夜半亭(YAHANTEI)のブログ

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五四 振り向けば桐一葉落つ武家屋敷

 「桐一葉」というと、「桐一葉日当たりながら落ちにけり」(高浜虚子)が思い起こされてくる。清水昶も、その虚子の句は脳裏にあったことであろう。そして、「武家屋敷」と来ると、「桐一葉落ちて天下の秋を知る」の、桐を紋章にしていた豊臣家の滅亡の歴史などが思い起こされて来る。
 しかし、そういうことが、この句の背景にあるとしても、作者の清水昶は、ほんの些細なスナップ写真の一情景の句を提示しているに過ぎないということで、そこからイメージの拡がりは、全て、この句に接する側の方に委ねているのであろう。
 そういう作句姿勢は、五七五の十七音の最短のスタイルからして、極めて正しい姿勢なのであろうが、それが故に、その五七五の「配合」(取り合わせ)というのが、極めて重要なフアクターとなって来る。
 その「配合」(取り合わせ)ということにおいて、「桐一葉」と「武家屋敷」というのが、どうにも、ありきたりの月並みが感が歪めないのである。




「桐一葉日当たりながら落ちにけり」


1 作者は誰ですか。(高浜虚子)

2 季語は何ですか。(桐一葉)

3 桐一葉とは何と読みますか。(きりひとは)

4 一葉は「ひとは」以外に何と読めますか。(いちよう)

5 桐一葉はいつの季語ですか。(秋)

6 初秋ですか、晩秋ですか。(初秋)

7 何月ごろの季語ですか。(8月ごろ)

8 桐一葉とは、桐の葉がどうなることですか。(風もなくばさりと音を立てて落ちること)

9 桐はいくつか季語として用いられています。他にどういうものがありますか。(桐の花、桐の実)

10 桐の花はいつの季語ですか。(夏)

11 何月ごろの季語ですか。(5月ごろ)

12 桐の実はいつの季語ですか。(秋)

13 何月ごろの季語ですか。(10月ごろ)

14 桐は落葉樹ですか、広葉樹ですか。(落葉樹)

15 桐はどのぐらい大きくなりますか。(高さ10mぐらいまでなる)

16 桐の花は何色ですか。(淡紫色)

17 桐材は何によく用いられますか。(琴、タンス、下駄箱など)

18 桐はどこの紋章とされていますか。(皇室)

19 皇室以外に、桐を紋章としていたのはどこですか。(足利家、豊臣家)

20 一葉とはどういうことですか。(一つの葉)

21 日とは何ですか。(太陽の光)

22 「日が当たる」とは慣用句でどういう意味ですか。(地位、境遇などに恵まれる。はなやかで目立つ立場になる)

23 落ちるはどういう意味ですか。(支えるものがなく、ものが加速度的に下に移動する。葉・花などが散る)

24 けりはどういう意味ですか。(今まで気づかなかった事実、気がついて述べる意をあらわす)

25 「に」の品詞は何ですか。(助動詞)

26 「に」は助動詞何の連用形ですか。(ぬ)

27 「けり」の品詞は何ですか。(助動詞)

28 何の助動詞ですか。(過去)

29 「にけり」の意味は何ですか。(〜ていたのだった。〜てしまったことだ)

30 話者は誰ですか。(分からない)

31 その時の天気は何ですか。(晴れ)

32 根拠は何ですか。(日当たりながら)

33 「ながら」の品詞は何ですか。(助詞)

34 何助詞ですか。(接続助詞)

35 「ながら」の意味は何ですか。(動作の並行をあらわす)

36 この文は何と呼ばれますか。(俳句)

37 俳句には何が必要ですか。(季語)

38 俳句の約束事を書きなさい。(5・7・5のリズムがある)

39 5・7・5より音が多い場合、何と言いますか。(字余り)

40 5・7・5より音が少ない場合、何と言いますか。(字足らず)

41 この俳句の場合、並行している動作は何ですか。(日が当たることと落ちること)

42 葉が落ちることを何と言いますか。(落葉)

43 落ちている葉は一枚だけですか。(はい)

44 桐の木の下に葉は落ちていますか。(分からない)

45 この桐の木は木が密集している中にありますか。(いいえ)

46 話者の視線は桐の木に注がれていますか。落ちていく葉に注がれていますか。(落ちていく葉)

47 「日当たりながら」ではなく「日が当たりながら」ではだめですか。(だめ。字余りになる)

48 桐の葉が一番輝いていたのはいつですか。(落ちている間)

49 その葉が桐についていたとき、話者の目はその葉に注がれていましたか。(いいえ)

50 話者がその葉に目を向けたのは、葉が落ちる前ですか、落ち始めてからですか。(落ち始めてから)

51 葉が落ちた後、話者の目はその葉に注がれましたか。(いいえ)

52 その葉はゆっくりほぼ真下へと落ちましたか。(はい)

53 話者はこの情景を近くで見ていますか、遠くで見ていますか。(近く)

54 読むときどこで切れますか。(桐一葉)

55 日が当たっているものは何ですか。(桐の葉)

56 落ちていっているものは何ですか。(桐の葉)

57 「当たり」の活用形は何ですか。(連用形)

58 「〜ながら」を使って文を作りなさい。

59 桐の木を見たことがありますか。

60 桐の葉を見たことがありますか。

61 桐の花を見たことがありますか。

62 桐の葉が落ちるのを見たことがありますか。


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