワッショイワッショイ!」
     若い伍三郎、絶叫。
     瞬間、舞台は暗くなり、子供たちの合唱と踊りは消える。
     暗闇の中から、若い伍三郎の吹くハモニカの音が低く、次第に湧き上がる。
     立ち上がる若い伍三郎に、スポット。
若い伍三郎、喘ぎながら、血みどろの手でハモニカを握りしめる。
若い伍三郎「俺は、生きている。このハモニカが俺の命を救ってくれたんだ……」
体を起こすと、苦しそうな声で語り始める。
若い伍三郎「生き地獄の203高地。たった五日間で二万数千人の兵士が死んだ戦場。俺も大怪我をしてほとんど動けなかったところへ、一人のロシア兵があらわれてな……」
瞬間、背後で物音。ハッと身構える。
若い伍三郎「俺は、とっさに銃を掴むと構えた。ひどい怪我で手足はしびれ、ほとんど動けないが、俺は兵隊だ、殺すのが仕事なんだ! ロシア兵も俺に銃口を向けた。お互い、条件反射ってやつさ。ほとんど同時に引き金を引いた! でも、弾は出ない。ロシア兵のほうもだ! 
『くそっ』、俺は短剣を抜くと、奴に切りつけた。奴もすぐ短剣を抜いて俺に斬りかかった!
ところが、お互い、腕に怪我しているせいか、力が入らずに短剣を落としちまって。だが、拾ってる暇はない、組み合ったまま、相手の首に手をかけて絞め殺そうとした!
俺達は兵隊だ。殺すのが仕事だ! 殺せ! 殺すんだ!」
若い伍三郎、見えない相手と激しく戦う。 
若い伍三郎「だが、駄目だ。手にも指にも力が入らない、痛いし、しびれるし、気分も悪い。そのうち、ええい、もう、勝手にしろ、殺したけりゃ殺せ、てめぇに勲章くれてやるよ。でも、俺みたいな雑魚を殺しても勲章はもらえない、ザマミロてんだ!
……ところが、なんと、奴も同じだった、もう、殺す力もなくなって、もう、どうでもいい、勝手にしろってな感じで手を放すと、俺の横にドサッと寝ころんだんだ」
若い伍三郎、倒れこむ。
若い伍三郎「星がきれいだった。雲が切れて、それこそ、満天の星空ってとこさ。俺もロスケ、いや、ロシア兵もしばらくじっと身動きもしないで夜空を見上げていたぜ。
するとな、奴が俺のポケットからこぼれ落ちたハモニカを手に取って、これは何だ、ってな顔で聞いてきた。で、俺はハモニカっていう楽器だぜ、って、ちょこっと吹いて聞かせたんだ。そしたら、奴がちょっと貸してくれって……」
ハモニカ演奏でロシア民謡が流れる。
若い伍三郎「なかなかいい歌でさ、俺も、お返しに日本の歌を吹いてやった。吹きながら、泣いちまったよ。押したら、奴の目にも涙がな……」
若い伍三郎、ハモニカ演奏。
若い伍三郎「そう、同じっていえば、ハモニカを吹く奴の手は、ごつごつと節くれだっていて、百姓の手だった。俺の手もそうだ。俺達、同じ百姓なんだ。馬を育て畑を耕して家族と暮らす百姓なんだよ。それが、国が違うことだけで、なんで殺し合わなきゃならないんだ? 馬や畑のことで助け合うのが本当なのに、なんでだ?
いや、俺達だけじゃない、ここで戦っている兵隊たちは、本当は皆兄弟なんだよ! 殺し合っちゃいけない、助け合わなきゃ。仲良く暮らそう、皆! 兄弟たちよ! 奴も一緒に叫んだぜ。『そうとも! みんな、兄弟なんだ! お早う、こんちわ、こんばんわ、俺の兄弟たち! 世界中の兄弟たち!』」
若い伍三郎、そう呼びかけながら立ち上がった瞬間、銃声一発、その場に倒れる。
暗くなる舞台。

茫然となる、星子と宙太。伍三郎、ハモニカを握りしめる。
星子「どうしたの、なにがあったわけ?」
宙太「な、伍三郎さん!」
伍三郎「流れ弾さ」
宙太「そんな!」
星子「!……」
伍三郎「弾は俺をかすめて、奴の心臓に……いや、もしかしたら、奴は俺をかばったのかも知れない、息を引き取る時、こういったんだ。タワーリシチって。同志とか兄弟っていう意味のロシア語らしい……」
星子「タワーリシチ……きょうだい……同志……」
伍三郎「そのタワーリシチが、俺に決意させたんだ。もう一度、頑張って歌芝居をやろう! 二度と殺し合わない世の中を、世界中のみんなが、支え合って生きていく、そんな理想郷に、俺の歌芝居で一歩でいいから近づこうってな!」

暗闇に低く聞こえる合唱。
合唱「〽(テーマ曲・歌はこころが作る。愛と時代を作る。)
   涙の川が 冥い海にそそぐ 吹きすさぶ風に 希望の旗がちぎれる
   冷たい氷雨に いのちの灯が凍える
   あたたかい光のもとで あなたに逢いたい……(中断する)」
   
伍三郎「でも、今度も思い通りにはいかなかった……」


                    (つづく)



追記 宙太です。本日、ボクチャンのお誕生日です。ケーキもカードもいらない。ただ、君のキスだけがあれば、それでいい。

第一幕


1―1
             

華やかな夕暮れ時の駅前付近。
騒音、若者達の嬌声、中高年女性達の喧しい会話等が入り混じる。
コンコ─スの片隅。ストリートミュージシャンの若い娘(星子)、覇気のない顔でギターを弾きながら自作のフォークソングを歌っている。だが、足を止めて聞いてくれる通行人はいない。
星子「〽(オリジナル曲・わたし、なにを歌えばいいの。)」
     恋の旅立ちは いつも春 花咲き乱れ 風薫る春
     恋の夏は花火 激しく炎を燃やし 髪をからませる夏
     恋の秋はじきに訪れ 早くも吹く木枯らし
     なぜそんなに急いで旅は終わるの……」 

ふいに、すぐ近くのビルの陰から、「あきらめ節」のハモニカ演奏が聞こえてくる。
星子「うるさいな、もう」
咎めるように、目をやる星子。
くたびれた作務衣姿の白髪の老人・伍三郎が、酔いでふらつきながらハモニカを吹く。
星子、我慢できずに伍三郎のほうへ。
星子「あの、ね、ちょっと……すいませんけど……」
伍三郎、ハモニカを吹き終え、歌い出す。
伍三郎「〽あきらめなされ……〽(あきらめ節)」
星子「(カッとなり)やめて下さい! お願いします!」
伍三郎、歌を中断する。
星子「それって、皮肉ですか? それとも、嫌み?」
酔眼を向ける伍三郎。
星子「んもぅ、とぼけちゃって! あきらめろ、あきらめろって……わたしの歌のこと? そんなにひどいですか!」
伍三郎「……」
次の瞬間、ハッとなる伍三郎。
伍三郎「ゆ、夢乃っ……」
星子「え?」
伍三郎「夢乃!」
星子に抱きすがろうとして、よろける伍三郎。
星子、悲鳴を上げて逃げる。その直後、駆け寄った若い男(宙太)の胸に飛び込む。
宙太「どうした、星子さん!」
星子「あっ」
星子、あわてて宙太の胸からとびのく。
星子「ご、ごめんなさい」
宙太「俺は別にいいけどね。で、何があったわけ? 悲鳴なんか上げちゃってさ」
星子「ゆ、夢乃って……」
宙太「夢乃?」
星子「お爺さんがね、わたしのこと、そう呼んで抱きつこうと……」
宙太「なにっ」
星子「そこ、すぐそこよっ」
星子、ビルの影を指差す。
宙太「ふっ、お爺ちゃんの痴漢か。ウチの施設にも、似たようなのがいるよ。ボケたふりしちゃってさ(笑)。どらどら、お説教してやるか」
宙太、ビルの影へ。だが、伍三郎の姿はない。
宙太「いないぜ」
星子「え?」
宙太「逃げたのかな」
あたりを見回す宙太、近くでチラシ配りをする若者(号外売りも兼ねる)に尋ねると戻ってきて、
宙太「そんなお爺さんはいないってさ」
星子「いない?」
宙太「君が一人で勝手にわめいていたって」
星子「そんな! ほんとよ、嘘じゃないわ……あそこにハモニカを吹くお爺さんがいて、わたしがうるさいっていったら、あきらめなされって歌いだして……」
宙太「あきらめなされ?」
星子「人を馬鹿にしたような変な歌詩。聞いたこともない歌だった」
宙太「あきらめなされ、ね……君、体調は?」
星子「別に、ふつうよ」
宙太「近頃、幻聴とか、幻覚とかは?」
星子「ない、ぜんぜん」
宙太「認知症、なわけないよな」
星子「あたりまでしょ」
宙太、いきなり星子の腕を掴み、
宙太「ちょっと、いこ」
星子「どこ?」
宙太「いいから、ついてくるべし」
星子「でも、まだ歌の途中だし……」
宙太「どうせ、誰も聞いちゃくれないよ。この俺以外はね!」
宙太、半ば強引に星子をつれていく。
星子の声「そう、いつも聞いてくれるのは宙太さんだけ。この近くの介護施設で働いているそうだけど、明るくて楽しくて、わたしには癒し系のいいお友達、それ以上でもないし、それ以下でもない……」


1―2

舞台下手奥に、カラオケスナックを想定した空間。カウンターの奥には、ママ。四人ほど客がいて、てんでにカラオケ全集をめくる。(客達の歌は演歌っぽい、ナツメロっぽい歌をオリジナルで。)
カウンター席に星子と宙太。。
宙太「(からおけ全集をめくる)あったあった。ちょいとシツレイ」
カラオケ番号をセットする、宙太。
ママ「あきらめ節ね。なつかしい」
星子「あきらめ節って?」
ママ「あたしが若い頃、ま、今でも十分若いけど、その頃、フォークソングの神様っていわれた人が歌ってたのよ。でも、元歌は古いみたいよ。明治とか大正とか」
宙太「作った人は、添田唖然坊か。(星子に)君が聞いたっていうのは、この歌かい?」
星子「ううん、歌詞は似てるけど、もっと、テンポが遅くて哀しそうだった……」
ママ「で、この歌をお年寄りが歌ってたわけね」
宙太「ところが、その爺さんを見たのはカノジョ以外誰もいないとくる。幻覚か幽霊か、それはさておき、君の人生への啓示、お導きと思って、あきらめなさることだね、歌姫になる夢は」
星子「いったでしょ。わたし、あきらめたりしないから。絶対に!」
宙太「でもさ、正直いうと、あ、怒るなよ、君の歌を聞いていても、伝わってくるものがないんだよな」
星子「なによっ」
ママ「宙太さんったら……」
宙太「あ、うん……ゴメン……」
星子「……わたしに才能がないのは、わたしが一番わかってる……一番……」
宙太もママも、しんみりとなる。
宙太「うん、まぁ、そう深刻に考えないでさ、今は懐メロでも歌って、すっきりと……」
星子「懐メロはきらいっ」
星子、泣き顔で睨みつけると、
星子「ママ、おトイレは……」
ママ「あ、奥よ。ドアの外」
星子「ありがと」
奥へ向かう星子、ドアを開ける仕草で出る。
星子「あっ」


(1−3へ、つづく)


追記 改訂稿です。今回は歌詞もきちんと書きこみ、劇団の仲間が作曲を引き受けてくれ、ちかじか、打ち合わせする予定です。かなり、楽しみです。

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