ある内科医の嘆息

30代内科医-うつろいゆく医療行政の狭間に漂う

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医療激変の10年

医者になって十年以上が経過した。
ここ10年の変化は激しいの一言に尽きる。
私が一般病院から大学に戻ってきてからの5年間だけを見ても、さらに加速しているように思われる。
端から見ていても、医療関係の記事が新聞をにぎわせることが多くなってきているのが分かるのではないだろうか。
現場では、もっと激しく激動しているのが分かる。
そして疲弊していく現場が見える。
来年は今年よりもっと悪くなるであろうことが手に取るように分かる…。来年、開業する医師と、新しく供給される医師との比率が完全にマイナスバランスだからだ…。

現場の疲弊感の一番の原因は医師不足だ。
医師が減っているのに、仕事が益々増えているのだ。
医師不足の一番の原因は厚生労働省の誤った政策による。様々な立場から具体的に医師不足を指摘する声が多々あるのに、現場を知らない厚生労働省は医師不足ではない、と主張し続けている…。
狂っているか、恣意的な何かがあるとしか思えない。

いつか、この役人の恣意的な不作為を法廷の場で責め立ててやりたいものだ。
恐らく死ななくてもいい日本人を多く死に至らしめるであろう政策が今、着々と進行している…。

保険医団体連合会が、何故医師不足になったのかを説明するパンフを製作し、PDFで公開している。とても良くできていますので是非ご一読下さい。そして可能ならば印刷して多くの方に教えてあげてください。
私の力は微力だけれど、少しでもできることをしていかなければならない…と、思っている。
http://hodanren.doc-net.or.jp/kenkou/isi-fusoku.pdf

閉じる コメント(6)

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静かなるサボタージュでしたっけ?勤務医が次々と開業していく状態を言い表した言葉。言い得て妙だと思いました。厚生労働省は馬鹿ではないでしょうから、何か策略があるのでしょうね。

2007/4/14(土) 午後 9:38 jk7*w

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策略…あればいいのですが。どうもお役所は単年度の処理は得意ですが、長期的ビジョンにたった施策というのが少ないように思うのです。担当もすぐにかわるし、前例を覆すのを嫌うし、何よりも臨機応変に融通が利かないし…。実は思ったよりもかなり馬鹿ではないか、と最近感じています。

2007/4/15(日) 午前 7:14 seita

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で、その策略が実は「司法改革」と連動していて…様々な医師不足から起こる諸問題を全て医師に押しつけて訴訟増加で対応しようとしているのではないか…というのを一番危惧しているところです。来年の診療報酬改定は開業医にはことに厳しいものになるだろうと思います。昨今の報道はそう言う方向に誘導されつつありますし…。

2007/4/15(日) 午前 7:16 seita

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USTさん、コメント有り難うございました。たぶん仰りたいのは「立ち去り方サボタージュ」だと思います。少しずつ現場から立ち去っています、マジで。来年の診療報酬改定では厚労省はその立ち去る先を潰そうと計画しているように思えてなりません。逃げ場を失った医師は何処へ行く?

2007/4/16(月) 午後 2:23 seita

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そうです。立ち去りサボタージュでした。そして、厚生省は立ち去り先をつぶそうとしているのでしょうね。

2007/4/18(水) 午後 9:20 jk7*w

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そうなんです!!立ち去り先を潰して、立ち残るようにしようと…。(;_;)。僕は立ち去りませんけどね…現段階では…。でも、辟易とすることばかりです。中間管理職の悲哀でしょうか…。田舎病院にいた頃は本当に毎日が楽しかったです…(T^T)。

2007/4/18(水) 午後 9:22 seita


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