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☆月光を感じてからだひらく駅
不思議な印象の句です。
例えば「月光を感じてドアをひらく駅」ならば平凡な句で終わりますし・・だめですね。
でも、ひらくのは「からだ」なんです。それが妙に獣めいて面白いと思いました。正木さんの
句にはで野生児的なものをよくかんじるのですが「からだをひらく駅」にもそれが
よく出ていると思いました。
☆やや甘き土になるべく落つる桃
いい句だと思います。散文ならば「桃が土に落ちた」だけの風景でしょう。
「やや甘き土になるべく」って木から落ちた桃を見る人のやさしい眼差しがかんじられます。
本当に命に対する優しさのある作風です。
こうなるとレトリックというものを超えてしまいます。
生き方とかその人の価値観が575という短い中に凝縮されてしまいます。
それもごく自然に。
☆長き長きインクリボンや銀河まで
わたしは原稿を書くときはなぜかワープロを愛用しています。今だに
インクリボンも使用しています。だから個人的に読んで微笑みました。
インクリボンは本当に長いものでうっかり伸ばすと・・きらきらできれいです。
「長き長き」のリフレインがインクリボンを詩的発想へ・・銀河まで飛ばしているのが
一見大げさですが・・面白いと思いました。
きらきらのインクリボンが作る詩的宇宙がわたしはとても好きです。
俳句の読みにはぜんぜん自信がありませんが改めて韻文定型詩は素敵だと思います。
散文とはぜんぜん違うあじわい。
ゆったりと読みながらこの夜の時間がとても豊かになるようで幸せな気分です。
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電池切れです、正木ゆう子さんの記事が素晴らしく、トラバさせていただきました。
2006/11/30(木) 午前 2:28 [ アズライト ]
いつも丁寧に読んでくださってありがとうございます。 いつもブログを読んで逆に勉強させていただいております。 まだまだ俳句を読めているとは思わないのですが勉強になるので 続行いたします。
2006/11/30(木) 午後 6:24