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朝、会社に行く途中のローソン100へ寄った。ホットコーヒーを買うのだ♪
お店の中はパンが入荷したてのようで、棚いっぱいに並んでいた。 『1家族5個まででお願いします』 思わず笑みがこぼれた。 関係者はきっと苦労しながら入荷しているのだろう。 おにぎりもお弁当も少ないながらあったし、数種類ではあったが、カップラーメンもあった。 品薄の中でも、お店の人たちも自分たちに出来ることを頑張っているはずだ。 おじいさんがひったくる様にパンをかごに入れていた。 店内にいたお客は数人なのに。 少しだけ切なくなった。 でも、おじいさんもきっと大変なんだ。 買いだめしないでって呼びかけに応えて買い控え、2日間断食する羽目になった、という声も聞く。
8人の家族をかかえ、普通の買い物量なのに買い占めと嫌味を言われた話も読んだ。
うちは、買い占めるほどではないけれど、最初の頃にいつもより少し多めに買ったのは事実だ。
家族も5人いて、どうしたって買う量は多くなる。
だから、おじいさんも今まで食べられなかったのかもしれない。
1面だけ見て判断しちゃだめなんだ。
生ぬるい…。 珈琲を手に、ちょっとだけ不満に思ったけれど、会社の自販機では募金は出来ない。 ぬるいホットも私の心意気! レジが2ヶ所ある。 呼ばれたレジに募金箱はない。 あとで向こうへ行けばいいか。 向こうの声が聞こえる。 店員「すみません、5個までです」 どうやらパンが6個あったらしい。 女性「すぐ子どもが来ます!ほら何やってんだよっ!!ぐずぐずするんじゃないよ」 店外を怒鳴りつける。 パタパタと小学校高学年くらいの女の子がやってくる。 店員「すみません、1家族5個です」 女性「あ、そう」 さすがにこの震災時、女性はあっさり引き下がった。 けれど来た子どもを怒鳴り続けた。 家族を飢えさせない為に、お母さんは大変なのだろう。 でも、今そんなに怒鳴られるほどのことを子どもはしたのだろうか? 来いって言われて走ってきたよ? でも怖くて、何か言う勇気は私にはなかった。 渡されたお釣りも、その女性を押しのけて募金箱に手を伸ばすことは出来ず。 今日のお釣りは、苦みと痛みと共に私の財布の中へ返って来た。 餓鬼、という単語が頭に浮かんだ。 どんなに買い込んでも不安で、更に買おうとする姿が、この世に現出した餓鬼に見えた。 今まであったものがなくなる。 不安に陥るなと言う方が無理だ。 しかも余震は続いている。 だけど。 心まで被災しないで。 生きるために食べ物は必要で。 不安も恐怖も痛いほどわかる。 食べ物がない、それだけで不安で、食べ物のことしか考えられなくなっていく。
だけど、被災した心を復興するのは、きっともっと大変。 心の飢えは、物品じゃ収まらない。 その場で凍りついた私が言っていいことじゃないのかもしれないけれど。 文字通り命を削って災害を納めようとする人がいる。 寒さと飢えに震える人がいる。 それに比べたら今の不自由なんて大したことないよ。 1食抜いてもおなかすくけど死なないよ。 なんだかとっても切ない朝だった。 |

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